- 販売開始日: 2016/08/05
- 出版社: パンローリング
- ISBN:978-4-7759-7132-1
テンプルトン卿の流儀
マネー誌が「20世紀最高のストックピッカー(銘柄選択者)」と称えた伝説的なファンドマネジャーのジョン・テンプルトン卿は、世界一流のバリュー投資家として尊敬され、グローバル...
テンプルトン卿の流儀
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商品説明
マネー誌が「20世紀最高のストックピッカー(銘柄選択者)」と称えた伝説的なファンドマネジャーのジョン・テンプルトン卿は、世界一流のバリュー投資家として尊敬され、グローバル投資を創始し、50年にわたって市場平均をアウトパフォームしたことで広く知られている。時代を超えたテンプルトン卿の原則と方法が、この本書によって初めて一般に紹介される。
本書では、テンプルトン卿の実証済みの投資選択を貫く方法を概観したあと、最高の成績を上げたその歴史的事例を紹介するとともに、今日の投資家がテンプルトン卿の勝利につながるアプローチを自分のポートフォリオに取り入れる方法を説明する。そして、「悲観の極み」で投資するという最も有名な原則を詳しく述べたうえで、テンプルトン卿が「悲観の極み」の時点をとらえて成功につなげるために生涯を通じて用いてきたテクニックを解説する。
本書ではテンプルトン卿の投資戦略の裏側が初めて明かされると同時に、次のことを学べる。
●ほかの投資家が悪材料に過剰反応しているときに冷静さを保つ方法を身につけること
●テンプルトン卿のような株式のバーゲンハンターになること、つまり、感情に突き動かされた投資家が投げ売りする株を買い、必死に買おうとする株を売ること
●世界に目を向け、幅広くバーゲン株を買えるようになること
●分散化を通じてポートフォリオを保護すること
●銘柄選択の際に定性的な根拠だけでなく定量的な根拠を基にすること
●どんな市場条件にも耐えられる実効性の高い投資戦略を採用すること
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流儀は奥儀
2016/04/05 09:41
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:撫子の丘 - この投稿者のレビュー一覧を見る
危機はチャンス。
バーゲンハンターいわゆる逆張りメインです。
分散化、用意周到、貯蓄等の有用性について。
派手さのなかにも地味さもにじみ出ています。
投資観の大局についても指摘しています。
バーゲンハンターの規律
2010/04/27 23:51
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:バリューラー - この投稿者のレビュー一覧を見る
「安物買いの銭失い」との違いを知ることができる本書は、ジョン叔父さんの名言から始まる。
ジョン・M・テンプルトンは殺到する売り手という大勢の意見に逆らって行動する困難さを、ある信念で克服している。
ピンチに負けてしまうのは、物理的環境のためではなく、自身の心が折れてしまうことによって、自らを自分で敗北させるのが大衆である。
群集と行動を別にするためには「歴史は韻を踏む」事実を客観的にとらえている必要がある。
株式市場も然り。
「悪いニュースで新聞が売れるという単純な事実がバーゲンハンターにとってはありがたい働きをしてくれる」
今も昔もマス・コミュニケーションのあり方は変わりがないことを本書で学べる。「(不安要素が個人の中で増幅し)マスコミは好んでそれを大衆提供する」したがって「株式市場は周期的に大きな不安にさらされる」と著者はいう。
「大衆は悪いニュースに翻弄されやすい」と。
熱しやすく冷めやすいのは、どこかの国の専売特許ではないようだ。
群集に埋もれない唯一の方法。
悲観の中にチャンスを見つける心構えを持つことがいかに難しいかを知った上で、他人と異なる投資を追及することだと読み解くことができる。
それは、銘柄を超え、市場を超え、国を超えて「群衆よりも良い成績を上げたいのなら群衆と異なることをしなければならない」とジョン叔父さんが実践したことによって証明している。
「強気相場は悲観の中で生まれ」から始まる伝説は「楽観の極みは最高の売り時である」で結ばれている。私たちはいつも逆であることを改めて思い知らされた。大衆は悲観の極みで、恐怖に負けて売ってしまう。売るからまた下がる構図はバーゲンハンターにとっては、この上ないお買い得の時期のようである。