くまちゃん(新潮文庫)
著者 角田光代
風変わりなくまの絵柄の服に身を包む、芸術家気取りの英之。人生最大級の偶然に賭け、憧れのバンドマンに接近したゆりえ。舞台女優の夢を捨て、有望画家との結婚を狙う希麻子。ぱっと...
くまちゃん(新潮文庫)
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商品説明
風変わりなくまの絵柄の服に身を包む、芸術家気取りの英之。人生最大級の偶然に賭け、憧れのバンドマンに接近したゆりえ。舞台女優の夢を捨て、有望画家との結婚を狙う希麻子。ぱっとしない毎日が一変しそうな期待に、彼らはさっそく、身近な恋を整理しはじめるが……。ふる/ふられる、でつながる男女の輪に、学生以上・社会人未満の揺れる心を映した共感度抜群の「ふられ」小説。
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書店員レビュー
読み終えて、変なくまのTシャツを着た男に少しだけ共感できた。
丸善札幌北一条店さん
読み終えて、変なくまのTシャツを着た男に少しだけ共感できた。
しかし、それ以外はわたしだったら絶対に付き合いたくないし
好きにならないだろうなあという男性でしかなかった。
しかし、本作の一番目の主人公が恋をしてしまったのだから仕方がないと
言いますかなんというか。
友達だったら「やめときなさい」と諭しているところです。
でも絶対いうこと聞いてくれないんだろうなあと思いつつ。
本作は主人公がリレー形式でフラれていくのですが
このなかにはきっと、共感できる登場人物がいるのではないでしょうか。
わたしはとある人物と驚くほど似た経験をしたことがあり
とても共感できたのですが。。。(誰かは秘密です)
とにもかくにも、好きと思ってる相手から好きと思ってもらえていない
っていうのは一番切ないことだなあとしみじみ思いました。
実用 野呂
まさに真骨頂
2018/10/31 07:21
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:スイママ - この投稿者のレビュー一覧を見る
読み初めは、失恋話を軽いタッチで描かれているものと、思っていました。
ところが三話目ごろから、おお~っ!!となり、いっきにのめり込みました。
巧者なんですよね。理屈ぬきで面白い。とくに「光の子」は、秀逸でした。
振られた人にも、そうでない人にも、おススメです。
ふられ小説なんて書いてあるから、
2021/01/09 06:19
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:びずん - この投稿者のレビュー一覧を見る
どんなもんだいって思って読んだんだけど、全部良かった。最後とのお話でまとめてくれていた通り、人の数だけ恋の形も様々で、ふろうがふられようが心臓がギュッとなるような気持ちを体感して、それをスッキリ乗り越えられた時に少し違う自分になっていられたら、それは成功なんだと思う。人の恋を指図できるほどたくさんの恋愛をする人はそうそういないんじゃないかな。
その日暮らしから転がり込む
2022/08/01 03:38
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
フリーターと同棲を続ける、岡崎ゆりえのようなヒロインを描くのは流石ですね。恋敵に普通の叔母さんを持ってくるのも、角田光代ならではの世界観でした。