紙の本
引き込まれます!!
2021/01/23 23:00
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投稿者:しろくまたん - この投稿者のレビュー一覧を見る
人間関係を送るという難しさと苦い恋の物語でした。途中でハラハラして、最後はどうなるのだろう??という所もあって、読み応えがとてもありました!!
紙の本
これだから三秋縋は…
2018/10/25 23:47
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投稿者:レイユ - この投稿者のレビュー一覧を見る
三日間の幸福から全て読ませていただいてるのですが、この話は僕にとって、どの話よりも「美しい」と思えた本でした。毎回思うのですが、三秋縋の作品はどれも「美しい」んですよ。弱く、社会に溶け込めない人間が一つのきっかけから、美しくも心開いてゆく、そんなところです。やはり素晴らしい。
これだから三秋縋は、やめられないんですね。
電子書籍
終盤が惜しい
2017/02/10 11:58
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投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
人の心は自分のものだと思っているが化学物質や細菌そして寄生虫によって操られている、心とは恋とはなんだろう・
と 考えさせられた作品。
それだけに終盤のバタバタしたまとめ方はとても残念。
紙の本
当事者として
2018/05/11 16:57
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投稿者:ナナカマド - この投稿者のレビュー一覧を見る
実在する病気を、
実在しない寄生虫にリアリティを持たすために使っている事に怒りを感じます。
強迫性障害は寄生虫が引き起こす病気ではありません。
私は当事者ですが、
この病気にかかると、
人との関りが難しくなるので(実際作中でこの病気を患っている主人公も、
当初は引きこもっています)、
寄生虫の宿主同士が関わるようになる可能性はかえって低くなると思います。
著者は「欠落」に惹かれるそうですが、
強迫性障害患者には何かが欠落しているわけではありません。
どちらかというと、
私は「過剰」の病気のように考えています。
そもそも物語に味付けするために、
安易に病気を使う事自体、
良いことだとは思えません。
私には、
この小説に星は一つもつけられません。
不愉快です。
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潔癖症の高坂と視線恐怖症の佐薙。お互いの強迫観念を治すリハビリとして少しずつ距離を縮めていくふたりはやがて人生で初めての恋に落ちる。しかしふたりの恋は寄生虫が惹かれた結果で。
宿主の意思にまで干渉する寄生虫こわい。自分の気持ちが、自分の決断が〈虫〉によるものだと認めるのは辛いだろうなあ。三秋作品では安易なハッピーエンドにはならなそう、と思っていても、佐薙が救われて高坂と共に歩む未来があればよかったのに、と思ってしまった。安いけど。
不器用な高坂が自分のできる範囲でがんばって佐薙に接していたのにぐっときた。
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社会に適合できない27歳の主人公が、17歳の少女と出逢い、寄り添い合う物語。「人はなぜ恋をするのか」というような甘酸っぱい問いから、人間の自由意志についてまで考えさせられる。SF的でもあり、ミステリ仕立てでもあり、もちろんラブロマンスでもある。中盤にやや冗長な部分があり、もう少し2人のディテールを描写して欲しかったとも思うが、間違いなく名作。結末は人生で5本の指に入るほどの自分好みだった。
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極度な潔癖症故に世間に馴染めず孤立していたプログラマの青年が、不登校の高校生の女の子の世話を頼まれる。
2人の心の交流は、不器用でいて、ゆっくりと距離が縮まったようでいて…
その中で、徐々に見えてくる「彼女の真相」とは。
「セカチュー」的な基本構造に加えて、ミステリてしても捉えられる徐々に真相が見えてくる部分、生物学的な知識の深みと「寄生虫」という生々しさから来るホラーめいた部分、虫が騒ぐ、虫が悪いといった慣用句から着想を得たんだろうなという発想、後半部の人間ドラマ、などとにかく様々な要素を取り入れたんだなという読み応えがある一冊。
書きようによっては、鈴木光司系の完全ホラーものになっていたのかもしれない。
潔癖性、寄生虫、対人恐怖、といった、一般的には背筋がゾワゾワしそうな内容が散りばめられているのにトータルで、ものすごーくピュアで独特の美しさを持った仕上がり(寄生虫が画として出てくるのが、ピアスとしてデザインされる美しい形である部分くらいにしかないからかも)なのが凄い。
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失業中の潔癖性の青年と、不登校の視線恐怖症の少女。二人は出逢い心惹かれていく。しかしそれは全て自分の意志ではなかったのか。
何とも不器用で理屈っぽい二人の恋の行方。理由で糊塗しなければ、自分の気持ちを出せない。操り人形の恋。
そんな二人の姿が愛おしい。
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聖夜に発動し、あらゆる甘い通信をシャットダウンするウイルスSilentNight。クラウドファンディングでお金が集まる気がする。これだけ呪いの声が集まってる昨今なら、何か力になる気がする。
恋する寄生虫ってことでラブポーションの原材料を見た。
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ひどい潔癖症から人と関われなくなった失業中の青年・高坂賢吾。ふとしたことから、不登校少女・佐薙ひじりと出会い、互いの社会復帰のため二人三脚でリハビリをはじめる
互いにだけ惹かれていくとか、精神的欠陥で二人でないと成長できないだとか、二人だけで完結した世界であるとか、冒頭のフタゴムシの説明どおりのロマンチストな作品
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東京で初雪。11月の観測は54年ぶり、という今日にぴったりの表紙w
この表紙のイラストにまずガツーンとヤラれましたね!
