紙の本
順番が違っても面白い
2020/08/10 07:13
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投稿者:吉村ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
今野さんのこのシリーズは、欠かさず
読んでいますが、この回は後回しにしてしまった作品です。
なぜかは自分でも謎ですが・・・
警察組織として竜崎。家庭の父親としての竜崎。
いろいろな面がみれて、面白かったです。
もう一度、シリーズ1作目から読みたくなる
そんな一冊です。
紙の本
仕事観や人間観が面白い
2018/05/21 23:06
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投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
今野敏の「隠蔽捜査」シリーズの5にあたる『宰領』 を読みました。
期待通り面白かった。
印象に残った言葉を2つ。
「日本の未来なんて、どうなるかわからない。だが、この日本のどこかから、日夜努力を続ける若者たちが生まれ続けていることも事実なのだ。」
もうひとつ。
主人公竜崎と相方の伊丹との会話で、責任問題からクビを心配する伊丹に竜崎がひとこと。
「俺は、首よりも、やるべきことをやれないような事態のほうが恐ろしい。」
警察小説ですが、主人公の仕事観や人間観が面白いですね。
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投稿者:kon - この投稿者のレビュー一覧を見る
隠蔽捜査シリーズ5弾です。竜崎所長の活躍が見事ですね。伊丹刑事部長とのコンビは抜群ですが、次はどちらが出世するのでしょうか。降格人事であった竜崎所長が先だと警察の大改革かもしれませんね。竜崎はここどまりかあるいは救済する上司、警視総監待ちかなとも考えています。次作が待ち遠しいです。
紙の本
安定した面白さ。
2016/12/27 06:22
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投稿者:ライディーン - この投稿者のレビュー一覧を見る
隠蔽捜査シリーズを読むにあたっての魅力は
1竜崎の変人とも取れる原理原則論の炸裂。
2所轄の署長で警視長と言う階級が判明した時の周りの反応(反感を持っていても、後にいい意味でひれ伏す)
3家庭の状況
これに尽きると思います。
次作も楽しみです。
紙の本
警察内部のことがわかる
2016/03/19 23:04
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投稿者:ポンポン - この投稿者のレビュー一覧を見る
警察のキャリアとノンキャリアの差がわかり、違う角度からの面白さがある。
電子書籍
竜崎署長はやはりただものではない
2018/12/05 08:05
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投稿者:美佳子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
『宰領(隠蔽捜査5)』では、元警察庁キャリアで政治家秘書に転身した人から伊丹刑事部長のもとにその衆議院議員・牛丸真造が行方不明になっているので秘密裏に捜索をしてくれるように依頼が入り、羽田空港に到着する筈だったため、所轄の大森署署長竜崎にその話が持ち込まれます。やがて、大森署管内で牛丸の運転手の他殺体が発見され、牛丸を誘拐したと警察に入電があります。発信地が神奈川県内という理由で、警視庁・神奈川県警の合同捜査が決定。伊丹に指揮を命じられたのは(当然ですが)竜崎伸也だった。『転迷(隠蔽捜査4)』では、省庁間の反目・縄張り意識が障害となっていましたが、『宰領(隠蔽捜査5)』では、警視庁対神奈川県警の因縁深い対立が障害となっています。巨大組織には弊害がつきものですが、そういう理不尽なものによって本来の組織の目的達成が阻害されるというのはなんとも歯がゆいことですね。特にそういう環境の中で真っ当な仕事をしようとする者にとっては。そういう逆境にあっても事件解決のために利用できるものは何でも利用し、任せるべき人選を誤らない竜崎署長はやはりただものではない、と言う話です。
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竜崎さんのもとで働きたい!
