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電子書籍
超高速! 参勤交代
著者 土橋章宏
ときは享保20年(1735)初夏、改革の嵐吹き荒ぶ8代将軍吉宗の時代。わずか1万5000石の磐城湯長谷藩に隠し金山の嫌疑がかかり、幕府老中から「5日以内に参勤せねば、藩を...
超高速! 参勤交代
超高速!参勤交代 (講談社文庫)
商品説明
ときは享保20年(1735)初夏、改革の嵐吹き荒ぶ8代将軍吉宗の時代。わずか1万5000石の磐城湯長谷藩に隠し金山の嫌疑がかかり、幕府老中から「5日以内に参勤せねば、藩を取り潰す」と難題をふっかけられた。若殿様以下7名は東国一の忍びの力を借りつつ、陸前浜街道、水戸街道、さらには山野を踏み越え江戸城本丸へ急ぐ。軽量化のため竹光しか持たない一行を阻む公儀御庭番と百人番所の精鋭。湯長谷藩の運命や如何!?
目次
- 序章
- 一日目
- 二日目
- 三日目
- 四日目
- 五日目
- 六日目
- 終章
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紙の本
痛快時代劇小説
2015/08/23 15:05
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:さんしろう - この投稿者のレビュー一覧を見る
物語は単純な勧善懲悪時代劇であるが、その道具として参勤交代を使うという発想が斬新であり、最後までテンポよく話が進み気持ちよく読めた。途中途中で必ずトラブルがあり、人情、旅情、お色気、緊迫感様々な要素を楽しむことができるのがまたよい。ところで、読後調べてみたら、湯長谷藩も内藤政醇も実在していたことを知りびっくり。
紙の本
痛快です
2015/09/29 14:37
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
面白いです。一気に読めました。
参勤交代にこんな裏ワザが有ったのかと大笑いです。
電子書籍
面白い
2017/04/13 20:39
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:トコトコくん - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本は面白い!幕府から無理難題の参勤交代を命じられる。ピンチの時に工夫を凝らす。その工夫があまりに妙案で笑える。また武器を持って戦うシーンも面白いです!
紙の本
誰にでもオススメ!のエンタメ作品。
2016/10/28 10:12
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ひろし - この投稿者のレビュー一覧を見る
まずは最高の賛辞として「大変面白かった!」を捧げたいと思います。370ページ足らずとボリュームとしては決して大きくない作品に、よくこれだけ読み手の喜怒哀楽を引き出してくれる物語を詰め込めたものだと感心致しました。タイトル通り参勤交代がテーマ、ですが歴史物と言うよりはエンタメ作品の色合いが濃く、色んな感情と共に物語に引き込まれました。非常に面白かった。
ストーリーは至ってシンプル。江戸の悪家老が東北の弱小藩を一つ潰して乗っ取ってやろうと企み、江戸までの行程をたったの5日で参勤交代して来いと突然申しつけると言うもの。東北の弱小藩「湯長屋藩」藩主の政醇は、義に厚く農民たちとも親しく言葉を交わし、また居合抜きの免許皆伝という素晴らしい男。またその藩主を取り巻く家老や重臣達も義に厚く、政醇の漢気に惚れ込んだ者達ばかり。その者達がこの無理難題に「藩の存続の為」と挑んで行く。弱小藩ゆえお金もなく人手もなく時間もない。そこを知恵と気合と根性と友情!?で乗り越えて行く胸空く物語。
歴史物というよりはエンタメ色が濃いので、歴史物はイマイチ・・・という方でもきっと面白く読める、誰にでもお薦め出来る一作です。
紙の本
映画より面白い
2016/10/24 23:09
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ランディ・B/M - この投稿者のレビュー一覧を見る
映画を観た後で読んだが、やはり映画は上映時間や映像化の制約があったため、端折ったところがあった。原作の方が数倍面白かった。
電子書籍
面白いよ
2020/06/05 00:14
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なつゆき - この投稿者のレビュー一覧を見る
映画化されていたのは知っていたが、当時は興味が無かったので何も知らない状態で読み始めたら止まらない、夢中で一気に読み終えた
手に汗握るピンチの連続、対照的にお腹を抱えての笑い
後悔はさせないから読んだほうがいい!
紙の本
理屈抜きで面白い。
2019/05/03 09:37
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:トッツアン - この投稿者のレビュー一覧を見る
映画も観たが、やはり原作の方が面白い。時代考証や理屈は要らない。とにかく面白ければそれでよい。あっという間に読んでしまった。読み返しても面白い。
電子書籍
痛快エンターテインメント時代劇、いや小説!!
