ＮＨＫサラメシ　あの人が愛した昼めしの店

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役者、歌手、落語家、実業家、ゲームクリエーターなど様々な分野の著名人のとっておきのひと皿が紹介されている。NHKサラメシのコーナーで紹介されたものをまとめたものなので、見覚えがある人も多いのでは。

34人の34皿、どんなお料理なんだろうかとわくわくして読んだけが、さすが日本人。うなぎと天丼が圧倒的に多い！（笑）
お寿司かなと思ったけれど、お寿司は少数派。
一流の人は精のつくものを食べるのかな。

特に印象深いひと皿は、中村勘三郎さんのインドカレーかな。ここまで常連になるのってすごいな。天国でも美味しいカレー食べていることでしょう。ナイルってテレビでは良く見ていたけれど、歌舞伎座のすぐ目の前なんですね。一度行ってみたいな。

あとは小林かつ代さんのロールキャベツ。とろとろになるようにあえてランチの終わり頃に食べに行くというエピソードが微笑ましい。洋食を愛した昭和を代表する料理研究家が、家庭にもその味を伝えたんだなと思うと感慨深いものがあった。

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熱すぎず、じめっとし過ぎてもいず。物足りなくもあるけど、いろいろな人の横顔をちょっと覗き見る感覚でさらっと読むにはちょうどいいかな。

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各界の著名人34人の通った店、惚れた味が収録されています。勝新太郎「ハンバーグ」、原田芳雄「天丼」、佐藤慶「醤油ラーメン」、本田美奈子「しょうが焼き」、島倉千代子「パスタとピザ」、岸田今日子「ナスカレーと炒飯」、尾崎紀世彦「ネギソバ」、夏八木勲「チキンカレー」、三國連太郎「ステーキ丼」etc。「ああ、あの人はこんな雰囲気の店でこんな昼ご飯を楽しんでいたんだ」という思いもさることながら、みんなお亡くなりになって、生前の姿を思いつつ、寂しい気持ちになりました。

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繰り返し食べる日常の食事は、どんな有名な人でも、思いのほか単純というかシンプルだ。お腹がすいてきた！

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ＮＨＫ「サラメシ」エンディング前のコーナーの書籍化で、
各界の今は亡き著名人34人の日常、通い愛した店と味を紹介。
ナレーション全文とTV画像、著名人の紹介、店のデータ有り。
様々な経歴と個性を持つ方々。
勝新太郎、円谷英二、飯野賢治、本田宗一郎･･･そんな彼らが
何度も足を運んだ店。愛した食。必ず同じ席でという人もいる。
行列をしてでも。又はお昼のピークを過ぎた頃に腰を落ち着けて。
居心地の良さ？店の人の人柄？大好きな味？
通う理由は人それぞれだけど、和める・寛げる・普段着の･･･そんな
言葉が浮かんできます。又は鋭気を注ぎ込むというのも。
驚くようなメニューでは無い、普通の昼めしに惚れ込むというのが
良かったです。カツメシ、ハンバーグ、天丼、うな重、カレー等、
まさに「ささやかな至福」･･･どれも美味しそう！
読んでいたら、中井貴一の声が脳内で再現されてしまいました(^^♪

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番組が大好きなので、サラメシに続きこちらも。
中井貴一さんの優しい声で紹介する番組最後のコーナー。有名人も普通の人の同じだと思える本です。ごちそうさまでした。