2016/11/18 10:58
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投稿者:maki - この投稿者のレビュー一覧を見る
ワクワクした!ドキドキした!そしてホッとした^^
竜崎さんの下で働きたい!上司には絶対なりたくないけど!?(笑)
そして、ラストの伊丹さんがかわいい(*^_^*)
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このところ多忙につき、読感を書いている時間がない。
とりあえず、読みましたということで、読了日と評価のみ記載。
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キャリアの竜崎大森署署長。元キャリアの政治家秘書から衆議院議員が行方不明の連絡。非公式な捜索依頼。数時間後、車が発見。運転手が殺害。捜査本部の副本部長で現場へ。
羽田からボートで横須賀に潜伏。警視庁、神奈川県警、警察庁で指示の奪い合い。伊丹から現場を一任された竜崎はSIT到着を待たずSTSに突入。人質奪取。
刑事部長のキャリア同期の伊丹の部長の指示に従わず。
竜崎に謝罪を求める。それが謝罪か?
監察官が動くかも。二回目の失敗は依願退職。それをとめたのは伊丹。
竜崎「ありがとう」
伊丹「その言葉が聞きたかった」
誘拐犯はひきこもり。動機は父から「なにもできない」と
言われたから。運転手殺害に疑問?
違法風俗店通いをマスコミにながすと運転手が政治家を脅していた。元キャリア刑事が実行犯をあやつり警察の捜査を見越した誘拐事件
2浪の長男が東大合格。前日に高熱。初日は試験終了後に救急車で病院。
竜崎は誘拐事件の陣頭指揮をしながら息子の容体をきかされた
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お気に入りのシリーズも5作目。
読みやすいので、少し読むのを延ばしていました。
一気に読み終わっちゃうので、もったいないから☆
大森警察署の署長・竜崎伸也は、もとは警察庁の官僚という大変なキャリア。
おそろしく堅物なのだが、合理主義者なため、じつは現場でも有能な男なのだ。
警視庁の刑事部長の伊丹俊太郎から、衆議院議員の牛丸が行方不明になったという連絡を受ける。
牛丸を誘拐したという電話があったが、神奈川からだったため、合同捜査が決定する。
じつは神奈川県警と警視庁は犬猿の仲?
前線本部に派遣された竜崎は、ピリピリした空気の中、本部がいっこうに機能していない様子に驚かされることに。
折りしも、竜崎の息子は浪人中で受験の時期を迎えており、家族も緊張していた。
そんなときに家を離れることになってしまったのだが‥
周りにはその心配を隠しているが署員にはバレバレの事情も抱えつつ。
横須賀で、対抗意識を剥き出しにする県警の刑事に手を焼きながらも、合理的に捜査方針を決めていく竜崎。
その判断の妥当さで捜査が進んでいき、当然のごとく、土地勘のある地元民を立てるやり方もとっていきます。
いつの間にか、納得していく刑事達。
そして、神奈川県警のSTSが現場で待機するクライマックスへ。
竜崎以外の人物がちょっと、おばかさんに見えてくるきらいはありますが~
ぐいぐい楽しく読めます。
幼馴染の伊丹との関係も、頑なな竜崎に対して伊丹の片思いっぽいのだが、相変わらず何となくにやにやさせられます。
そして、奥様のさすが、しっかりした賢夫人ぶり。
竜崎の考え方のスッキリしているところが、何と言っても、いいですね!
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『隠蔽捜査』シリーズ長編第5弾。大物国会議員の失踪&運転手殺害事件、神奈川県警・横須賀署に置かれた前線本部の副本部長としての竜崎署長の活躍。警視庁と神奈川県警との確執の中で、竜崎らしい原則としての判断が光り、スピーディーな展開とともにサクサク読める。
息子の東大2次試験にまつわるエピソードは、シリーズおなじみの家族トラブルだが、今回は竜崎の出番はほぼなし。事件の方はラストのもうひとひねりが納得感UPだった。
20-20
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舞台を警視庁管内から横須賀に移した物語。今回もトラブル多発だけれど、終盤に向かって竜崎のブレない判断で事件が解決する安定のパターン。衆議院議員秘書の殺害と代議士誘拐事件が発生する最中に、息子が大学受験当日ぶっ倒れる話。ところでSNSやTwitterが初めて登場する。マスクの話もあるのだが、これはコロナ禍前ならではの記述。
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あっという間に第5弾。一気読みもここまでしてしまった(1日で、2~5まで)
今度は神奈川県警までかかわってくるし、自分の部下たちを使えないし、アウエイでの仕事。
竜崎が変わったなあと思えるのは、人の動かし方。どうしたらこの人たちは動くのか。納得はしないかもしれないけどその場で、できるだけうまく人を動かせるかが管理職の仕事。それをよく考えながら働いているところが初期のころにはなかった面。
息子が、気が付いたら、2浪していました。やっと合格。よかったよかった。
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今回も面白かったね~
なんと殺人事件の現場が我が家から歩いてもそう遠くないところで( ゚Д゚)ビックリ!
