- 販売開始日: 2016/01/14
- 出版社: 技術評論社
- ISBN:978-4-7741-7716-8
ウイルス・細菌の図鑑 --感染症がよくわかる重要微生物ガイド--
身の回りには常にウイルスや細菌が存在していますが,肉眼でとらえることはできず,それらを普段気にかけることはありません。しかし,彼らはヒトに感染症をもたらし,死に至らせるこ...
ウイルス・細菌の図鑑 --感染症がよくわかる重要微生物ガイド--
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商品説明
身の回りには常にウイルスや細菌が存在していますが,肉眼でとらえることはできず,それらを普段気にかけることはありません。しかし,彼らはヒトに感染症をもたらし,死に至らせることがあります。ミクロの世界の覗き見て,多くの研究者が感染症の原因を探求し,病気の治癒や撲滅に挑んできました。本書では,これまでの研究の成果を豊富なイラストや写真を用いて,フルカラーで解説します。ウイルスや細菌の構造や増殖の方法,感染症の仕組みまで徹底図解します。さらに,身の回りに潜むウイルス・細菌を感染症と関連づけます。
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各種感染症を引き起こす原因ウイルスと細菌
2017/04/23 18:04
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投稿者:melon - この投稿者のレビュー一覧を見る
肺炎や風邪、食中毒など、それぞれの症状を引き起こすウイルスや細菌がカタログのように紹介してあります。それぞれの微生物の特徴がわかりやすくまとめられています。
また本書の冒頭部はウイルスと細菌の基礎知識がまとめられています。こちらには耐性菌の説明がありますが、ペニシリンに耐性を持った菌に対して有効な抗生物質であるメチシリンが開発されたものの、メチシリンに対する耐性を持った菌がすぐに登場してしまったようです。メチシリンに耐性の菌に対して有効な抗生物質としてバイコマイシンが開発されたのが1972年。そのバイコマイシンに耐性菌が現れてしまったのが1988年ということですからおよそ16年耐性菌を生み出さずにすんでいたものであり、これが破られてしまったのは非常に残念であります。その後2000年にはリネゾリドが開発されるも2001年にはその耐性菌が、2003年にはダプトマイシンが開発されるも2005年にはその耐性菌が登場しているようで、せっかく抗生物質を開発してもすぐに耐性菌が生まれてしまうという状況にあるようです。
細菌やウイルスを紹介している後半部分ですが、こちらの写真を見ていると、ウイルスが小さくて捉えにくいものであることを感じ取れるでしょう。細菌は立体感のある写真であり、表面の毛がたくさんある様子も見て取れます。一方でウイルスはモザイクのような白黒写真であり、小さいために細菌のように詳細には写真が撮れないのでしょう。