昭和のことば
著者 鴨下信一
日本の言葉の大量死が始まった! 帰郷、大衆、あなた、かまう、しらじらしい、巴里、わが町、お前ら、出世、元気、叙情、もとい、ヱ・・・・・・。昭和の時代まで生き生きと使われた...
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商品説明
日本の言葉の大量死が始まった!
帰郷、大衆、あなた、かまう、しらじらしい、巴里、わが町、お前ら、出世、元気、叙情、もとい、ヱ・・・・・・。
昭和の時代まで生き生きと使われたあの言葉、この言葉は、いったいどこへ消えたのか。
「岸辺のアルバム」「ふぞろいの林檎たち」など、数々の名作ドラマを演出した名ディレクターが綴る、ささやかだが愛すべき言葉の記録。
『文藝春秋』の人気コラムが待望の新書化!
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昭和は遠くなりにけり
2019/05/09 00:08
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ヤマキヨ - この投稿者のレビュー一覧を見る
消えゆく昭和の言葉のレッドデータブックといった感があります。使われなくなるのが惜しいものもあれば、次代の流れで消えていく必然性のあるものもあります。そもそも、平成後半生まれに人には、すでに理解できないものも結構あるように思います。唱和は遠くなりにけり。昭和世代の人の感傷が詰まった一冊でしょうか。
古き良き昭和が大好き!
2019/02/27 21:24
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る
積読本消化。
普通の言葉のニュアンスの変遷を綴った内容。確かに、何でも「やばい」で済ませる言葉の貧困化に、日本語の危機感を覚えますが、本書は年寄り特有の「昔(昭和)は良かった」感が満載で、全くの期待外れでした。また偏見が酷く、例えば、友だちという言葉に女同士は想定していない、女の子をかまうなんて悪いこと、性の解放が女性の自立を導いた、玉音放送の天皇の声は混乱を鎮める偉大な力があった、いやいや節電します等々、私には理解不能でした。これ以上読むのは時間の無駄と思い、100ページを残し、読むのを止めました。
ところで、老いると、昔が美化されると聞きますが、まさに本書は昭和の思い出とともに生きる一人の年老いた元テレビマンの繰り言でした。
それにしても、タバコは場所を選ばず吸い放題、ゴミのポイ捨てや大人の立ち小便は日常の風景。学校の先生は偉そうでビンタ等の暴力も日常茶飯事。女の子に下半身を露出するような変質者も出没。泥棒も今よりいましたし、隣近所の付き合いは煩わしいほどでした。河川には下水が流入し臭く、海はヘドロだらけ。本当に昭和は良かったでしょうか。