しかも雲隠れしてこっそり調べてほしいといわれていた衆議院議員の車と殺されていたのが、運転手。
クンクン・・臭いますねぇ・・・
伊丹は雲隠れした議員の捜査は極秘で調べてほしいと言ってきたが、例によって竜崎は捜査本部を置く手順を整えていた。
まったく竜崎と伊丹のやりとりは、思わず声が出てしまうほどのおかしさで、時々電車や病院などで読んでいると焦ってしまうことがある。
間が悪いというか竜崎の息子が東大の試験を控えていた。
もう署長として大変なのに家族のことも考えなくては、ほんと働くお父さんは大変です。
運転手が殺されその後議員の足跡もぱったりその場で消えた。
はてさて・・・
事件はどう動いていくのか。
戸高が自作自演もありえなくはないというようなことを言っていたけど、素人探偵のワタクシとしても議員が怪しい・・と睨んでいます(((uдu*)ゥンゥン
そのうち犯人から大森警察署のほうに電話が入った。
なぜ署なのか?
捜査は進んでいって犯人は川を利用して神奈川へと流れていったらしい。
そうなんです、昭和島、京浜島、あの界隈も私の担当地域でした。
もうなんてことなのぉ~
ワク(((o(*゚∀゚*)o)))ワクが止まりませんね。
そして横須賀署に前線本部を置くからそこの指揮を執れと。
次から次へと難題を突き付けてきますねぇ。
それだけ竜崎を評価しているということだろうけど。
息子はというと、東大の試験会場で具合が悪くなって救急車で運ばれたのだが、その病院がなんと私のかかりつけの大学病院。
もうテンションMaxでござりますわ~~
もう寝ていられなくなって結局朝まで読んでしまった。
坂本弁護士一家のことで神奈川県警と警視庁が犬猿の仲だったとは。
それにしても初めはこんな状態で事件解決できるの?と思ってたけど、はやり竜崎マジック(笑)
反発していた連中もしまいにはすっかり竜崎の意のままに(笑)
どこでも勝ち負けとか、何期?とかか階級は?とか面倒くさいものなのね。
竜崎の言うように、今ここにある現実を見て動けばいいじゃんと私でさえ思うわ。
竜崎が伊丹の指示に従わなかったことで、監察官が動くことになるという件などの二人のやり取りは思わずニヤニヤしてしまった。
(・∀・)ウン!!いいコンビ!!
そして大変な思いで試験に臨んだ息子の東大合格の知らせで、みんなが笑顔になりました。
今回まさにその通りだと思ったこと。
「捜査員たちは歩きわ回っている。犯罪と戦い、国を守る警察官にとって天気も季節も気温も関係ない。
どんな環境であろうと、戦いをやめるわけにはいかないのだ。
日本の未来を憂いる人たちがいる。日本人はだめになったと、二言目には言う連中もいる。
そういう人々に、この寒空の下、戦い続けている若い警察官、消防士、海上保安庁の保安官、そして自衛官たちの姿を見��てやりたい。
悪い面だけ見てむやみに批判的になったり、虚無的になったり、あるいは冷笑的なる人々を、竜崎は心から軽蔑していた。
そういう連中に限って、自分では何もしていないのだ。
日本の未来なんて、どうなるかわからない。だが、この日本のどこかから、日夜努力を続ける若者たちが生まれ続けていることも事実なのだ。」
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どうにもならんくらい竜崎さんカッケー....。
惚れてまうやろー。
クサっているとき、何となく落ち込んでいるとき
読めばスッキリ万事解決します。
(危ないクスリではない)
もうこのシリーズは何度も読んでも元気付けられるので
手元においておきたい一冊です(シリーズだけど)