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ヒト・モノ・カネを自在に操る 孫子の兵法
著者 飯島勲
やばすぎる男が書き下ろした、ヤバすぎる現代の兵法書。アメリカが日本の黒幕("political-fixer")と名指しした男、その名も、飯島勲。「兵は詭道なり」「人を致し...
ヒト・モノ・カネを自在に操る 孫子の兵法
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孫子の兵法 ヒト・モノ・カネを自在に操る
商品説明
やばすぎる男が書き下ろした、ヤバすぎる現代の兵法書。
アメリカが日本の黒幕("political-fixer")と名指しした男、その名も、飯島勲。
「兵は詭道なり」
「人を致して人に致されず」
「迂をもって直となす」
「始めは処女の如くにして」。
これらの孫子の言葉は、現代ビジネスマンが勝ち残りのために絶対的に必要なものだと著者は断言する。
現代の日本における最も激しい権力闘争の場は永田町にあるといっても過言ではない。
そこで権力を握ったノウハウを一挙に公開する。
目次
- 【目次より】
- 一◆始計篇 敵が強い時は戦わない
- 二◆作戦篇 コストをかけずに短期決戦
- 三◆謀功篇 戦わないことが最善の策
- 四◆軍形篇 戦う前の態勢づくりが勝敗を分ける
- 五◆兵勢篇 とりあえず、勢いのある人に乗っていけ!
- 六◆虚実篇 どうすれば主導権を握れるか
- 七◆軍争篇 スケジュール管理をあなどるな
- 八◆九変篇 おかしな上司の命令には従うべきか
- 九◆行軍編 効率的な移動で差をつける
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紙の本
敗北の法則
2016/06/26 13:44
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:野次馬之介 - この投稿者のレビュー一覧を見る
孫子の兵法というよりは、孫子に名を借りた「飯島勲の兵法」ともいうべき本である。
とりわけ有益で面白いのは、自軍を負け戦(いくさ)に導く「走、弛、陥、崩、乱、北」の六つの条件による敗北の法則で、走とは一の力で十の敵と戦う羽目になった場合、弛とは軍の幹部が弱い場合、陥とは兵卒が弱い場合、崩とは組織が崩れている場合、乱とは組織の統制がとれていない場合、北とは敵情を把握できない場合をいう。
こうした条件が敗北を招くというのが孫子の教えるところだが、それを受けて著者は民主党政権の悪夢を想起する。2011年の東日本大震災にあたって、当時の菅直人首相は震災翌日の朝早くからヘリコプターで福島原発へ飛んで現場を混乱させたり、東電本社へ押しかけて怒鳴り散らすなど、上の「弛」の条件をそのままやって見せた。
トップがこんな状態だから、民主党はまったく組織の統制がとれていなかった。震災対応が非難されると、新たに内閣参与を15人も任命し、対策本部や会議などの組織を次々と立ち上げた。その結果それぞれが好き勝手なことをいうばかりで、官邸の混乱はいっそう深まった。孫子のいう「崩」と「乱」である。
具体的には「行政刷新会議」「行政改革実行本部事務局」「行政改革に関する懇談会」など名前ばかり大げさな会議を三つ、事務局組織を五つもつくった。しかし「国家公務員制度改革推進本部事務局」を除いては、法的根拠や権限のないものばかりというでたらめぶり。
おまけに民主党内でも似たようなことが起きていた。議論をしても何も決まらず、たまに何かが決まると気にいらない人が組織を飛び出す。こうして政権を取ったあとの離党者は100人を超え、孫子のいう「崩」を実証してみせた。
結果として孫子の兵法そのままに敗北の憂き目を見たのは、日本国そのものであった。
同じようなことは政党や政治家ばかりでなく、民間企業でも十分に考えられる。社長から平社員に至るまで、組織として個人として、誰もが「走、弛、陥、崩、乱、北」に当てはまることのないような考えをもって行動してゆかねば、競争相手の前に敗北を喫することとなろう。