2018/03/15 20:35
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ねずみごっこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
笑って泣いてハラハラドキドキ、悪役も見事な悪党っぷり。
だが劇画チックな面白さの底に、作者の哲学を感じたのは、自分だけだろうか?
なぜ明るく領民と野湯を楽しむ人格者の殿様が、閉所恐怖症を克服できないのか。
その殿様を命がけで癒した女性の辿る運命は。
これは「共感」がもたらす絆の物語である。
また「共感力」は古き良き日本人の最大の美徳であり武器でもあった。
こういう作品がヒットして大勢の人々に読んでもらえるのは、良いかどうかは別として(笑)古い人間である自分としては、大変嬉しい限りである。
紙の本
エンタメとドラマ
2016/06/06 02:06
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:太一ぃ - この投稿者のレビュー一覧を見る
物語を楽しませる大きな要素として
感情的な揺さぶりをかけてくる展開としてのドラマ
不可能への挑戦を描くエンタメ
この二つの要素が大きいとしたら、この小説は両方を備えていると言えます。
主人公は、気持ちの良いくらいの人格者で、敵はむかつく勢いの悪で、分かりやす過ぎるくらい展開。主要人物の悩みや、その克服が笑いあり涙ありでもって描かれており、ドラマ性は豊かであるといえます。登場人物の気持ちは追いやすく悩まず読めていいです。エンタメ的には、その手があったか! と驚く展開も多く(感の良い人なら読める部分は多いかもしれませんが) 私は終始、次はどうやって問題を乗り越えるのだろうかとワクワクさせられっぱなしでした。
最後に、魅力的な登場物の一人として、忍者の段蔵が、いかにも漫画みたいなカッコイイ忍者なので、そういうキャラクターが好きな人にもオススメです。
紙の本
展開が早い
2016/05/27 20:28
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽにょ - この投稿者のレビュー一覧を見る
参勤交代にまつわる小説。
貧乏な藩がいかに参勤交代を乗り切るかという内容。
少し脚本のような感じで読みやすい。
映画第二弾があるらしいので、みたい。
紙の本
単純に面白い!
2018/08/12 17:17
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:しんごろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ただ単純に面白い!痛快でテンポもいいし、引きこまれました。映画化されたので見たかったな。時代小説は色あせないから、また再読したいね!
紙の本
単なるノベライズではない
2017/08/05 15:55
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:もょもと - この投稿者のレビュー一覧を見る
作者の土橋章弘氏は、同名の映画脚本を執筆し、
日本アカデミー賞脚本賞に輝いた人物でもある。
本作品はその脚本の単なる補足ではなく、湯長谷藩主内藤政醇を始めとする
登場人物たちや長い道中の新たな一面も垣間見せてくれる、一本の立派な小説となっている。
ともすれば専門用語も多い江戸時代をスラスラ読ませて駆け抜けさせてくれる手腕は見事。
紙の本
超高速!読了
2016/10/11 16:37
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:卯月 - この投稿者のレビュー一覧を見る
目次は、一日目、二日目、三日目…と日にち毎になっている。
与えられた時間は短く、貧乏でお金が無い弱小藩が、思いもよらない方法で江戸参勤をする娯楽小説。
面白いだけではなく、登場人物の過去が心理面に影響している事などもあり興味深かった。
早い展開で物語が進んでゆくので、直ぐに読めてしまう。
生死がどうなったのか気になる人物が居るので、続巻の「リターンズ」も読んで見たい。
紙の本
エンタメすぎる、気がする。
2016/10/03 21:25
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:わびすけ - この投稿者のレビュー一覧を見る
先日読んだ、藤田先生の「読者ハ読ムナ」の作劇術の下りを思い出しました。しかし、漫画なら大満足のはずなのに、時代小説だとこのエンタメ度は行き過ぎというか、ベクトルがずれている気がする。小説に付加価値を感じたがる個人的な感想なのだろうか?もう少し小説ならではの「深み」が欲しかった。
紙の本
頑張りたい時に心に効く
2016/04/20 18:43
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:りんりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
物語中には、数々のピンチが訪れるけれど、必ず支えてくれる仲間がいて、乗り越えることができる。
仲間の信頼関係に心が温まる!
ちょっと疲れた時に読むと、なげやりになっている気分を変えることができるかもしれません。