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電子書籍
電通とFIFA~サッカーに群がる男たち~
著者 田崎健太
ワールドカップ開催、それにともなうスポンサー、放映権――。70年代半ばまで欧州中心だったサッカー界を大きく成長させ、そして腐敗させたアベランジェとブラッターというFIFA...
電通とFIFA~サッカーに群がる男たち~
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電通とFIFA サッカーに群がる男たち (光文社新書)
商品説明
ワールドカップ開催、それにともなうスポンサー、放映権――。70年代半ばまで欧州中心だったサッカー界を大きく成長させ、そして腐敗させたアベランジェとブラッターというFIFAのドン。その背景には、日本の総合広告代理店・電通の影があった。誰がサッカーを“仕切る”のか。2月末の会長選を前に、サッカービジネスを知り尽くす電通元専務取締役が、すべてを語った。巨大化するサッカーとカネの関係にメスを入れる、意欲作。
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紙の本
電通の視点から捉えたスポーツビジネスの実態
2023/03/12 09:02
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:文学少年A - この投稿者のレビュー一覧を見る
2020年東京オリンピック・パラリンピック大会にで大手広告代理店・電通が他の業者と談合をしていたとして東京地検特捜部に家宅捜索が入り、その結果、電通役員や大会運営委員会に出向していた社員、さらに談合に加わった同業他社の博報堂や東急エージェンシー等のスポンサーの役員・社員が起訴された。
スポーツビジネスがいかにして巨大ビジネスになったのか?
それを教えてくれるのが、W杯サッカー大会である。
それまでサッカーはヨーロッパ諸国と一部の国々でしか行われなかったが、のちに商業化に伴い、FIFAでは会長選挙のたびに各国のサッカー協会に対して札束攻勢を仕掛けて自陣営に有利に働かせることが行われてきた。
本書は、今回の東京オリンピック・パラリンピック大会での談合事件で逮捕された電通常務取締役の高橋治之の視点から見たサッカーとカネの実態について書かれている。
ちなみに高橋治之の弟はバブル時代に日本長期信用銀行から多額の融資を受けて太平洋にリゾートやホテルを建設して「日本のリゾート王」と呼ばれ、バブル崩壊後に日本長期信用銀行は多額の不良債権を抱えて経営破綻して、のち逮捕、起訴され「長銀を潰した男」と呼ばれた高橋治則である。