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投稿者:ねこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
高慢と偏見が読みたくて、自分でえらびました。普通は上巻、下巻の二冊で分かれて販売されています。こちらは一冊でお得だと思い、購入しました。1ページが文字が多くて、読みにくいです。
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投稿者:雄ヤギ - この投稿者のレビュー一覧を見る
男女の結婚についての小説。結婚は経済的安定か、愛か、世間体かなど、あちらを立てればこちらが立たずといった感じで物語が進むが、最後はハッピーエンドになる。
登場人物は皆欠点があり、家族の間でも見下したりしている。そんな中、主人公のエリザベスとダーシーは欠点を克服し、愛と経済の両方を手にできる。人間は愛の力で変われる、そんな希望が持てた。
自負心の強い男と、偏見の強い女の物語
2016/01/25 20:50
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投稿者:baron - この投稿者のレビュー一覧を見る
他の人が翻訳しているのを読んだことがないのですが、小山太一さんのはとても読みやすく、変な引っかかりも感じずにスルスル読めました。
物語はとても分かり易いド直球な恋愛小説です!
自負心の強い男と、偏見の強い女の心のすれ違いから両思いになるまでの、いい意味でただそれだけの話です!
でも、オースティンの心の機微の描き方がとても上手なせいで全く飽きることなく、笑いながら読むことが出来ました!
なるほどこれは名作
2015/10/01 10:55
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投稿者:ピザとビール - この投稿者のレビュー一覧を見る
最初の三分の一は「女の噂話」を活字にした小説を我慢して読む、という捉え方だったが、途中から俄然のめり込み、個性的な登場人物たちの世界に引き込まれた。
「神の視点」で、登場人物の心情が各々書かれており、それぞれの積極的意志がぶつかる中で、どう展開するのか、と読者に期待させる。そこが事件らしい事件は起こらない中で、先を読ませる文章の力になっている。また、特にMrビングリーの台詞に代表されるイギリス的な皮肉とユーモアは、特筆に値し、この本のもう一つの大きな魅力となっている。
人を誤解し、偏見の目でみてしまっていた、という状況をうまく描き出しているが、「嫌な相手が好きな人に変わる」という単純な青春物テレビドラマのパターンではなく、「相手に対する誤解が解けると、同じものでもこんなに違って見える」ということを鮮やかに描写していて飽きさせない。
国や時代は違えど
2018/06/10 14:25
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投稿者:L - この投稿者のレビュー一覧を見る
国や時代は違えど、人間の本質はそう変わらない。そんなことを思いました。今でも十分楽しめる一冊です。ただ、タイトルは「高慢と偏見」にしてほしかったな。
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投稿者:テーリー - この投稿者のレビュー一覧を見る
翻訳が変わり読みやすくなりました。若干 ここは前の翻訳の方がふさわしい表現かな と思う箇所もありましたが、個人的意見です。この翻訳本で初めて作品を読む方であれば特に問題なく読み進めると思います。
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ヴァージニア・ウルフの講演原稿でオースティンへの言及があったことから手にとった。
新興の中・上流階級と今やその地位を脅かされる立場にある貴族階級の成員の男女、それぞれがもつ「可能態の世界」。自分の地位・性別により許された振舞い(しかしまた自分の地位・性別からして求められる振舞い)。可能なことの視野(したがって不可能なこと死角)。
何と言っても読んでいてたのしいのは、精神的な面ではいくら「自由」であっても、出自や財産の面ではどうしようもなく「不自由」な主人公、分裂した自我に悩まされる「教養はあっても財産・権限は持ち合わせない」人びとの表象を一身に担うエリザベスの葛藤。
実際には収入の差はあれいずれにせよ地主階級を形成していたベネット、ビングリー、ダーシーのような家族の生活空間は、労働者や下級の官吏や法曹や軍人たちの生活空間とはより厳しく隔絶されていたわけだけど。女性でありしかも限嗣相続の制約のもとに生まれた主人公の立ち位置が、階層内・外での上昇移動をさまたげて「教養」や「意欲」を阻害しているという認識をいや増す。
そういう背景のもとに、ベネット家の面々にはそれぞれの「性格」が割り振られている。ジェイン−エリザベス−メアリーは「教養」や「良識」や「社交性」のグラデーションを形作り、リディアは「結婚」という達成の機会に対する優先順序の点でも、母親からの「甘やかし」の点でも極端を示す。エリザベスとミスター・ベネットがともに多くの点でジェントリの「理性」を示しながらも、次女がその父親に対して一度ならず失望を味わうシーンは、性別・ジェンダーの境界線を明に暗に表現している。
