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電子書籍
【期間限定価格】はじめからその話をすればよかった
著者 宮下奈都
迷いながらも真摯に生きる登場人物の姿を、瑞々しい文章で丁寧にすくいあげる作風で、静かな、けれども熱い視線を注がれ続けてきた著者。2011年刊行『誰かが足りない』は2012...
【期間限定価格】はじめからその話をすればよかった
はじめからその話をすればよかった
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はじめからその話をすればよかった (実業之日本社文庫)
商品説明
迷いながらも真摯に生きる登場人物の姿を、瑞々しい文章で丁寧にすくいあげる作風で、静かな、けれども熱い視線を注がれ続けてきた著者。2011年刊行『誰かが足りない』は2012年本屋大賞の第7位に選出。2015年秋に上梓された『羊と鋼の森』は直木賞候補となったほか、「キノベス!2016」第1位、「王様のブランチ ブックアワード 大賞」に選ばれ、このたび「2016年本屋大賞」に輝いた。単独の著書として10冊目にあたる本書は、著者初のエッセイ集。大好きな本や音楽、そして愛おしい三人の子供たちと共にある暮らしを紡いだ身辺雑記。やさしくも鋭い眼差しで読み解く書評。創作の背景を披瀝した自著解説。瑞々しい掌編小説――読者の心を熱く震わせる「宮下ワールド」の原風景が詰まっている。掌編小説2編とエッセイ2編を特別収録。宮下ファン必携、極上の一冊だ!
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紙の本
はじめからその話をすればよかった
2016/12/06 16:19
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:いんげんだもの - この投稿者のレビュー一覧を見る
宮下奈都中毒になってしまいました。きっかけは彼女の2作目のエッセイ「神様たちの遊ぶ庭」を読んだ事。この人のエッセイってほんわか暖かくてまた読みたくなるな、と思って最初のエッセイ集「はじめから・・」を続けて読んでみました。うん。いいね。家族に対する愛・優しさがあふれだしています。そして書くことに対してきちんと向き合っているのがわかります。「郵便局の隣に住む」と題されたエッセイにこうありました。大事だから後回しになってしまうことって案外多い。(中略)ひとつだけ気をつけていることがある。こどもたちのことだ。子供たちに関してだけは、後回しにしない。こどもには今しかないと思うからだ。今、お腹が空いていて、今、話を聞いて欲しくて、今、ぎゅっと抱きしめられたくて。今を逃したら、次はない。肝に銘じている。・・この年なのに切なくなります。
紙の本
すごく素敵な本です
2022/07/07 11:34
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:t - この投稿者のレビュー一覧を見る
神の庭ではもう大きかった兄弟3人がまだ小さい頃のお話が多く、当時から今までの時の流れを感じました。
また、奈都先生の好きな本や音楽、旦那様とのエピソードもありほっこり優しい気分にさせてくれます。
日常を文章に起こし、さらに面白く書く奈都先生のエッセイは自分も日常の面白いを見つけてみようと思えます。
紙の本
いちばん最初のエッセイ集
2021/06/02 14:25
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タオミチル - この投稿者のレビュー一覧を見る
この作家の作品は小説ももちろん面白いけど、エッセイのほうが好きだ。本書は、その最初のエッセイ集。子どもたちや、夫への暖かなまなざしは共通。ただ、まだ本屋大賞を受賞前、子どもたちも小さくて、ココロにいろんな思いを抱えて、昇華できなかったころだったのかなぁ。自らの内側に真摯に目を向けて思考するような描き様が多かった。
この作家にはこんな時期もあったんだなぁ...。ファンとしては、そんなことも知れてよかったと思う一冊。