電子書籍
学びとは何か-〈探究人〉になるために
著者 今井むつみ著
「学び」とは,あくなき探究のプロセスだ.たんなる知識の習得でなく,新しい知識を生み出す「発見と創造」こそ本質なのだ.本書は認知科学の視点から,生きた知識の学びについて考え...
学びとは何か-〈探究人〉になるために
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学びとは何か 〈探究人〉になるために (岩波新書 新赤版)
商品説明
「学び」とは,あくなき探究のプロセスだ.たんなる知識の習得でなく,新しい知識を生み出す「発見と創造」こそ本質なのだ.本書は認知科学の視点から,生きた知識の学びについて考える.古い知識観──知識のドネルケバブ・モデル──を脱却し,自ら学ぶ力を呼び起こす,画期的な一冊.
目次
- 目 次
- はじめに
- 誰にでもできる探究……羽生善治
- 第1章 記憶と知識
- 1 「記憶力がよい」とはどういうこと?
- 2 知識とは何だろうか?
- 第2章 知識のシステムを創る──子どもの言語の学習から学ぶ
- 1 できることから始める
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紙の本
「脳と知的好奇心」に興味がある人にはぴったりの一冊
2016/05/15 11:55
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ごみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
こんなことに興味があれば、ぜひ一読を。
・母国語習得の研究から、人が誰でも持つ「自分で学ぶ力(学習力)」を考える。
・熟達者、天才と言われる人と普通の人との違いは、どこから生まれるのか。
・「生きた知識」とは何かを考える。
・「主体的な学び(アクティブラーニング)」「問題解決力」の本質からみる「よい学び」とは。
但し、How toものではありません。
紙の本
時折再読したくなる一書
2019/07/14 01:29
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:岩波文庫愛好家 - この投稿者のレビュー一覧を見る
知識と記憶との判断の違いに惹かれました。両者をどこで線引きするかは結構難しいものです。また、膨大な知識を持っている人というのは、天才ではなく努力の賜物である、という事について感銘を受けました(但し一部先天的に脳の異状が見られるが故の人は除く。例えばダヴィンチやエジソンなど)。
そう思うと、東大王に出てくる人達も天才ではないという点に納得がいきます(本人たちも努力の面を言及しています)。
自分の子供たちにも努力の尊さを判らしめるようでありたいです。同時に私自身も勉学に励んでいきたいと強く感じました。
塾の先生からの推薦が本書の購入動機でしたが、かなり興味深い一書でした。
紙の本
「直観」に関するロジカルな整理
2016/06/29 00:06
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:アキウ - この投稿者のレビュー一覧を見る
子どもが言語を獲得していく過程を中心に、「学ぶこと」について考察する本。
事実を覚えこむだけでなく、一方で、「知識偏重否定主義」にも異を唱えるという、非常にバランス感覚に優れた内容で、そこかしこで共感・納得しながら読みました。
特に、「直観」に関するロジカルな整理がとても腑に落ちた。新しいことを自分の「スキーマ」に当てはめて理解することと、そのスキーマをあえて崩していくことの重要さ。
自分の根底に刻み込んでおきたい姿勢であります。
本書については、今後も度々、振り返ることになるだろうなという気がいたします。
紙の本
小さな子供を持つ親に勧めたい書
2016/05/06 16:56
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
小さな子供を持つ親に勧めたい書です。人が学ぶということを行う際に、何をしているのか、そして、どのように学ぶと、人それぞれの熟達した、独創的な、仕事をなすことができるのか、という示唆深い書。「人と一緒に、人を頼らず」探求人として生きていけるように、子供を育てたいと思うようになる。そのためには、enduranceとresilienceを合わせた「粘り強さ」を育てる必要がある。その粘り強さを育むのが「遊び」だが、その遊びに5原則があり、目から鱗が落ちる思いだった。
紙の本
学びのシステムを解きほぐす良書
2021/09/20 17:29
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:のこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
人が何かを学ぶ過程を大変ロジカルに説明していて分かりやすかったです。
特に子供が物事を理解していく課程について、仮の(本人にとっては「仮」かどうかは微妙ですが)スキームを作って、それが違っていれば徐々に修正を加えながら全容を理解していく…という点は、著者の言語に関する書籍と併せて読むと、さらに理解が深まりました。
大人になってから新たなものを学ぶ時にも、新たな分野の職場に行った時にも、最初は自分がどこにいるのかわからないような感覚になり、しばらくすると全容が把握できて自分の不足するところや、特定の事象の置き場所についてよく理解できるようになります。
いくら説明されても、この「自分がどこにいるのかわからないような感覚」が、なぜあるのか、本書を通じてよくわかったように思います。
何事も自分のものとするには、自分の中での一定のトライ&エラーが必要であるのだと思いました。
今後もこのような形で研究成果を一般書籍に反映して頂けると嬉しいです。
紙の本
学びの本質を教えてくれる一冊です!
2019/01/14 11:25
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、学びの本質を教示してくれる一冊です。著者によれば、学びとはあくなき探究のプロセスだと言います。そのプロセスの中で思考が深まり、創造性が生み出されると説きます。従来の知識蓄積型の学びから脱却して、新しい学び方を習得するためにも画期的な一冊に間違いありまえせん。
紙の本
学びたい
2021/05/04 14:41
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:イ! - この投稿者のレビュー一覧を見る
勉強法,学び方について書かれている.ただ単に説明だけではなく,科学的根拠に基づいているので信用できると思う.