近代日本の戦争と宗教
著者 小川原正道
戊辰戦争によって新たな政権が誕生してから、日清戦争・日露戦争の勝利によって対外的な地位を向上させるまで、明治国家のあゆみには、戦争がともなっていた。そうした戦いのなか、神...
近代日本の戦争と宗教
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商品説明
戊辰戦争によって新たな政権が誕生してから、日清戦争・日露戦争の勝利によって対外的な地位を向上させるまで、明治国家のあゆみには、戦争がともなっていた。そうした戦いのなか、神社界、仏教界、キリスト教界は、いかなる反応をみせたのか。従軍布教や軍資金の提供といった積極的な協力姿勢から、反戦論・非戦論をはじめとする、消極的姿勢──、本書は、その実態を描いてみようとするものである。
目次
- プロローグ──「前奏曲」として
- 第一章 戊辰戦争と宗教──権力交代劇の狭間で
- 第二章 台湾出兵──初めての海外派兵と軍資献納
- 第三章 西南戦争──日本最後の内戦の中で
- 第四章 日清戦争──アジアの大国との決戦と軍事支援
- 第五章 日露戦争──列強との対決と「団結」
- エピローグ──「交響曲」へ向かって
- あとがき
- 註
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明治時代の宗教と戦争
2022/03/26 21:33
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投稿者:福原京だるま - この投稿者のレビュー一覧を見る
明治時代の宗教と戦争の関係について書かれている。真宗が不殺生と戦争支持を両立させるために真俗二諦の概念を持ち出していたことを知れた。西南戦争の時に江戸時代は鹿児島で禁教になってた真宗が政府のスパイ扱いされたり鹿児島の神社が薩軍を支持してしまったりしたことが興味深い。第二次大戦中の宗教団体が戦争支持したことは有名だがその萌芽はすでに明治時代から見られていたことが勉強できる。