紙の本
あの日の哀しみ
2020/07/26 10:24
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投稿者:なおちむ - この投稿者のレビュー一覧を見る
最後まで読んだ時にとある出来事にトラウマがある私は膝から崩れそうな感覚に襲われた。
あの出来事とこの男と女の少し捻れた(そしてごくありふれた)関係はこんな風に繋がることができるほど過去になったということに衝撃を受けた。
あの日のことは過去になった。そして、それをネタにこんな小説を書くくこともできるようになった。
私のようにあの日に囚われているものにはなかなか難しい本だった。
紙の本
とにかく読んでみた
2021/08/30 22:35
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投稿者:やさし - この投稿者のレビュー一覧を見る
読んでみたものの心情も状況も惹きつけられず、好きになれずに文句言いながら読んだ。理屈もよくわからないし、感覚が合わないのだろうけど、豆知識みたいな音楽や映画の話がいちばんへえ~となる。
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ネットで知り合った妖艶で魔性な女性に耽溺していく男。
快楽、痴情、背徳、過激、抑圧、煩悶、寛容。
登場人物が愛おしく切ない。
共感度高い一冊。
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初対面で彼女は、ぼくの頬をなめた。29歳の営業マン・伊藤俊也は、ネットで知り合った「ナギ」と会う。5歳年上のナギは、奔放で謎めいた女性だった。雑居ビルの非常階段で、秘密のクラブで、デパートのトイレで、過激な行為を共にするが、決して俊也と寝ようとはしない。だがある日、ナギと別れろと差出人不明の手紙が届き……。石田衣良史上もっとも危険でもっとも淫らな純愛小説。
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ううむ。
今までになく、来なかったなあ。
薄っぺらいクセに、なぜかヒリヒリさせるものがあって、悔しいけど読み進まされる、というのがこれまでの石田衣良作品だったのですが。
草食系男子、を主人公に代表させて、それが愉しく壊れ降りまわされて真実にたどり着く、的な感じを出したかったんだろうけど、彼らが読んだら印象変わるのかな。
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営業職のサラリーマンが彼女と別れた後に出会った女性は、なぜか性に奔放。でもそれはどうも彼女の傷ついた過去から逃げようとしているようにしか思えない。それが明らかになっていくのかと思っていると、それより彼の方が彼女によって変えられていく。過激とも言えるそちら方面の描写もけっこうありました。そしてエンディングも特徴的。石田衣良は作品の幅が広い。
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「大人になるということは、肉体の内側に誰にも告げられない欲望を育てることだ。」
この世の全ての大人は、ほんとは男も女もみんな、淫らな想いを持って日々生きているのかもしれない。それを見せるか見せないかは、何かのきっかけがあるかないかの違いだけ。
2人とも大切なものを失った後…ナギは自分をいたぶって、島波先生は他人をいたぶった。
きっと苦しいけど気持ちいいんだと思う。
苦しさを溜め込んで溜め込んで、俊也の優しさに包まれて、ナギは破裂した。
先生はどうなるんだろう?
私が女だからか、ナギより先生のことが気になっちゃうよ。。。
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ある種の心の闇を綴った作品。
自分は体験も出会ったことま無いけれど、徹底的に己を責める負のエネルギーには大きな魅力があるのかもしれない。
たぶん自分は耐えられる強さを持っていないと思うので、未知であることを悔やむより感謝したい。
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ついさっき読み終わった。
途中、中だるみのような部分や無駄だなぁと思われる箇所があったり結末がちょっと陳腐な印象を受けたが、俊也やナギの生きた世界に本気で入り込んだことがない人間が書くことの限界というものがそこには感じられた。
自分には俊也の気持ちもナギの気持ちも分かる。現実にナギのような女性に出会ったら、自分も彼女を心から愛することになるだろうと思った。
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ネットで知り合ったミステリアスな女性「ナギ」と出会った医療メーカーの営業マンのお話。
営業先のクリニック院長がクソすぎる。
最後まで読んで、他の伏線がどうなったかが気になった。
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文庫裏のあらすじ文には「……純愛小説」とあるが・・・いやはやなんとも“どこがよっ?”とツッコミたくなるような冒頭3分の1(笑)。
でも……読み進めると……最後まで官能描写満載であるにも関わらず、確かにれっきとした純愛小説だった。
謎めいたヒロインとの恋の行く末が気になり過ぎて、一気読み。
誠司くん、いいヤツだなぁ。
で、やっぱり、石田さんのストーリーテリングは好きらしい。
★4つに近い★3つ、7ポイント半。
2016.08.24.古。
それでもやはり、最後に一言……
石田衣良は、“街もの”の方が好きだ、と、声を大にして。
※もう1つ収穫が。
巻末解説文を読む分には……(ゴーストでなければ)檀蜜さんの文章が、読みやすく分かりやすく惹かれるところがあったという点。
彼女が性愛小説なり自伝なりを描いたら……売れそう。
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文庫本の形をしたエロ本と捉えるか、
現代における性の多様性を表現したものと捉えるか。。。
人を愛するというのは、本当に奥深いと思いました。
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心からこの状況を喜べない、読みながら祝福も応援もできない、救いや意味を見いだせない、そんな二人ですが、恋愛なんて当人がよければそれでよし、なんでしょうね。
湿気と異臭を感じる内容でした。
恋愛とはちょっと違うかな…
オススメは壇蜜さんが書いてる、あとがき。
私、彼女はすごく好きなんだよなー。
あとがき読んでもっと好きになりました。
あ、石田さんの本なのにごめんなさい。
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ナギと俊也、いまひとつ感情移入できないまま読み終えてしまった。
多種の変態プレイ図鑑、て感じかな。
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表紙にひかれ図書館でレンタル
大好きな蜷川実花さんの写真でした
内容はまーデスパレートな感じで
あんまり好きではなかったけれど、
今まで私が読んだことないタイプの
石田さんの作品でした。