刺青・性・死 逆光の日本美
著者 松田修
刺青、それは閉ざされた美である。暗黒のゆえに極彩の美である。秘めよ、秘められよ、開かれてはならない。いつの日にも俗物への、体制への、衝撃であらねばならない――。生命に彫り...
刺青・性・死 逆光の日本美
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商品説明
刺青、それは閉ざされた美である。暗黒のゆえに極彩の美である。秘めよ、秘められよ、開かれてはならない。いつの日にも俗物への、体制への、衝撃であらねばならない――。生命に彫り込まれた虚構、解脱を拒否した無頼の詩語。それはいかにして芸術に高まったのか。異端美の系譜を追究し続けた著者による、日本刺青の精神史。
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とっても不思議な精神世界を旅するような感覚に襲われる一冊です!
2020/03/03 11:51
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、我が国日本における「刺青」の精神史を詳細に語ってくれる貴重な書です。同書の著者は、刺青は生命に彫り込まれた虚構、解脱を拒否した無頼の詩語であると言います。そして、この刺青がどのようにして芸術の域にまで高められていったのかということを考察した一冊となっています。内容構成も、<刺青>編として、「1 刺青への誘い」、「2 刺青・その秘匿と顕示」、「3 革命と聖痕」、<性>編として、「1 痛みと怨恨の機能」、「2 南北復活における血の論理」、「3 絵金神話の詩と真実」、「4 戯画としてのユートピア」、そして<死>編として、「1 一人による犠牲死」、「2 性と死の冥婚」というテーマで話が進められ、とっても不思議な精神世界を旅するような感覚です!