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太平洋の試練 ガダルカナルからサイパン陥落まで(上)
実は米軍内も割れていた!陸海軍と海兵隊の縄張り争い。ニミッツとマッカーサーの足の引っ張りあい。米国側から初めて描かれるミッドウェイ以降の日米戦。
太平洋の試練 ガダルカナルからサイパン陥落まで(上)
03/18まで18pt
税込 2,037 円 740pt太平洋の試練 ガダルカナルからサイパン陥落まで 上
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目次
- 【上巻目次】
- 序 章 ソロモン諸島をとる
- 日本が開戦四カ月足らずで英米を撃破して掌中におさめたソロモン諸島。だが、一九四一年八月、米兵たちがガダルカナルにやってきた。
- 第一章 ガダルカナルへの反攻
- キング提督は、ミッドウェイの直後から反転攻勢の足がかりとして日本が飛行場を建設しているガダルカナルを攻めることを主張。マッカーサーは反対する。
- 第二章 第一次ソロモン海戦
- 上陸したガダルカナルへ物資の輸送を始めた米側に打撃を与えるべく三川艦隊が出動。酸素魚雷という新兵器と夜戦に長けた日本側は勝利を収めるが……。
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紙の本
「太平洋の試練」の続編後半。アメリカ軍の反転攻勢の裏側を詳細に描く好著
2016/07/14 17:59
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投稿者:YK - この投稿者のレビュー一覧を見る
太平洋戦争をアメリカ側の視点から詳細に描いた前著「太平洋の試練 真珠湾からミッドウェーまで」の続編です。続編の上巻で主に描かれるのは日本軍が消耗戦によって貴重な兵力、資源を浪費し、その後の戦況の方向性を決定づけられたガダルカナル島をめぐるいきさつです。
日本からの視点で太平洋戦争を見つめると、アメリカ軍は科学的、合理的に戦略を進めてきた印象があります。ところがその裏側では、戦力を日本と対峙する太平洋側とドイツと対峙する大西洋側にいかに配分するのかという問題や、陸軍と海軍との確執など、日本軍でみられた人間的な対立があったことが語られています。そして戦場においても索敵情報が誤って伝達されて戦力の運用を誤ったり、結構ミスもしています。いかに装備が近代化されて行っても、実際に運用するのが人である以上、机上の理論通りには事態が展開しないということを改めて教えられる好例という気がします。
非常に緻密に記述されているのですが、できればそれに相応しい地図を掲載していただければ、より理解が深まったのにという点が唯一残念な点ではあります。