そうした諸相を、ときに嫌悪し、ときに恥じ入り、しかして同情や共感をもって眺める主人公はオースティンの代理人であり、ときたま作者の代弁者となる。それをウルフはあまり感心しないことと指摘しているけれど、わたしにはそれも含めて──オースティンがここぞという場面で自分の意見を熱弁せずにおけなかったという事実も含めて、楽しむことができた。
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2014年11月読了。
新訳です。すごく読みやすい。
この小説は、今まで他の翻訳で何度も読んでますが、やたら新鮮でした。
やっぱり現代の言葉になってると読みやすい。
やや直線的すぎる訳もありましたが、わかりやすいので登場人物の心の動きがより親密に感じました。
ダーシーってこんなに最初からエリザベスへの好意が見えてたっけ???って新たな発見も。
良かったです。
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文句のつけようのない世界的名作。とにかく面白いので読んでみてください。
軽妙なストーリーの中に散りばめられた、恋愛と結婚における本音と建前、見栄や妥協や打算。もちろん200年前のイギリスと現代の日本を単純に比較することはできませんが、人の考えることは本質的にはさほど変わらないのではないでしょうか。
文庫本の表紙イラストは物語の雰囲気ぴったりです。こういうところもいいですね。
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何度読んでも面白い。
取り巻く環境や考え方は変わっても、
登場人物のしていることはいまとあまり変わらない事に驚く。
でも、ウィカム、リディア、ミセスベネットの出てくる所はうんざりしすぎて毎回、目が滑る…
表紙がキーラナイトレイverの高慢と偏見の映画ぽくて良い。
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頭がよくハキハキして茶目っ気もあり美人なエリザベス。家柄がそんなに高くないとはいっても、かなりスペック高い主人公だなぁと思う。主人公以上に美人でしとやかな長女の名前が著者と同じなのが気になる。(笑)
妥協するシャーロット、理想的な相手を掴むエリザベス、似た者同士夫婦のジェイン。誰か素晴らしい異性がいたとして、みんなが同じような人と結婚すれば幸せかって言ったらそうでもないんですよね。
やっぱり尊敬できる相手と一緒になりたいですよね。
当時の英国の慣習も知れて面白いです。
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モームの世界十大小説の1つに挙げられている位なので難解なのかと思ったけど、とっても読みやすかった。これは恋愛と結婚という普遍的なテーマを描いたラブコメ。ナポレオンが猛威を奮っていた時代に書かれたというから驚きだ。
良家の女性に職業なんてない時代で階級もあるものの恋愛の価値観は今も昔も変わらないなと思わされる。
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200年前の小説でも古さを感じさせないのがジェインの作品。ただの恋愛小説でなく、自分の意見を持った女性が好感をよぶ。
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どの訳で読むか散々迷った挙句、新訳で読んでみた。
非常に読みやすかったと思う。
そして何故この本が名作だと言われているのかがよくわかった。説明不要に面白いのだ。
恋愛小説としてもドキドキするし、家族小説としても感情移入でき、当時のイギリスの中の上くらいの階級の生活に飛び込んだ気分になれる。それくらい鮮やかに作品世界が描かれていて、また人間の描写も素晴らしい。何百年たってもリアリティをもって共感できる巧みな人物描写。
ネットを見ていたらダーシーが元祖ツンデレと書かれていて笑った。うん、まあ確かに言われてみれば、彼はツンデレとしての魅力が詰まったキャラであるかもしれない(笑)
映画の「プライドと偏見」も観た。こちらもまあおすすめ。
ところでタイトルの訳、原書は"pride and prejudice" だが、日本語に訳されるときは
「高慢と偏見」
「自負と偏見」
「プライドと偏見」
の三つのパターンがあるようで、タイトルの訳にこうまでばらつきがあるのも珍しいのではないか。prideをどう訳すかで割れているのだが、確かに「高慢」でも「自負」でもカタカナの「プライド」でも、どれも内容から言っても外れていないと思う。でもイマイチしっくりこない、物足りないというか…。ニュアンスの問題で。イメージ的にはこの三つともを混ぜ合わせた感じなんだよなあ。
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家にあった古い河出の世界文学全集で挫折したこの作品。ビブリオバトルでフレッシュな大学生が推薦していたので手に取る。新訳なだけに読みやすい。一気読みでした。新潮文庫の紙、薄くなった?ロマンスでコメディ。滑稽な人物と決めたらとことんこきおろすのだなあ…と脇役が少々かわいそうにもなるけれど、桐野さんの解説はそこを掬い上げていますね。すれ違いからの両想いっていうのは洋の東西を問わず王道だね。