紙の本
世界を変えるチェンジメーカーを育てる学校をつくった女性
2021/12/28 22:06
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投稿者:ひでくん - この投稿者のレビュー一覧を見る
「恵まれた環境と恵まれた能力とを、恵まれないひとびとを貶めるためではなく、そういうひとびとを助けるために使ってください。」今年4月の東京大学の入学式での上野千鶴子さんの祝辞の一節であるが、本書の小林りんさんは正に上野さんのメッセージを実践している東大卒女性なのである。
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投稿者:きりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
たしかにいい話だとは思うのですが、ある意味学校の宣伝本? 教育にふんだんにお金をかけられる人には良いのでは。
紙の本
何かを成し遂げたい人は是非!
2018/07/07 13:17
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投稿者:伊良湖 - この投稿者のレビュー一覧を見る
悲観論が覆っている日本で、日本と世界を良くするために、全寮制インターナショナルスクールの高等学校・ISAKを創立した女性の幼少時代から学校設立までの闘いの日々を、作者が本人と彼女を知る人々を取材して綴った物語です。
何かを成し遂げたいと思っている人は必ず読むことをお勧めします。成し遂げるためのヒントが沢山盛り込まれています。
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自伝ではないので、ちょっと著者の主張入れ過ぎじゃない?というところは置いておいても読み応えありました。
本当に彼女あっての奇跡の物語である。
ー 彼女のようなキャラが生まれたこと。
ー 本文にもあるようにConnecring the Dotsであること。彼女の経歴・キャラからこの奇跡へのたどりついたとも言える
ただ、普遍的に言えることは、
ー 正しい志あるところに人が集まる
ー 日本の省庁も捨てたもんではない( 某教育委員会は想定内としても) 彼らも日本のこの現状をかえたがっている。
ー 本物のリーダーがいれば、日本もまだまだ変えられるんだ( そこはそれこそ他の国に比べれば恵まれている。)
と思いました。
世界を変える!はまだまだ始まったばかりだけど、彼女にはこれからもっと大きなことを成し遂げて欲しいですね。
それこそ、政治家を目指されるのもいいかもしれないですね。
うちの娘sにもISAK行かせたいけどな。
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新卒採用の最終プレゼン、『生涯で成し遂げたい社会貢献』がお題だった(当時)。私は、「生涯を通してやりたいことはまだ分からない。でも、それを見つけた時に実現できる人になる」とプレゼンした。
いまを走り続けて7年が経ち、点と点が少しばかり線となるのを実感しながら、生かされている意味を探している。いつか、自分の運命なのだと後付けする日を想像して、いまを一生懸命つくろう。
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この本は、ISKAというインターナショナルスクールを日本で開校した小林りんさんのそこに至るまでの物語である。
筆者の石川は、客観的に解釈を挟みながら具体的にストーリ仕立てにしているために非常に感情の移入がしやすくテンポよく読むことができる。
この本を読めば、熱意というものがどれほど大切なのかを考えさせられる。
その一方で、小林さんの経歴をものすごいエリートで自分は世界に対して何もできないでのはという虚無も感じた。
以下引用
「外国などというものは、明日というものが存在しないように本当はどこにも存在しない。人は、「今」を生きるしかない。同じように人は、「ここ」を生きることしかできない。
「「世界を変える」という時の"世界"とは基本的に、自分の精神が形作った世界」///世界を変えるためには、まず本当の世界を知らなければいけない。世界をその目で見て、自分と違った考え方の人がいることを知り、自分の考えの間違いに気づき、その後の自分の新しい世界観を構築しなければならない。
人間が集団を作る限りその内部にヒエラルキーが存在するのは、自然なこと。
今の自分にできることと、自分がやりたいことはそう簡単には一致しない。その時に、我慢してできるようになるまで待つか、その時にもっとも面白い道を選ぶか。
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日本で初めて高校生を対象とした、全寮制インターナショナルスクールを作った女性のお話し。
この作品の主人公である小林りんさんは、自身の留学体験や国際機関で働いた経験などから、世界を貧困から救うリーダーを育てるための学校を作る事を計画する。
