紙の本
広く読みましょう
2015/11/23 20:00
4人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:玉 - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルのイメージできわものと思わないでください。マスコミがなかなか報道してくれない、現代の闇。若者たちが悪いわけではありません。世の中が、政治が悪いのです。こんな本がなかったころに戻しましょう。
紙の本
日本の貧困のは広がっている
2016/02/23 23:00
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Freiheit - この投稿者のレビュー一覧を見る
中年以上の人々は大学生といえば、レジャーランドとか遊んでいると思いがちであるが、女子大生風俗嬢は貧困のため、学費や生活費がまかなえず、コンビニなどの時給の安いアルバイトをしても困窮状態が変わらず、風俗に至っている学生が多い。嫌な仕事であるが、お金と割り切って働いている。大学の学費はアメリカにならい、国立大学でも物価上昇率の何倍もの値上げを行い、また、「奨学金」という名前の「ローン」は卒業時には500~600万円もの有利子借金となり、卒業していく。今の学生は我慢することに慣れすぎて、声を上げないよう教育されているのが悲しい。このような国に未来があると思えない。
紙の本
若者社会の真実
2018/05/09 08:36
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ジル - この投稿者のレビュー一覧を見る
ある意味、日本の若者社会の真実なのかも知れない。
投稿元:
レビューを見る
<目次>
はじめに
第1章 女子大生風俗嬢の履歴書
第2章 「平成型苦学生」の出現~男子もカラダを売る
第3章 貧困の沖縄を行く
第4章 なぜ彼女たちは騙されるのか
第5章 風俗はセイフティネットか
第6章 トップスペックの学生はAVへ
第7章 世代格差とブラックバイト
<内容>
最初は「風俗」への興味から。しかし、読み進むにつれ、衝撃の事実が続いた。
平成の経済不況の中で、学費の高騰は続き、家庭は貧困化が進む。学生は奨学金などを借りて大学に行くものが半分弱に上っているが、学費以外の生活費などの捻出も苦労する。かつてのようなバイトは皆無に等しく、長時間勤務、物価にリンクしない時給、その他ブラックバイトの急増。女学生は手っ取り早く安定している「風俗」のバイトへ走る。もう経験などは関係ない。彼氏の有無も関係ない(第2章では男子の風俗も紹介される)。普通の学生生活が送れるのは風俗バイトの子ばかりの様相。(3章の沖縄編は、沖縄の経済格差を証明しているが、ちょっと本筋からはズレ気味)
4章ではちょっと賢い男に騙される女子学生の例が載る。5章では、介護のバイトの例があり、ブラックバイトが次々と載る。
通常の感覚だと、「風俗」に足を踏み込むのはかなりワケありだったが、その線は薄い例が多い。
考えなければならないのは、本当に大学に行くべきなのか(ランクの低い大学ほど貧困は目立つ)、奨学金を借りるのかなどなど。
教育界はもちろん、経済界もこうした状況は日本の滅亡への一歩だと思うので、雇用や教育をしっかりと考えないと…
投稿元:
レビューを見る
改めて若年世代の貧困について、リアルに感じられた。
自分が非常に恵まれていることを実感した。
お金や経済に関して、もっと目を向けて、知識を吸収しなければ、自分もすぐに同じ状況になってしまうのではないかと感じた。
投稿元:
レビューを見る
学費の妥当性、奨学金制度の在り方、そしてブラックバイトや就職について、いまの大学と社会、経済等の関わりを真摯に深く考える上でのきっかけになった。
投稿元:
レビューを見る
奨学金制度という国ぐるみの貧困ビジネス。高卒じゃたいした就職口がない。大卒でも借金を抱える。もう詰んでるとしか言いようがない。こんな構図を知ったら子供欲しいなんて言ってらんない。少子化対策ってのは本当に広範囲で行わないといけない。
投稿元:
レビューを見る
若者の経済的困窮は放置できない大変な問題。
もっと社会全体で真剣に課題を掘り下げて早急に対策を講じなければと思うが、やはり高齢者問題の方が優先されているような気がする。国の将来を考えれば若年層の貧困問題の方がプライオリティは高いと思う。
投稿元:
レビューを見る
タイトルによって損をしているのではないか? 教育費が他の物価より上昇が激しかったかつ家庭の所得が落ちたことが「進学」というものを困難にさせている。その結果風俗に…の論点を立たせたタイトルにした方がもっと世に問えたのではと思う。その点だけが残念。
投稿元:
レビューを見る
奨学金 という名の借金。
僕が学生だった頃と様相は全く異なる。。
認識を改めなくては。。
この先どうなってしまうのだろう??
