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  • カテゴリ:一般
  • 販売開始日: 2016/03/04
  • 出版社: 集英社
  • レーベル: 集英社文庫
  • ISBN:978-4-08-747697-2
一般書

電子書籍

インコは戻ってきたか

著者 篠田節子

“究極のハイクラス・リゾート東地中海の真珠キプロス島”女性誌の編集部員響子の海外取材は、このキャッチコピーのようにいくはずだった。だが実際は限られた予算と日程をやりくりす...

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インコは戻ってきたか

税込 713 6pt

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インコは戻ってきたか (集英社文庫)

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商品説明

“究極のハイクラス・リゾート東地中海の真珠キプロス島”女性誌の編集部員響子の海外取材は、このキャッチコピーのようにいくはずだった。だが実際は限られた予算と日程をやりくりする、カメラマンとの二人旅。そして風光明媚で文化遺産に恵まれた島は、民族と文化が複雑に交錯する紛争の地でもあった。39歳、夫も子供もいる女に訪れた、束の間の恋。圧倒的なリアリティをもって迫る長編小説。

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みんなのレビュー18件

みんなの評価3.5

評価内訳

紙の本

この小説の舞台で、2004年のいま、オリンピックが開かれている、それって本当のことなんだろうか。ギリシアとトルコの対立、それってサッカーの話じゃあないのと思ってしまう

2004/08/23 21:58

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

《女性誌サン・クレールの取材で、キプロスに出かけた平林響子。カメラマンの誘いを断りきれずに出かけた先は、ギリシアとトルコが対峙する村だった》

北上次郎が「冒険小説の時代」と謳いあげたのが1990年、その時点で誰がその重要な担い手が女性作家になることを予想しただろう。船戸与一だけを残して男性陣は殆ど撤退。ミステリに逃げ込み、世界の情勢に目を向けようともしない。そのなかで、桐野夏生や高村薫、恩田陸、高樹のぶこ、そして篠田節子たちが、静かに厳しく現実を見つめる。

タイトルからは予想も出来ないけれど、これは女性を主人公に据えた冒険小説だ。いや民族紛争を扱った政治小説と考えたほうがいい。その点は同じ篠田の数年前の作品『弥勒』における民族紛争の扱いに似ている。私たちを取り巻く世界が、いかに脆弱な基盤の上にあるのかは、つい最近のWTCへのテロや新型肺炎SARS騒ぎで改めて認識させられたけれど、篠田は女性を主人公に据えることで、それを見事に描き出している。

舞台は、民族が対立するギリシアのキプロス、といっても私を含めた日本人にとってはエーゲ海の美しい青が映えるリゾートでしかない。平林響子は十六年続く女性誌の編集に携わっているけれど、年齢もあって海外取材など思ってみたことがない。そんな響子に転がり込んだのは、政治などには全く感心のない同僚の提案するリゾート地キプロスと、それにふさわしい修道院の取材旅行だった。

慌しい旅立ち。少ない予算。三十九歳の女性の生理。不満・不安はあるが、唯一の救いは向うで落ち合うことになっているカメラマンが彼女と以前組んで仕事をしたことがあるということだけだった。しかし、ラルナカ空港で彼女を待っていたのは知り合いのピンチヒッターで、初めて組む檜山正章だった。

首都ニコシアで見かけたツアーバスのロシア人。国境近くの修道院での、修道士達の不審な動き。トルコ側で殺害された少年の事件に抗議する人々。右翼のモストラス。血の涙を流す聖母の画。仕事に理解の無い姑。光の当たる部分にしか目を向けようとしない日本人に突きつけられる厳しい現実。民族紛争に巻き込まれた無力な個人の姿。

響子の苛立ち、男の身勝手さに寄せる怒り、私たちが知ろうとすらしてこなかった民族間の憎悪。世界の真の姿を前に、人はいつまでも無神経に饒舌ではいられなくなる。一人の女性が見たそれは、深く無限に続く漆黒の闇。如何にも篠田らしい、硬質で奥深い世界だ。アフガン紛争、イラク戦争を通じて、日本人は今こそ、この小説が示すものを理解しなければならない。

ローマの歴史を中心に、イタリアという場所から私たちに、ヨーロッパを、世界を見せてくれる塩野七生といい、『上と外』で南米における民族独立の姿を見せてくれた恩田陸といい、日本の女性の視線は冷静だ。突き放すというのではない。甘えるのでもない。あるがままに見る。その眼差しこそが「21世紀が女性の手になる冒険小説の時代」であることを教えてくれる。北上さん、そう思いません?

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紙の本

どんどん怖い方へ−太陽と陰謀のキプロス

2005/03/01 22:59

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:SlowBird - この投稿者のレビュー一覧を見る

「更年期障害なの」と人に言っても冗談と受け取ってもらえない微妙なお年頃の女性誌編集者であり、同時に妻、母、嫁の役割を果たさなくてゃならないというのっぴきならない日常の主人公。「究極のハイクラスリゾート(意味不明)」の特集記事のため、成田からロンドン経由、途中で英国在の臨時雇いカメラマンと合流してキプロスへ向かう。
とはいえギリシャ系とトルコ系で南北政府に分割されているこの島で、入国した日に少年が首都の非武装地帯に入り込んで銃殺されるという事件が起き、不穏な空気。しかし彼女は日程通り取材をこなして日本に帰れることを信じて、あるいは念じて取材を続ける。たしかに政治紛争をどうこうできるわけでもなく、それ以外にどうしようもない。それでも怪し気なロシア人、秘密警察やらが登場してくれば危機感を持つわけだが、それでもどんどんと怖い方にはまっていく。これもしょうがないのか油断なのかわからないが、取材とは言えあちこちで写真撮りまくってたら、あなた自身がリスクそのものですから〜。彼女も仕事の上では冷静で切れ者なのだと思われるが、現実世界で有能であるプライド故に、異常な環境に適応することを拒むのだろうか、ってこれはちょっといい加減。
ちなみに外務省の海外安全ホームページ(http://www.anzen.mofa.go.jp/)を見ると、「現在、危険情報は出ておりませんが、」という説明とともに、少し前までは
>北キプロスへの入域に際しての注意(2003/08/11)
というお知らせが掲載されてたんだけど、今時点では消えていてます。(本書ではギリシャ系南側への入国)
きれいな写真はこちらにたくさん! キプロス政府観光局:
http://www.cyprustourism.org/
実はギリシャというよりシリアに近いんですね。いや、観光どころではないのだが。
はたして彼女の運命は、そして「クラス感のあるリゾート(意味不明)」の特集記事の運命は?
「ゴサインタン」「弥勒」に続く日本人vs第三世界もの(キプロスは2.5世界ぐらいか)で、例によってきわめてシビアな展開ながら、日本人の珍しさからか、インコを飼う少年始め地元の人達の触れ合いが印象に残る。

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