紙の本
心が休まる
2022/06/04 08:05
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投稿者:かのま - この投稿者のレビュー一覧を見る
私は特別犬好きというわけではありませんが、あなたの心温まるストーリーにとても癒されました。動物は人間よりも先に死んでしまうことがつらく、今まで動物を飼うことに抵抗がありましたが、毎日をともに生きることができるならその時間がかけがえのないものである気もします。
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良かったです。泣いた。感動です。巻頭詩、トイプードル、フレンチブルドッグが良かった。Ⅰも読みたい。「飼い主が幸せなら、犬も幸せなんです」わかる。
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図書館で借りた本。
ソウルメイトの第2弾。こちらもたくさんのワンちゃんとその家族の心温まる話がたくさんつまってました。
トイ・プードルのダンテと白血病の少女千尋、ミックスのシロとイリオモテヤマネコのタマ、ラブラドールの盲導犬ジョーヌ、フランス語で天使の意味を持つ名のアンジュ、エマと最後に最高の時間を過ごした家族、孤独のフレンチ・ブルドッグと孤独なおじさん。どれもいい話で、老後はワンちゃんとの生活もいいな。と思った。
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新聞の広告で見てずっと気になってた本。
様々な犬種の犬たちと人間との絆を描いた短編集。犬好きとしては、どの話も涙なしでは読めなかった。2月頭にして1年分の涙を出し切ったような気持です。
すでに最初の詩から号泣。フラットコーテッド・レトリーバーのエマの話が、以前飼っていた犬のことを思い出して一番泣きました。フレンチブルの話もよかったなぁ。
以前飼っていた子たちも、今の子も、みんな魂で繋がっている。いつか別れの日が来ることを思って泣いたりもするけど、そう思うと少しだけ救われる気がする。
1冊目も読みたい。
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電車で読んではいけません。という帯をつけたくなった。
前作に違わず、読んで涙が止まりません。
学生時代に、マンションのドアを開けると仔犬が尻尾を振っていたことがあった。茶色のその仔犬は人懐っこく、かといって、ひとり暮らしで飼うわけにもいかないので、大学で自宅生の知り合いに片っ端から電話をかけて、その仔犬の貰い手を探したものの、叶わず、途方に暮れたことを思い出した。当時はバブル真っ只中。東京で庭つきの持ち家に住むことは夢物語だった。結局、今、終の住処となりそうなマンションはペット禁止なので、犬との生活は叶わないまま、老いさらばえてしまうのだろうか。ソウルメイトとは巡り会えそうにない。
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ペットロスの只中に読みました。
些か、自虐的ですが、真剣に次の子が欲しくなります。
作中にあるような、レスキューされたような、
成犬が。
子犬から、飼うのは、15年位の犬生に保証をしてやれるか心配になります。
作者のバーニーズ好きは、ブログを拝見しているのでよく知っています。
ワルテルとソーラは、よく拝見し、虹の橋を渡ったのも読みました。
私的には、3頭目ですが、ポッカリ感がたまりません。
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こんな賢い犬はそうそう居ないやろ!と出来すぎ犬に苦笑してしまう所もあるが、犬を飼っている人間なら絶対泣いてしまうだろうと思う。
私はどの話も号泣(笑)。
作者がバーニーズマウンテンドッグの良き飼い主、良きボスであるので、小説という形を取りながらも飼い主のマナーブックとしても読める。犬の食事、マナー、病気、ブリーダーやレスキューなど、犬を取り巻く世界全てを教えてくれる一冊ともいえる。
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ソウルメイトⅡです。
