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一般書

電子書籍

獄中記

著者 佐藤優著

微罪容疑によって逮捕,接見禁止のまま512日間勾留された異能の外交官は,拘置所のカフカ的不条理の中で,いかなる思索を紡いでいたのか.神との対話を続け,世捨て人にならず,国...

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獄中記

税込 1,100 10pt

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獄中記 (岩波現代文庫 社会)

税込 1,210 11pt

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商品説明

微罪容疑によって逮捕,接見禁止のまま512日間勾留された異能の外交官は,拘置所のカフカ的不条理の中で,いかなる思索を紡いでいたのか.神との対話を続け,世捨て人にならず,国家公務員として国益の最大化をはかるにはいかにすべきか.哲学的・神学的ともいうべき問いを通してこの難題に取り組んだ獄中ノート62冊の精華.書下ろし100枚.

目次

  • 目  次
  •  序 章
  •  第一章 塀の中に落ちて ──二〇〇二年五月二〇日(七日目)から七月二八日(七六日目)まで──
  •  第二章 公判開始 ──七月二九日(七七日目)から九月二七日(一三七日目)まで──
  •  第三章 獄舎から見た国家 ──九月二八日(一三八日目)から一二月三一日(二三二日目)まで──

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みんなのレビュー38件

みんなの評価4.3

評価内訳

紙の本

自分の存在を読書に掛けるということ

2009/08/30 18:21

12人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:くにたち蟄居日記 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 単行本で読んだが 文庫になったので再読した。

 前回は佐藤優を初めて読んだ本であったので 正直 驚愕しつつも読み切れていなかった自分に気がついたところだ。前回読んだ後に 佐藤優の本のかなりを読んできたことで 彼と彼のバックボーンに詳しくなった。その上で 本書を読むと自分なりに読み方が深くなったことに気が付き 非常に嬉しいものだ。


 500日を超える留置所で佐藤を支えたのが読書であることが はっきりと浮かび上がってくる。読書には 趣味や楽しみという面も大きいわけだが本書から浮かび上がる読書とはそのような「気楽」なものではない。まさに自分の存在を賭けて本に立ち向かう著者の姿には凄味がある。

 本とは 著者との会話である。佐藤は孤独な獄の中で 実に多くの著者と「会話」している。その会話が 彼の背骨となり足腰となって 500日を超える日々を耐えた。かつ 獄を出た後の彼の大活躍も この500日の読書の日々にある。

 本書を再読して 改めて 自分の「読書」を反省している次第だ。

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紙の本

その精神力に感嘆

2015/12/24 23:17

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ねったいぎょ - この投稿者のレビュー一覧を見る

国策捜査により逮捕された筆者であるが、獄中で読書をしたり勉強をしたりで、生活を楽しんでいるのがすごい。ここまで精神力の強い人は、なかなかいないだろう。この本は、獄中での筆者の日記であるが、日記とは思えないほど文章が知的である。文庫にしては値段が高いと思ったが、内容からするとむしろ安いだろう。

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2009/04/18 18:07

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2009/05/19 22:47

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2009/05/26 12:25

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2010/01/16 20:20

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2010/06/06 19:24

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2010/11/11 01:59

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2011/10/09 10:35

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2011/08/28 00:22

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2010/01/21 17:30

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2011/01/29 15:34

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2011/07/24 22:41

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2009/09/23 15:59

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2012/02/06 10:48

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