- 販売開始日: 2016/07/08
- 出版社: 講談社
- ISBN:978-4-06-216942-4
大人の流儀
著者 伊集院静
苦難に立ち向かわなければならないとき。人に優しくありたいと思ったとき。どうしようもない力に押し潰されたとき。自分のふがいなさが嫌になったとき。大切な人を失ってしまったとき...
大人の流儀
商品説明
苦難に立ち向かわなければならないとき。人に優しくありたいと思ったとき。どうしようもない力に押し潰されたとき。自分のふがいなさが嫌になったとき。大切な人を失ってしまったとき。とてつもない悲しみに包まれたとき。こんなとき、大人ならどう考え、どう振る舞うのだろう。二十歳で弟、三十五歳で妻・夏目雅子との死別を体験してきた作家が語る、強くやさしく生きる方法――。シリーズ累計140万部の大ベストセラー第一弾!
目次
- 春
- 夏
- 秋
- 冬
- 愛する人との別れ~妻・夏目雅子と暮らした日々
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大人とはかくあるべし
2016/04/19 20:51
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:マー君 - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルにひかれて買った本だが大当り。
大人の男とはどうあるべきか、かくあるべし。如何に格好つけるか。大人の男は格好よくなければならない。格好よくない男はおとなではない。
無人島に行く時にも持っていく本。無人島には誰もいないけれど。
必読本です!
2012/12/18 17:20
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:@ゆう坊 - この投稿者のレビュー一覧を見る
とにかく、読んでください。大人として心構え、大人になろうとしている人へのメッセージ、大人になり切れていない人へのやさしさ・・・大人はこうあるべきと言う、著者からのメッセージ。この書籍によって何かを感じてもらいたいと思います。
大人って?
2024/03/27 16:47
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
昨年(2023年)11月に亡くなった作家伊集院静さんに
『大人の流儀』という人気シリーズがあったことを思い出し、
もしかしたら、大人としてのあるべき姿がわかるかもしれないと
2011年に刊行された(雑誌連載は2009年から2011年初め)シリーズ一作めを読んだ。
その中に、こんな一節を見つけた。
「人はそれぞれ事情をかかえ、平然と生きている。」
これは「妻と死別した日のこと」と題された、
前妻夏目雅子さんの死の当日の様子を描いた一文の最後に記された文章だ。
大人とは、どんな事情があるにしろ、「平然」としているものなのかもしれない。
それでも、この巻の巻末に収められた「妻・夏目雅子と暮らした日々」と副題がついた
「愛する人との別れ」というエッセイを読むと、
当時の伊集院静さんだって「平然」ではなかったように見える。
このエッセイを書いたのは、夏目雅子さんが亡くなって25年経ってのこと。
だから、「時間が解決する」とも記されている。
大人とは、時間をうまく味方につけることなのではと、思ったりする。
TVで紹介したました
2017/09/23 15:50
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ほんらいく - この投稿者のレビュー一覧を見る
TVで紹介していて興味を持って購入。そうなんだ。そうだよね。共感できるところ気付かされるところ多々あります。楽しく読めました。
粋な大人、かっこいー!
2011/07/12 07:57
5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:のちもち - この投稿者のレビュー一覧を見る
名前は知っているし、作家であることも知っていたけれども、初めて読む伊集院さんの本。イメージとして(勝手に)スマートな、洗練された人物を思っていたが、繰り広げられるエッセイの中から見る人物像は、どちらかといえば無骨な、「古い」男、という感じ。飲む、打つ、という「昔ながらの」行動を今も続けている男が女優さんを引き寄せる魅力を持ち合わせている理由がなんとなく垣間見える。
自分の生き方とはまるで別世界だ。うらやましいけれど真似はできないだろうなあ。ある程度「自由」な生き方であり、しかしながらその実、裏側には苦悩や諸々の事情を抱えている(生きていれば、当然なのだけれど)中で、それを表には出さない。それを乗り越えるのに「酒」があるという。酒が解決策ではないと思うのだけれども、作家故の引き込まれるような書き方にもよって、そこに出てくる人物の魅力が増している。
かっこいい。こういうのを「粋」っていうのだろう。そんな「粋」な人の人生、考え方を読んだところで、自分に置き換えるだの、何かをここから得るだの、そんなことはしなくていい。それこそ「無粋」であろう。エンタテイメントとして読めればそれでよし、ということだと思う。彼の主張する考え方、見方についても、自分が共感するところは共感すればいいし、違う意見だったとしてもそれを受け入れる(受け流す)だけでいい。本全体に流れる軽快なトーンがそういう気持ちにさせる。
「ただ金を儲けるだけが目的なら企業とは呼べない。企業の素晴らしい点はそこで働く人々の人生も背負っていることだ..」
「不安というものが大切ではないか...不安は新しい出口を見つけてくれる唯一の感情の在り方かも。」
いいですよねえ。「中」にいては見えない本質を言葉にしてくれている。ご本人は企業で働いていた経験もあるので、けして「ヒトゴト」でいっているだけではないし、あくまでも「生き方」をベースにした考え方なんだよね、すべてが。そんな当たり前のことが、ともすれば忘れがちになる環境、それってどうなの?って思う。なんのために働いているのか、なんのために生きているのか。ビジネス本、ハウツー本には出てこない、こういう「生き方」の本、しかもコンサルでない人の「生き方」の本は、痛快であり、気持ちがいいものだ。たとえ今はそれが自分にはできなくても、ね。
【ことば】どんな生き方をしても人間には必ず苦節が一、二度むこうからやってくる。
一、二度かどうかはともかく、それが人間なんだろうね、生きている、ってことなんだろう。「そんな時、酒は友になる」ていう著者は、かっこよすぎます。「酒は一時的なもので、そこから抜け出す解決策にはならない」なんて、ハウツー本に書かれているものよりも何倍も響きます(「酒」には走りませんが)。