著者の馳さんの飼っているバーニーズは以前飼っていたうちのワンコと出身犬舎が同じだったので、犬舎が主催する集まりやドッグショーで馳さんご夫妻とはご一緒したことがあり、勝手に親近感がわいてます☆
病と戦う少女と家族に寄り添うトイプー、
妻に先立たれた老人と一緒にネコを育てるミックス、
視力を失った偏屈な男に尽くす盲導犬のラブ、
愛犬の死から立ち直る前に母が次の犬を迎え、心をひらけないでいる娘に天真爛漫に笑顔を振りまくバセット、
安楽死を選択せざるを得なかった家族と、それでも最後まで幸せだったフラッティー、
ホームレスで自殺を考えていた男の再生のきっかけを与えたフレンチブル、
歴代の飼い犬の思いを受け止める男と伝えるバニ、
犬と人間のきずなを描いた7つの短編集です。
前作よりも馳さんの心の安定が読みとれ、なんだか少し嬉しい気持ちになりました。
きっと、時の流れや、新たなワンコ達との出逢いが死別の苦しみを和らげたのではないかと想像できたからです。
そして私自身も、この本でたくさん励ましてもらいました。
どの章も印象的で、様々な思いが蘇りましたが、バセットハウンドの章は今の私には特に刺さりました。
「ルカはルカ。アンジュはアンジュ。どちらもかけがえのない亜紀の家族だ。
最愛の犬を失い、うちのめされ、それっきり犬を飼わなくなる人がいる。また新たな犬を迎えて以前と変わらぬ愛情を注ぐ人がいる。
~犬は飼い続けるべきなのだ。今ではそう思う。~代が替わっていくうちに人間も成長する。人間が成長すれば、犬はもっと幸せに暮らしていけるようになる。
ルカに教わったことはいっぱいあった。~」
一番号泣したフラッティーの章では、色々なことを思い出しました。
うちの子も、てんかんの症状を病院の先生に予告されていたのです、が、実際には一度も発作は起こさずにあっけなく旅立ってしまいました・・・
もっとお世話をしたかったしもっと長く一緒にいたかったけど、こういう選択肢を考えるヒマがなかったことはあの子の配慮だったのだなあ、とつくづく思いました・・・
犬はいつも「いま」を生きている。
私は、私と関わったワンコに生きる喜びをあたえ、一緒に幸せを味わっていきたいです。
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犬と人間の短編集なんてきっと自分は泣いてしまうと前作のときもそう思っていたが、今回も予想を遥かに超える号泣をしてしまった。中でもフラットコーテッド・レトリバーのエマの安楽死の話は辛過ぎた。作者は最後の短編で言う。犬は魂の伴侶。亡くなったとしても「魂で繋がっているのだ。哀しむことはない。嘆くことはない。」と。そしてまた新しい子を迎えてと。でも私はどうしても愛するあの子への想いで心が一杯で、まだまだそれは当分出来そうにない。
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犬好きは犬がもっと好きに、飼っていない人はすぐにでも家族に迎えたくなる。
千尋ちゃんの最期の日々を素晴らしいものにしたトイプードル。シロが連れてきたヤマネコをたまと名付けて一緒に暮らした永勝。盲目作家の心を徐々にとかしていく盲導犬ジョーヌ。母犬に噛まれて見た目はかわいそうなのに、笑顔で周囲を魅了していくアンジュ、。エマの安楽死を選択した家族。
私が一番好きなのは、何もかも失くして死に場所を探す男と出合ったフレンチブル。最初に名付けた「ぶひ子」はあんまりだと思うが、本当に命の恩人になるあたりは、あまりに小説的な展開ではあるけれど、ほっと気持ちがやわらいだ。
最後のバーニーズ・マウンテン・ドッグ。亡くなった犬の魂について、こんなふうに考えれば、愛犬との別れを経験しても、心穏やかに過ごせそうである。
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ソウルメイトと、この第2弾で、「犬」は人に寄り添ってくれる一番の動物なんだなって改めて思い、かつて飼っていて、7年前に逝った「ゆうき」っていう犬の事を思い出しました。
ある日、ゆうきと散歩に出掛け、よく立ち寄っていた田んぼで、いつものようにリードを外し、ゆうきは喜んで思い切り走り回っていました。その頃、わたしは悩んでいて、ゆうきを眺めている間に涙がでてきて、座って俯いて泣いていました。気がつくと、側にゆうきが居て、走りに行かず、私の横にただただ座っているんです。いつも「帰るよ~」って声をかけるまで戻ってこないのに。あれはやっぱり、私に寄り添ってくれていたんですね。