第4章 なぜ彼女たちは騙されるのか は、僕の知らない世界。
彼女たちはほんの氷山の一角だろう。衝撃的だった。
投稿元:
レビューを見る
著者が取材した大学の教授が
「日本はもう、壊れていますよ、メチャクチャです」
といったように、最高学府で学んでいるはずの学生が
経済的な理由からメチャクチャになっていることが分かった。
親の年収は減っているのに大学の学費が他の物価上昇に比べて異常に上がっていること、返すあてもまだ分からない学生に奨学金を貸し付け、学生が学問よりもバイトに明け暮れなければならないこと、そのバイトがてっとりばやく高額を稼げる風俗なこと。
風俗で働くという敷居が低くなっているのか、そうせざるを得ないのか。
風俗、身体を売るということは魂の殺人と同じ。
生活するために自分で自分を傷つけなければ生活できない学生が多くいることに驚いた。
彼氏に騙されても風俗で働き金を貢いでいた女子学生にも驚いた。というか、女性をだまして、風俗で働かせ、風俗で得たお金を巻き上げるという行為が読んでいて怒りがわいてきた。
中国人の富裕層の愛人になりたいという女子学生にも驚いた。
介護、ブラックバイト、風俗、社会での経験が浅い学生をターゲットに負担をかけ、おいしい思いをしている大人がいるかと思うと本当にこの国はメチャクチャだと思った。
騙すほうが悪いのか、騙されるほうが悪いのか、
騙すほうが悪い世の中であって欲しい。
投稿元:
レビューを見る
「風俗をやって本当によかった」彼女たちが異口同音に語る理由。大学がレジャーランドだったのは遠い昔。親は貧困に転落し、ブラックバイトも増加。人生に重い足かせをはめる奨学金の存在…。資格をとりたい、留学したいといった「向上心ある学生」ほど、身体を売らざるをえない現状をリポート。(男子学生もね・・・)
もう、本当にこれが日本の現状なのか?と目を覆いたくなるような悲惨さ、切実さ・・・格差ありすぎ。
そして今や、風俗もAV女優もスペックが高くなければ断られちゃうとか・・・。
奨学金という名の借金のために、時給の安いバイトの掛け持ち、ブラックバイトによる搾取に甘んじなければならない学生の脱出の道が険し過ぎて、想像を絶する。
なんつーか・・・ホントにメチャクチャ。壊れちゃってるよね、日本・・・って感じ。
現実見ると生きていけなくなっちゃうから、心を無にして、もしくは現実逃避の夢を見つつ、日々をこなしている。
スペックが高くって風俗で稼げて、生活にも余裕ができて、学業にも専念できるようになってよかったね、って思えちゃうところがコワイ。
お金持ちの愛人希望とか、ありだよねってなるわなそりゃ・・・。
日本の未来が真面目に心配になること請け合いです。
真面目に、読んだ方がいい1冊だと思います。
投稿元:
レビューを見る
これは、題名からすると、なんかあざといなという風に思うかもしれません。でも、実はすごくちゃんと取材をして書かれた良作です。以前このメルマガでも紹介した、『ルポ中年童貞』の中村淳彦さんの本ですね。ぼくがこのメルマガで取り上げたことがきっかけで、週刊文春の記者から声がかかりまして、中年童貞をテーマに対談をしたんですよ。その時中村さんに「今取材しているのがすごいんで、本ができたら送ります」と言われたのがこれです。
(石田衣良公式メルマガ「ブックトーク『小説家と過ごす日曜日』」11号より一部抜粋)
投稿元:
レビューを見る
風俗に勤める事でで漸く学費が賄える異常国家。身ぐるみ剥ぐような奨学金制度もどうかと思う。
学歴による賃金差を無くすとか採用条件に差を無くすとかしないとパパ活やら交際クラブやら形を変えて永遠に続くような気がする。
投稿元:
レビューを見る
健康保険に更に介護保険、年金から源泉徴収の制度、高齢者に厳しい社会です。一方で、親世代の収入の低下と学費の高騰で、今の大学生にはお金がないと。バイト漬け、奨学金という絶望の借金、風俗の選択(女子だけでなく男子も)とか・・・。バイトで月5万、デリヘルで25万、高級ソープで90万円・・・、資格を取りたい、留学したい、公務員になりたい、将来を見据える学生ほど風俗を選択しているとか・・・。(本当に本当か!)日本、大丈夫かっ!更に風俗産業も深刻なデフレ、風俗までやって貧乏な時代、生活保護程度しか稼げないとか・・・。