紙の本
楽しく読みました。
2021/12/05 08:54
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投稿者:satonoaki - この投稿者のレビュー一覧を見る
土井善晴さんの本を読んだのがきっかけで、『今日もごちそうさまでした』に流れ着きました。
面白かったです。
角田光代さんの言葉の使い方や書くリズムは、前々から好みです。
決して超豪華版の食事が並ぶわけではなく、冷蔵庫にある物で用意した料理もあります。
もちろんたいそうな意気込みで食材を用意したものや、外国で食したものも出てきます。
食わず嫌い、好き嫌いが激しい…そういう子ども時代を経ての彼女、食の面で成長したのでしょう。
また、好きなものはあっても「嫌いで食べたくないもの」が減っているというのも、人として成長していると思います。
またぜひ読み返したい一冊になりました。
紙の本
角田光代さんは
2018/12/25 08:33
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投稿者:おどおどさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
私の中では「八日目の蝉」の印象が大きく、強い女性というイメージがあるが、このエッセイは、どこか柔らかい感じがする。
この本を読んでから著書を読むとずいぶんイメージが変わるかもしれない。
紙の本
ごちそうさまでした
2015/09/11 19:24
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投稿者:あんこパン - この投稿者のレビュー一覧を見る
食材を、四季の旬にわけて、著者の思い出話でつづった、エッセイ。著者と年代がほぼ同じだったり、買い物が好きで、毎日晩御飯を作っている自分には、共感できる部分が多く、読み終わってから、「こちらこそ、ごちそうさまでした」と言いたくなる内容が盛りだくさんでした。”小説家”のイメージしかなかった著者ですが、こんな一面もあるんだと、とても親近感がわきました。
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すごい偏食だった彼女がいろんな食べ物と出会っていって、好きになったり、好きにならなかったり。
食べ物にすごくこだわりがあるところ、好き。
空腹で読むとつらいです。美味しそうな話がいっぱい出てきます。
母親が、嫌いな物は無理矢理食べさせなかったっていう話が良かった。健康に良いかどうかは別として、食べることは楽しいって記憶が絶対残るもんね。
しかし、給食はどうしたんだろう?あんなまずいもの、本当に二度と食べさせないで!!何でパンなんか食べなきゃならなかったんだ・・・。でも、固いご飯とかべちょべちょご飯とか、焦げたご飯とか食べるのも嫌だし。とにかく、給食大嫌い。
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食エッセイが気になる今日この頃。友達が「借りてた本を汚してしまったからお詫びに」と買ってくれた本の中の一冊。
忙しいのに自炊してて素晴らしいですね、角田さん!もろこし最近甘すぎねぇ?という話でふーんと思ったり、ほうれん草が大丈夫野菜というのに激しく同意したり。羊肉は私もだいぶ大人になってからハマったので、楽しく読みました。一つの話が3〜6ページと短いので、移動のときに少しずつ読んだりするのにおすすめです。
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角田光代が料理に開眼したのは20代半ばを過ぎてからで、それまでは誰もが認める超・偏食!
意外だった。食べることは日々の中で1、2を争うくらい重要だし、食について合わない男とつき合うのは職の無い男とつき合うより難しいみたいな小説をよく読んであー分かる分かると思っていたので。
同僚と食事していてその人がけっこうな偏食でお皿の隅に野菜がのまま残っていたり特定のものがわざわざ避けられていたりすると、私はちょっと引く。おいしいのにと思ったり一応仕事でのお付きあいなんだからせめてこの場はがんばれよと思ったり、その人の趣味嗜好を無理やり見せつけられて重いと感じたり。
でもそういう人たちって、今まで遠ざけてきた食べ物が実は意外においしい、好きかも、という細々してるけどわりとうれしい感動がこれからけっこう残されているということなのでちょっとうらやましいかもと、この本を読んで思ったり、した。
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ちょこちょこ読みました。料理がしたくなる。満腹のときは読む気がなくなり、腹へりすぎのときはうおーってなるので読めなくなる。ちょうど少しの腹へりぐらいで夕飯なにしようかなぁと悶々としてる時に読むのが至福の時間でした。私も30才ぐらいから目覚めた食材が多く子供の頃から偏食気味だったので、共感できる節がたくさんありました。フグやら白子やらカラスミやら牡蠣やら松茸やらにクラクラ。2015/03/14 読了
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ここ数年は「食」にまつわる本が好きでその流れで購入。
角田さんのエッセイは読みやすく面白くて以前から好きだが、これも例に違わず良かった。既に何度も読み返している。
季節ごとに章が分かれているので、今の季節にあった章を読んで何作ろうか考えるのも楽しい。
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食品名を一つ決めて、それをテーマに書く…というお話だったらしいのですが…
超偏食な子供時代を過ごした角田さんが、その食物の美味しさに目覚めた、あるいは、自らの意思を持ってして、食べず嫌いを克服した…そんなお話が多かったように思える。
冒頭からの、肉、肉、肉、大好き、みたいな文章を読んだ時は、えええええ~、私無理かも、と思ったのですが、食べられなかったものを、克服していく、あるいは好きな食べ物に変換して行く、その過程に惹かれました。
誰だってありますよね~、人生の転機、食べ物の転機…!
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自分自身20代前半まで偏食でした。お酒を呑むようになると、友人達がオーダーしたものをシェアして食べるようになり食革命が始まったので、著者の食わず嫌いだったものに驚く様子は凄く共感できました。
角田さんのエッセイを読むのは初めてで、三浦しをんさんにも言えるけど、角田さんも小説から受ける印象と随分違うなあ。
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ご飯ものエッセイ。
〝食べられなかったけど好きになった食べ物〟の話が結構出てきた。私にとってのそれは、高野豆腐やいくらかな。
味覚、というか食の好みって年齢を重ねるにつれて変化していくんだなぁ。いずれ塩辛をおいしいって思う日もくるのかな?
巻末にレシピが載っているのも嬉しい。「れんこん団子」作ってみようっと。
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著者の好きな、または思うところのある食材について季節ごとにまとめたエッセイ。著者の偏食→食べられるようになったという話がとても多い印象。ほのぼのと読める一冊。
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単行本を図書館で借りてすでに読んだのに、書店でみかけて、つい買ってしまった。
書店って、危険だよね……(まだこちらは読んでいません。本編レビューと関係ないこと言ってすみません)
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もう、美味しそうの一言!30歳まで偏食だったようだけど、今は食べ物へのLOVEがとても感じられ笑、楽しく面白く読める。料理がしたくなる本ですねー。作者の本を何冊か読んでいて、この人は料理が上手い人なんだろうなーと思ってたが、こういう経緯があったのですね。
美味しいものを美味しいと感じられることはとっても幸せなこと!私も1つ1つの食材を大事にしようっと。
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食べ物のエッセイが大好物だ。その中でも角田さんは群を抜いていると思う。
何せ偏食だった子供が大人になって美味しいものに出会う。
まるでボーイミーツガールを淡々とした口調で語っていくのが楽しい。
お宝煮の章では嗚呼これは、あの作品のあのレシビ!?など萌えた。
食べてみたい、作ってみたい、検証したいと思わせる1冊。