刀語 第四話 薄刀・針
「そいつを倒せば、俺が日本最強になれるってことだろう?」“日本最強”の堕剣士・錆白兵(さびはくへい)から叩きつけられた挑戦状! 無刀の剣士・鑢七花と奇策士・とがめは、薄刀...
刀語 第四話 薄刀・針
商品説明
「そいつを倒せば、俺が日本最強になれるってことだろう?」
“日本最強”の堕剣士・錆白兵(さびはくへい)から叩きつけられた挑戦状! 無刀の剣士・鑢七花と奇策士・とがめは、薄刀『針』を所有する錆から、その刀と、日本最強の称号を奪い取ることができるのか――?刀語、第4話の対戦相手は、日本最強の称号をほしいままにする錆白兵!
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「まにわに」に続いて、今回は「や、やんやんやん」で笑っていただきます。本筋は手抜き気味でも、ディテールで大技決めりゃ、いいってか?
2007/06/29 17:28
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ええ、そんなぁ!!っていう展開を見せる巻で、口あんぐり状態。で、それを説明しちゃうと、この巻のキモみたいなところに触れざるを得なくて、それが結局、読者の興をそぐことになりそうなので、今回は殆どストーリーに触れずに行こうかと思うんですが、どうでしょうか。
で、とりあえず話は山口県東部周防の外れの村から始まりますが、目指すのは巌流島です。で、二人を迎え撃つのが日本最強の剣士・錆白兵。巻末の登場人物紹介によれば年齢二十歳、職業 堕剣士、所属 無所属、身分 浪人、所有刀 薄刀『針』、身長五尺三寸、体重十一貫五斤、趣味 剣法、必殺技が六つ。
とがめに言わせると
「見た目こそ、女と見まごうような総髪の美少年だがな。空に浮かぶ太陽ですら真っ二つにすることができるという触れ込みだ。・・・・・・生まれる時代を間違えた男だよ。もしも先の大乱に参加していれば・・・・・・いや。戦国の世に生まれていたとしても、なお頂点に立てていたであろう、生粋の剣士だ」
そうです。
話の筋に触れないということで、今回一番笑えた序章のやりとりを書いていきましょう。
「・・・・・・っていうか、鎖骨、鎖骨やばい。鎖骨弱い」
「?」
「だ、だから鎖骨から手を離せ。くてっとなる。くてっとなっちゃう。やめてやめてやめて。お願いだから」
「・・・・・・?そんなに強く握ってないぞ。むしろ優しく撫でているくらいの気持ちだ」
「それがむしろまずい・・・・・・・や、やんやんやん」
「やんやん?なんだそりゃ、大陸に生息する珍しい白黒動物の名前か?大丈夫かよ、なんだか怖いぞ」
「い、いいからおとなしく髪を持ってろというのだ。ほ、本当にやばい。ごめんごめんごめんごめん、謝るから」
どういう状況であるかは読んでもらうとして、背中触られるだけで降参してしまう私には、納得のあまり抱腹絶倒、思わず娘たちの鎖骨に手が伸びたほど。正直、このシリーズって、「まにわに」もですけど、本筋よりこういうエピソードだけが面白い。
ま、そういえば維新の小説って言うのは皆そうかもしれませんけど。最後に、目次を含めたデータを羅列。
序章
一章 真庭虫組
二章 拷問時間
三章 見稽古
四章 病魔一億
終章
以下は目次には書いてないけど
登場人物紹介
アトガタリ
画:竹
筆:平田弘史
本及ビ箱装幀:ヴェイア
版面校正:紺野慎一(凸版印刷)
本文使用書体:FOT-筑紫明朝 Pro L
超人的な剣士、錆白兵は年齢二十歳、職業 堕剣士、所属 無所属、身分 浪人、所有刀 薄刀『針』、身長五尺三寸、体重十一貫五斤、趣味 剣法、必殺技が六つ。
次回予告として、対戦相手 校倉必、蒐集対象 賊刀・鎧、決戦舞台 薩摩・濁音港、となってました。次はどんな笑いがあることやら・・・
あまり
2020/07/18 16:39
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
まるごと一冊読んでもお姉さんの圧倒感しか頭に残らなかった。
刀の話はほとんどそっちのけだったように思う。
姉、鑢七実の圧倒的なお話
2015/03/21 06:29
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:september - この投稿者のレビュー一覧を見る
いったい誰のお話だったのかといえば、真庭忍軍を完全なかませ犬とした七花の姉、鑢七実の圧倒的なお話です。錆白兵はスルーでお願いします。努力も知らず、夢も知らず、ただ見ているだけで最強たりえる七美が本当の刀を知ってしまった。3ヵ月後、姉は何を持って弟と刀を交えるのか。楽しみ。