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投稿者：ＤＳＫ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

オール１６頁の全１２話。内容的には概ね前巻と同じ。素人投稿の真偽は今回も脇に置くとしても、本巻の方が展開に捻りが無く、描写も似通ったものが多いために少々盛り上がりに欠けると言わざるを得ない。いわゆる胸チラから下着が見えて、そこで昂った男が思わず抱きつく、あるいは人妻からの誘惑によって事に至る。シチュエーションとしては好物なるも毎回出てきてはさすがにちょっと食傷気味になる感じ。当初こそ少し驚いたりする人妻も、すぐに感応を見せ始めて積極的に振る舞い始める形が多いため、元よりその気のあった人妻が、見え隠れする（させる）「仕掛け」によって男を誘っている印象ばかりが先行してしまうのである。要するにワンパターンに近いということ。若干凌辱的な展開も２話ほどあるが、これも快感を得た人妻が悦んでしまうので途中からは凌辱でなくなる。

作画は相変わらず耽美である。筆を変えるのか、普段より少しばかり太さのあるタッチで、品のある劇画チックという美麗な人妻が毎回出てくる。ただし、１６頁の作品では往々にして見られる官能描写の不足感が今回も如実に表れていて残念。これから、という時にフィニッシュを迎えてしまう物足りなさをほぼ全編で感じる。かなりの贔屓目で星４つとご理解いただきたい。