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ダダダダ菜園記 ──明るい都市農業
著者 伊藤礼
著者は庭に訪れる雨と風と太陽が行う不思議に心を奪われています。彼の庭は猫額大、広くはありません。しかし70代にして思い立ち、雨、風、太陽たちと不思議の世界に遊ぶために庭を...
ダダダダ菜園記 ──明るい都市農業
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ダダダダ菜園記 明るい都市農業 (ちくま文庫)
商品説明
著者は庭に訪れる雨と風と太陽が行う不思議に心を奪われています。彼の庭は猫額大、広くはありません。しかし70代にして思い立ち、雨、風、太陽たちと不思議の世界に遊ぶために庭を鍬で耕して種を蒔いたりし始めたのです。それが高じて今はダダダダとやかましい音を立てる耕耘機まで買ってきて農耕活動に精を出しているのです。滋味とユーモア溢れるエッセイ。
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紙の本
耕耘機が欲しい
2016/05/24 09:35
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルについて少し説明する。
後段の「菜園記」はわかりやすい。そうか、この本は菜園のことが記されているのだと容易に推測がつく。
問題は前段の「ダダダダ」である。なんだ、これはと誰もが思うにちがいない。菜園とこの「ダダダダ」はどういう関係があるのか。
実はこれは耕耘機の発する音なのだ。
つまり著者の菜園には菜園家なら誰もが夢見る耕耘機があるのだ。
では、著者の菜園はどれぐらいの広さなのか、「猫の額」とあるが約13メートル×3メートル、39平方メートル、13坪の広さなのだ。うらやましい。
昨年の春から私も菜園を始めたが、わずか3.3坪しかない。それに比べて、著者の菜園は4倍の広さがある。広い。これが「猫の額」ならば、私の菜園は「ノミの額」だ。
これだけの広さであれば「ダダダダ」もありうる。うー、うらやましい。
しかも、この菜園、著者の家の庭でもある。食堂から菜園の様子がうかがえるなんて、いうことはない。
つまり、この本は素人の菜園家からみればなんとも贅沢な菜園記なのだ。
著者は小説家伊藤整の息子で、すでに80歳を超えている。だから、13坪の菜園を耕し、畝をつくるとなれば極めて重労働だ。そこで、「ダダダダ」耕耘機の登場である。
いわば、肉体的衰えが菜園家あこがれの耕耘機購入の理由である。だから、うらやむのはやめることにした。畑を耕すのは大変なのだ。
80歳を超えて、それでもこうしてこれだけの畑を維持(できない時もあるが)する著者に拍手をおくるべきなのだ。
それに同じ菜園家として、例えば落花生(この本では南京豆となっている)のように地中で生育する野菜について、「地上に引っ張り出すまで生育状況が不明というところが面白い」と感じる思いは同じだ。
きっと菜園家の賛同を得ることだろう。
ならば、誰にもこの本のような「菜園記」が書けるかというとそうはいかない。
先の文章に続いて、それは「おみくじを引くようなもの」とある文章の面白さは著者だけのものだ。
この本はその点でもうらやましいのだ。
紙の本
耕耘機への愛
2017/08/24 07:58
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たぬきさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
天然生活の中である方が愛読書として上げてたので買いました。
自信を持って自分なりの菜園を作ってても周りの農家や菜園の様子も
気になったりする心の動きがよくわかりました。
シビンの話が長いのがちょっとアレでしたが
面白かったです。
紙の本
家庭菜園を克明に記載
2016/06/26 22:01
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Freiheit - この投稿者のレビュー一覧を見る
家庭菜園は農業と違い、追われるものはないと思うが、やり始めると心が休まらないものらしい。家庭菜園について軽い文書で書いてある。