様々な犬種とその家族を通じて、犬と人とのそれぞれの絆をみることができました。
「フレンチ・ブルドッグ」のお話が、一番印象に残りました。死のうと思っていた男性がフレンチブルドッグに出会い、ただ今を一生懸命生きているフレンチブルドッグと一緒にいる内に、再び生きていく男性の姿に、またその男性とフレンチブルドッグを迎えいれる母親に、心を打たれました。
私もあれこれ思い悩まないで、今を一生懸命生きようっていう気になります。
人間と犬の関係性やその絆、それぞれにある物語、またその裏にある悲しい問題も、本当に上手く表現され描かれていると感じています。
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愛犬との日々を過ごす7つの短編物語、其々の人と犬との繋がりを描き、飼い主/愛犬が先立つ話は私も過去2匹の愛犬を亡くした経験から心に沁みる。愛護団体の神が絡んで保護犬を譲り受けたり等々関係を持ち、ペットショップのなり初めが無いのは良い。全ての話が、保護犬が飼主の愛情を受け又、見返りなど無く純粋に飼主を幸せにする犬の話。
「人間は、過去の事を悔やみ未来の事を思い悩むが、犬は過去も未来も関係なくただ懸命に今を生きる」
・トイプードル編:
白血病の少女と愛犬の話(涙)
・ミックス編:
妻に先立たれた男と愛犬の話
・ラブラドールレトリバー編:
目が不自由な物書きと愛犬の話
・バセットハウンド編:
仔犬時に親に顔を噛まれ容姿が悪いが周りを幸せにしセラピードッグを目指す話
フラットコーデットレトリバー編:
病魔に侵され前片足を無くした後、周りを暖かくした愛犬が再度病魔に見舞われ最後、安楽死を決断する買主の葛藤を描く話(涙)
・フレンチブルドッグ編:
仕事も家庭も無くし自殺場所で捨て犬と出会い立ち直る話(涙)
・バーニーズマウンテンドック編
同犬種を3代に渡り買い続け若く病死した3代目の死で打ちひしがれ「ソウルメイト(魂の伴侶)」の言葉に救われる。
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ソウルメイト=魂の伴侶として犬に寄り添い、犬との絆を綴った7編。保護犬の譲渡会で出会い貰われてきたり、盲導犬として健気に活躍する犬や、偶然に山中で出会い自殺を回避させた犬など心が打たれた。愛情を持って接すれば犬は答えてくれる。それだけに別れの時は悲しいが、「犬には過去も未来も関係ない。ただ懸命に今を生きているだけだ」このフレーズが何度か出てきたが、まさにそのとおりにだと実感した。癌に犯され一度は治ったが再発して、安楽死を余儀なくされ見送るレトリバーの飼い主の覚悟と悲しみに涙した。
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犬を題材というか主人公にした短編小説集。ソウルメイトⅡという副題がつけられているように、同じく犬を主人公にした短編小説集「ソウルメイト」の続編。前作と同じく、馳星周の犬への強い愛情が感じられる短編小説集だ。
好き嫌いが分かれる本だと思う。愛犬家の方はおそらく好きな小説集だと思う。犬に興味のない方は、さほどの興味を持たない小説集かもしれない。私自身は、犬を飼っている訳ではないが、犬は好きなので楽しく読むことが出来た。
前作の感想でも書いたが、私自身は散歩をよくするが、散歩の途中で犬を連れた人に本当によく出会う。2018年の日本で飼育されている犬の数は890万頭らしいので、それもうなずける話だ。
私がよく見かけるのは、柴犬。出会う数は圧倒的に多い気がする。それ以外だと、ゴールデンレトリーバー、また、ダックスフントやチワワなどの小型犬もよく見かける。けっこう躾がきちんとされているのだろうか、皆、人間について大人しく歩いているし、犬同士が出会うことも多いが、ほとんど吠えあうようなこともない。昔に比べると、犬を飼うこと自体のマナー的なものが洗練されてきているのだろうな、といつも思う。
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犬と出会い人生が変わった、それぞれ犬種が違う7話。どの話も心うたれる。動物を飼うという事は愛し愛される気持ち、共に生きることが素晴らしいとということに気づかせてくれた。ソウルメイトの意味、、魂の伴侶、、とてもいい言葉だ。