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テロと文学 9.11後のアメリカと世界
著者 上岡伸雄
21世紀を占う上で大きな転機となった9.11は、対テロ戦争や宗教問題を通じて、今なお政治や文化に大きな影を投げかけている。テロリズムをアメリカ国民がどのように受け止めたの...
テロと文学 9.11後のアメリカと世界
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テロと文学 9・11後のアメリカと世界 (集英社新書)
商品説明
21世紀を占う上で大きな転機となった9.11は、対テロ戦争や宗教問題を通じて、今なお政治や文化に大きな影を投げかけている。テロリズムをアメリカ国民がどのように受け止めたのか知ることは、今日の国際情勢を考える際の大きな手がかりとなるはずだ。ドン・デリーロやフィリップ・ロスらの有名作品から、「グラウンド・ゼロ・モスク」を髣髴させる『サブミッション』やイラク戦争帰還兵の現実を描出した『一時帰還』などの問題作まで、作家たちが描いた9.11以降のアメリカと世界を徹底考察した一冊。【目次】序章 9.11をめぐる物語たち/第一章 生と死のあいだの瞬間――「落ちる男」をめぐる物語たち/第二章 想像不能な人間たちを想像する――テロリストをめぐる物語たち/第三章 権力の横暴と戦う――犯罪とスパイをめぐる物語たち/第四章 ステレオタイプに抵抗する――イスラム教徒をめぐる物語たち/第五章 できる限り正直に書く――対テロ戦争をめぐる物語たち/第六章 アメリカの未来を見つめる――メモリアルとモスクをめぐる物語/終章 ポスト9.11小説のこれから
目次
- 序章 9.11をめぐる物語たち/第一章 生と死のあいだの瞬間――「落ちる男」をめぐる物語たち/第二章 想像不能な人間たちを想像する――テロリストをめぐる物語たち/第三章 権力の横暴と戦う――犯罪とスパイをめぐる物語たち/第四章 ステレオタイプに抵抗する――イスラム教徒をめぐる物語たち/第五章 できる限り正直に書く――対テロ戦争をめぐる物語たち/第六章 アメリカの未来を見つめる――メモリアルとモスクをめぐる物語/終章 ポスト9.11小説のこれから
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紙の本
アメリカ現代文学の一面
2019/06/12 23:13
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:雄ヤギ - この投稿者のレビュー一覧を見る
9・11は当時多くのアメリカ国民に恐怖を与えたが、テロの危機という圧倒的現実を前にアメリカの現代作家たちがどのように文学と向き合ったのかがよくわかった。作家たちも試行錯誤を繰り返しており、決して正解の出る問題ではないが、アメリカの文学の営みの一端を知ることが出来てよかった。
また、9・11を題材にした作品だけでなく、アメリカの戦争文学の歴史についても触れており、大変勉強になった。
紙の本
テロと文学の戦い
2018/05/19 07:23
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
同時多発テロ以降扉を閉ざしてきたアメリカ社会について考えさせられました。文学によって、自由を取り戻す強い意志を感じました。
紙の本
どの立場から描くのか
2022/12/31 17:15
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:amisha - この投稿者のレビュー一覧を見る
ある人曰く、インド側から書かれた文学はけっこうあるが、パキスタン側から書かれた作品はあるのだろうか、邦訳となると非常に少ない気がすると。
確かにそうかもしれない。私たちはなんだかんだいっていつもアメリカやヨーロッパのメディアを通して目の前のニュースを見ている。アルジャジーラの英語ニュースや、シンガポール放送などもあるが、なかなかそこまで辿り着く人は少ない。
このような視点の文学が増えては欲しくはないが、多面的な切り口で物事を捉えるのに文学は必要である。