なにこの美しさっっ!!!女の子の表情!ヤバいしっ!!
んで、タイトルね。「恋する寄生虫」って!モロ好みやん♡
・・・ん?つーかどっかで聞いたことあるような?・・・パクリやんっっ!www
ってーわけで、本屋でもラノベ棚には近寄らない私が、つい読んじゃいました!w
何から何までまともではなくて、
しかし、紛れもなくそれは恋だった。
失業中の青年・高坂賢吾と不登校の少女・佐薙ひじり。二人は、社会復帰に向けてリハビリを共に行う中で惹かれ合い、やがて恋に落ちる。しかし、幸福な日々はそう長くは続かなかった。彼らは知らずにいた。二人の恋が、“虫”によってもたらされた「操り人形の恋」に過ぎないことを―。
読むっしょ!、これは読まずにはいられないっしょ!!
ヾ( ̄▽ ̄*)ノ・ ・.ヒャッホーイ♡
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寄生虫というキーワードから、よくここまで恋バナに持って行けるもんだと思う。少し強い強迫観念を持ってる方にはちょっとキツイ小説かも。
寄生虫が魚や動物を操ることは知識としては知ってるけど、そうなると人も例外ではないよね。そう考えるとちょっと怖い。ちなみに寄生虫がテーマではありますが、虫そのものが大きく登場するわけではないので、虫がダメでも大丈夫だと思う。
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フタゴムシの話が面白かった。
天使の囀りとか読んでたらなんとなくストーリーのオチは読めると言うか。
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ロイコクロリディウム、って何かというとカタツムリを宿主とする寄生虫のこと。
わざと鳥に食べられやすいように、よく見えるところに移動する。
もしくはトキソプラズマ。
ネズミに感染すると、猫を怖がらずに逆に近づいていく。
寄生虫が宿主の行動をも支配する、それは動物に限った話ではない。
人間にとっても、その行動を変えうる。
過剰なまでに潔癖症の高坂は、その症状ゆえに社会から隔絶した生活を送っていた。
プログラマーだったころの経験から、コンピュータウィルスをプログラミングしてばらまき、鬱屈した自己主張を続けていた。
ある日、インターホンが鳴る。
玄関先に立っていた男は、高坂の悪行をネタに、あることを強要する。
それは、不登校の少女と友達になり、その理由を聞き出すこと。
その少女、佐薙ひじりは病的なまでに他人の視線を恐怖と感じていた。
潔癖症と、視線恐怖症。そんな二人が社会復帰を目指していくうちに、恋に落ちていた。
しかし、その恋は。
虫の居所が悪い、虫の知らせというように、人間の性格、行動を「虫」に例える言葉がある。
虫が行動や性格を捻じ曲げているとしたら。
それでも人の感情は根源に残っているのだろうか。
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とにかくラストが好みだった。
とあるふたりのとある日々を恋を読みながら見守る。ただそれだけでなにかを感じたとか残ったとかはないのだけれど、ただ、読んでる間読書を楽しめた。そっと二人を覗き見してるような感じかなぁ……
感想うまく言えないけどとりあえず楽しく読めました!
クリスマスのウイルスが意外にもあっさりしてたなぁ。