刀語 第二話 斬刀・鈍
「あんたはまだその程度にしか虚刀流を知らないということだ」無刀の剣士・鑢七花(やすりしちか)と野心を秘めた謎の奇策士・とがめは、一路、西へ!伝説の刀鍛冶・四季崎記紀(しき...
刀語 第二話 斬刀・鈍
商品説明
「あんたはまだその程度にしか虚刀流を知らないということだ」
無刀の剣士・鑢七花(やすりしちか)と野心を秘めた謎の奇策士・とがめは、一路、西へ!
伝説の刀鍛冶・四季崎記紀(しきざききき)が完成させた“刀”は12本――残る11本は誰が? 何処に?
刀語、第2話の対戦相手は、因幡砂漠に聳え立つ下酷城・孤高の城主、宇練(うねり)銀閣!
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まにわに、っていう言葉で遊んでる、そのセンスに震えますねえ。これで『化物語』のレベルに急接近。勿論、合格です
2007/04/28 22:23
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ま、第二話になってリズムが出てきたな、とは思います。特に、冒頭であっさり真庭忍軍の一人通称『逆さ喋りの白鷺』が殺されてしまうあたりは、圧巻というか想定外というか。こういうキャラは、さすが山田風太郎も書かなかった。ま、バカバカしいと斬り捨てることは簡単ですが、面白い。
画・竹う
筆:平田弘史
本及び箱装幀:ヴェイア
版面構成:紺野慎一(凸版印刷)
本文使用書体:FOT-筑紫明朝 Pro L
序章
一章 因幡砂漠
二章 宇練銀閣
三章 落花狼藉
終章
で、やはり維新の語り口がいいのですが、特に24頁
「て言うか・・・・・・とがめ、個性競争に限らず、その基準が何であっても、おれは個人的に、まにわにの連中と較べるのはやめて欲しいぞ」
まにわに。
暗殺専門集団真庭忍軍が、えらく萌え系の略称になってしまった。
むろん七花に自覚はないし、時代的にとがめもそれに気付かず、「まにわに。うん、なんだか呼びやすくていいな、それ」と、積極的に採用してしまう有様だった。
哀れなり。
それから、今回の巻で最も魅力的な存在、「秘剣、零閃」を使う、四季崎記紀の作りし変体刀千本のうち、その完成形12本の1本——斬刀『鈍』の持ち主で、因幡砂漠に聳え立つ下酷城・孤高の城主、宇練銀閣がいいです。冒頭の鑢七花ととがめの決め台詞問答がラストに繋がるのも、合格。
ま、「チェスト」が「チェリオ」になるのは愛嬌でしょう。ともかく、口癖になりそう、まにわに。うーん、維新くん、好きですよ、これなら先が楽しみです。
神速の居合い
2015/03/21 06:25
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:september - この投稿者のレビュー一覧を見る
一刀両断できないものは無いというほどの切れ味を持つ斬刀「鈍」を使うは神速の居合いを受け継ぐ宇練一族の十代目、宇練銀閣。刀を持たない虚刀流 鑢七花と奇策師とがめはいかに神速を破るのか。一気読みしたら八つ裂きになってるかもしれないのでご注意を。