仮面の日米同盟 米外交機密文書が明かす真実
著者 春名幹男
「日米安保条約があるから、アメリカは日本を守ってくれる」は幻想だった! 集団的自衛権の議論にも一石を投じる衝撃の事実。日米関係を長年、取材してきた著者は、40年以上前のア...
仮面の日米同盟 米外交機密文書が明かす真実
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商品説明
「日米安保条約があるから、アメリカは日本を守ってくれる」は幻想だった! 集団的自衛権の議論にも一石を投じる衝撃の事実。
日米関係を長年、取材してきた著者は、40年以上前のアメリカ政府機密文書に記された、こんな文言を発見した。
「米軍は日本本土を防衛するために駐留しているわけではなく(それは日本自身の責任である)、韓国、台湾、および東南アジアの戦略的防衛のために駐留している」
こうしたアメリカの政策は今も継続されている。2015年4月に発表された日米の政府間文書「日米防衛協力のための指針(ガイドライン)」には、日本の防衛は日本の「責任」という記述が書き込まれているのだ。しかし、ガイドライン日本語版からは「責任」という重要なキーワードが消えていた。誰が、何のために、作為的な翻訳をしたのか。
日米関係の転換点となった沖縄返還へさかのぼり、機密文書をもとに日米同盟の裏側と、そのあやうい現状を暴く。
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やはり
2016/01/20 23:28
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:bookman - この投稿者のレビュー一覧を見る
日米同盟があるので、何かあったらアメリカが日本を守ってくれると思っている日本人が多いようですが、それは違うということを、著者は公文書で裏付けてくれました。自分の国は自分で守る、そういう気概がなくてはいけません。
「なぜ保守政権は安保条約に固執するのか」の突っ込みを
2015/12/28 09:05
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くりくり - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本をアメリカの不沈空母と言ったのは元首相の中曽根康弘氏
本書を読んで、日米安保条約はアメリカが日本を守ってくれるものではないことをみんな知った方がいい。アメリカが、戦争をしに行くための足場なのだ。
中国脅威論を持ち出す政治家も多いが、アメリカは日本の頭越しに中国とよろしくやっているのだから、「中国脅威」も日本をけん制する手段の一つにすぎない。
じゃあなぜ歴代保守政権は安保条約に固執するのか、いま、安倍政権が集団的自衛権行使に踏み出した時点で考えるべきことがが本書では十分説明されていないが、「なぜ」を考えるきかけになれば本書の目的は果たされたと見るべきだろう。
仮面の日米同盟
2016/12/12 11:14
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:J.J. - この投稿者のレビュー一覧を見る
時代とともに変化してゆく同盟関係、結局は勝者と敗者の関係から逃れることは出来ないのか、戦後70を経て両国のトップが戦争の始まりと終わりを象徴する場所を慰霊訪問するこの時こそ考え直す必要性がある。