小林氏が作る学校とは日本の学校教育法に適合した「一条校」であり、主にアジアの途上国から生徒を受け入れる事が目的だ。留学中に見たメキシコのスラム街や、ユニセフ在職中に出会ったフィリピンのストリートチルドレン、これらの問題を根本的に解決できるのは教育である、という信念に基づいての行動である。
作品中でも解説されていたが、このまま地球の人口が増え続ければ、今以上に貧富の格差が増大するのは間違いない。我々先進国の人間の大半は、貧富の差など見て見ぬふりをしているが、100年後も日本が先進国であるという保証はどこにも無い。そう考えると、現在貧困を経験している国々の若者と、日本の若者が一緒に学ぶ機会の重要さが理解できる。
開校に先立ったサマースクールで、チベット人と中国人の少年が心を通わせるシーンや、参加したインド人少年に将来の夢を尋ねる場面で、「汚職をなくす事」と「エイズを撲滅する事」と答えていたのには非常に感銘を受けた、というか心を打たれるものがあった。
本作の中で小林氏はナウシカやモモに例えられていたが、生まれ持った資質を正義のために使っているという意味では、「ジェダイの騎士」の方がお似合いだと思った。裕福な生活を送るために競争している、世界中のダースベイダーたちにも読んでいただきたい。
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日本初の全寮制インターナショナル高校を作った小林りんさんの話。
初めて予約までして本を買った。それくらい小林りんという人は興味深い人だった。
本を読んでやはりこの人は特別な人だと思った。才能はもちろんだが、情熱が、だ。
到底自分には真似できない。でも読むととてつもないエネルギーをもらえる。
世界を変えるエネルギーというのは、これほどでないとならないのだ。
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「リーダーを育てる学校」という当初の理念を貫いて全寮制のインターナショナルスクールを設置するまでの発起人のお話。学校作りにはまずは建学者の個性や魅力と強い教育理念の2つが必要だなと思いました。その2つがあると設置準備中に自然に支援者が集まってくる、もしくは必要な人材が部分的に巻き込まれていくこともおもしろく読みました。
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全寮制インターナショナル高校ISAKができるまでの著者の奔走とそこから感じられる彼女の意思、理念。
グローバルの本当の意味を考えさせられた。
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ISAKという国内初の寄宿制のインターナショナルスクールが軽井沢にできるまでのストーリーと小林りんさんの半生がわかりやすくかかれた本。これまで断片的にしかしらなかったことを知れて非常に興味深く一気読みしてしまった。りんさんの行動力にただ単に感嘆するとともに谷家衛さんの先見性に脱帽。この学校から将来どんなチェンジメーカーが現れるか本当に楽しみ。と、同時に自分自身のこれまでの人生にむなしさを感じてしまった。いかに外に開かれた人になれるか、やるしかないし、遅すぎることはないと信じたい。ただ、りんさんをここまで動かしているのは高校生時代の留学に原点があり、その原体験が全てともいえる。自分自身にそこまでの原体験があったのか問われると難しい。
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軽井沢のインターナショナルスクールであるISAKを扱った本としては「世界を変える全寮制インターナショナルスクール」と同じだが、創設者である小林りんの半生を中心に経時的に語られており、ISAKの目指すもの、熱意がより伝わってくる。
・学校の使命は、生徒に”答え”を与えることではない。
答えの出てしまった問題は、人を真に動かす原動力にはならないから。
学校の本当の使命は、子どもたちに生涯をかけて取り組む価値のある”問い”を見つけさせることなのだと思う。
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ほぼ不可能と思われる領域で0→1を成し遂げた一人の日本人女性のノンフィクションストーリー。もはや伝記。ISAK(International School Asia Karuizawa)を作った小林りんさんはとても有名だが、実際に何をやったのか。その想像を絶する努力と実績がこの本に詰まっている。前々からISAKには興味があったが、りんさんの開校の思いや現場のことを知り、将来自分の子供ができたら絶対にISAKを受験させてあげたいと強く感じた。
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圧倒的なパワーと、ピュアなエネルギが心を打ちました。いつか自分の子どもにも伝えたい内容がたくさんつまっていました。
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過程が細かに書かれていることが特徴。思いの強さで引っ張って行くこと、テーマ性の中で職業を探して行くことの大切さを学んだ。