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昭和芸人 七人の最期
著者 笹山敬輔
絶頂に登りつめた後は、下っていくしかない・・・。笑わせることができなくなった芸人には逃げ道がないのである。エノケン、ロッパ、エンタツ、石田一松、シミキン、金語楼、トニー谷...
昭和芸人 七人の最期
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昭和芸人七人の最期 (文春文庫)
商品説明
絶頂に登りつめた後は、下っていくしかない・・・。笑わせることができなくなった芸人には逃げ道がないのである。
エノケン、ロッパ、エンタツ、石田一松、シミキン、金語楼、トニー谷。頂点をきわめた七人のお笑い芸人たちは、どのような晩年を生きたのか。「最後の喜劇人」伊東四朗の特別インタビューを収録。
「喜劇人は同情されたらおしまい」(エノケン)
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紙の本
悲劇の喜劇人
2016/11/20 01:12
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:hiroyuki - この投稿者のレビュー一覧を見る
現代でもそうだが、所謂喜劇人、コメディアンと呼ばれる人々は、テレビで面白いことを言っていても、実生活では気難しく、家庭では全然しゃべらないという。それは、人生そのものにも影を落とし、この作品で取り上げられているように、最期は悲劇的な結果となる人が多い。自らの幕引きは難しい。
紙の本
著者の想定する読者とは
2017/01/10 19:37
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:k - この投稿者のレビュー一覧を見る
豊富な資料をもとに、こなれた日本語で書かれた文章はたいへん読みやすく
著者の「芸人」に対する愛(哀)情が感じ取れる
ところが、どうも納得できない点がある
著者が「昔のお笑い芸人について書こうと思ったのは、」
ダウンタウンやさんまの人気の凋落という姿を見ることが怖く、
「その不安を少しでも和らげるため」ということである
著者は自分より一回り以上若い
自分は50代半ばだが、本書に登場する「芸人」のうち、
トニー谷とその芸がかろうじて認識できる世代である
著者自身は本書に登場する「芸人」は伝聞と資料でしか知らない
それくらいの思い入れしかない「芸人」の人気の凋落を描くことで
著者の目的が果たして達成されるのであろうか
本書で紹介された「芸人」は最後まで本芸にこだわった
その本芸と時代とのミスマッチが彼らに「最後」をもたらした
この意味でも冒頭にダウンタウンやさんまを挙げるのは極めて不可解である
また何故これらの「七人」なのかも不明である
エノケンとロッパはしばしば対比的に書かれており、この意味で彼らの選択は理解できる
しかし、他の五名を含める上での主題は一体何なのか
本書を著す上で如何なる読者を想定したのだろうか