読割 50
電子書籍
時の羅針盤
未来を見る事が出来る鳥羽一族は代々強欲な橘財閥に囲われていた。地下に捕らわれ外の世界を知らない一族の最後の末裔・鳥羽暁人。そして橘財閥に深い恨みを抱き復讐の機会を狙う男・...
商品説明
未来を見る事が出来る鳥羽一族は代々強欲な橘財閥に囲われていた。地下に捕らわれ外の世界を知らない一族の最後の末裔・鳥羽暁人。そして橘財閥に深い恨みを抱き復讐の機会を狙う男・高見沢真。二人は宿命的に出会い、許されない恋に墜ちるが―――。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
いつも可愛いイラストを描かれるという印象があったけれど。
2002/07/28 20:04
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kaede - この投稿者のレビュー一覧を見る
予知能力を持つ暁人の力を独り占めするため、ずっと地下にとじこめている強欲な橘。
橘を恨む高見沢は、橘の秘密を暴こうとして暁人の存在を知ってしまうが、誤算だったのは、高見沢が暁人を好きになってしまったこと。
暁人の方も、自分を解放してくれる頼もしい高見沢に惹かれ始めていたが、暁人に自分が敵意を抱いていることを知られてしまい、二人は擦れ違ってしまう。
いつも可愛らしいイラストを描かれるCJさんの、強欲な橘の顔が意外にもめちゃくちゃ怖い中(笑)、ちょっと高見沢の「恨み」とか「敵意」に対する感情が、言葉ほど伝わってこなかったものの、地下暮らしで無垢な暁人が、初めて人を好きになり、けれど途中、橘を助けるために、自ら地下に戻ることを泣く泣く決意するところや、せっかく助けたと思っていた高見沢を、結局殺されてしまったと聞かされたときの、あまりのショックぶりはせつなく描かれていた。
そんな、ちょっと重たい展開もあった本編だったけれど、描き下ろしのミニ漫画で、暁人を盲目的に愛する世話係の黒田が、どこか憎めないキャラになっていたのが笑えた。