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恋 La saison d'amour【イラスト入り】
彼は優美な魚のように、テーブルと椅子の間を泳いでいく――。偶然訪れたレストランで和泉は「恋」に堕ちた。2年前から上司と望まない不倫関係を結ぶ、和泉は平凡なサラリーマン。恋...
恋 La saison d'amour【イラスト入り】
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恋 La saison d’amour (ガッシュ文庫)
商品説明
彼は優美な魚のように、テーブルと椅子の間を泳いでいく――。偶然訪れたレストランで和泉は「恋」に堕ちた。2年前から上司と望まない不倫関係を結ぶ、和泉は平凡なサラリーマン。恋が実ったこともない、もう幸せな夢なんて見ない…そう思っていたが、年下のウエイター・若月の姿にひとめ惚れをした。少しずつ、彼のことを知り、彼の情熱を知り、若月に心を奪われて、ついに告白した和泉。一度でいいから抱いて欲しい――意外にも願いが受け入れられ、和泉はおずおずと、初めて好きになった人と結ばれるが…。恋に臆病なサラリーマンの初恋。
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「俺が感じるのは、雅弘の視線だよ」本文より。
2021/08/10 23:21
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やまだち - この投稿者のレビュー一覧を見る
臆病な大人の恋を、しっとりとした文体で書かれた作品です。
ネタバレがあります。
イタリアンレストランのウェイターで25歳ノンケ攻め・若月怜人、銀行のシステム情報局に勤める26歳ゲ◯受け・和泉雅弘、受け視点。
配属された新入社員の仕事の出来なさや、妻子ある上司との身体の関係に悩む受けは、レストランで働く攻めに一目惚れし、時間をつくってはレストランに通うように。告白する勇気のない受けは、接客時の会話と働くその姿を見るだけで幸せだったのです。ところがある日、職場で思いがけずカミングアウトしてしまい、その反動で仕事終わりの攻めに抱いてほしいと告白しますが・・・
タイトル「La saison d'amour」はフランス語で「愛の季節」という意味、なのかな?
「小心な臆病者」の受けが攻めに恋してそれが実り幸せになる・・・と思いきや、恋人同士になってからも横ヤリが入ったりして不安や嫉妬に苦しみます。けれども攻めへの思いが自信に繋がり前向きになる姿を見て、ずっと応援しながら読んでしまいました。
個人的に好きなシーンは、【冬】で攻めの元カノの女友達に受けが言い返したところです。思慮深く臆病だった受けが、攻めへの純粋な思いを主張するまでになるなんて(涙)。
四季を通じて受けの恋心が愛へと昇華する切ないラブストーリー、とても素敵でした。
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ひたすら恋愛、春夏秋冬
2020/02/13 13:19
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:apple2 - この投稿者のレビュー一覧を見る
洸さんの、(洋物が多い)サスペンス劇場チックな良さを好んで読んでいます。
こちらの作品は、恋愛だけ……先は分かるけどワクワクドキドキ……みたいな要素がなかったので、私には向きませんでした。
ラブストーリーが好きな人の感想は、また違うと思います。