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書楼弔堂 炎昼 探書玖 隠秘
著者 京極夏彦
語は呪文。文は呪符。書物は呪具。足りぬ部分を埋めるのは、貴方様でございます――。時は明治三十年代初頭。気鬱を晴らそうと人気のない道を歩きながら考えを巡らせていた塔子は、道...
書楼弔堂 炎昼 探書玖 隠秘
書楼弔堂 炎昼
商品説明
語は呪文。文は呪符。書物は呪具。足りぬ部分を埋めるのは、貴方様でございます――。時は明治三十年代初頭。気鬱を晴らそうと人気のない道を歩きながら考えを巡らせていた塔子は、道中、松岡と田山と名乗る二人の男と出会う。彼らは、ある幻の書店を探していた――。迷える人々を導く書舗、書楼弔堂(しょろうとむらいどう)。田山花袋、平塚らいてう、乃木希典……。彼らは手に取った本の中に何を見出すのか? 移ろいゆく時代を生きる人々の姿、文化模様を浮かび上がらせる、シリーズ待望の第二弾! 書楼弔堂分冊版、第九巻。
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- 書楼弔堂 炎昼 探書玖 隠秘
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不思議な感じの・・・
2018/12/23 11:19
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:misya - この投稿者のレビュー一覧を見る
無料でよみましたが、不思議な感覚がきにいり、書籍を買いました。どうってこと無い日常をここまで浮遊させるのは凄いと思います。
電子書籍
時代をつなぐ不思議の本屋
2017/12/21 10:03
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:薄田久美 - この投稿者のレビュー一覧を見る
好きですねぇ~この世界観。京極さんのシリーズもので一番好きかも。
ぜひこのガイドブックで体験してみてください。本好きにはたまらんでしょうw
紙の本
いつもながら見事
2017/01/16 22:57
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
弔堂は言葉で構築された城のようだ。自らに必要な言葉が綴られた本を求める人たちが訪れるのに何ともふさわしい場所。いつの日か高遠さんと塔子さんのその後がわかるエピソードが語られるのだろうか。
紙の本
この作品には観察者が存在している。
2017/07/05 11:59
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:sin - この投稿者のレビュー一覧を見る
この作品には観察者が存在している。書楼を訪なう者と弔堂の主人のやり取りを傍観する存在が…それは主人公だろうか?否、物語の案内役に位置付けられているが、その実体は自分達読者ではないだろうか?その真の意味での観察者に向けて作者が語りかけているように思えてならない。明治という文化も含めた国の在り方が大きく変換した時代を生きた日本人に成り代わって、今の日本をどう考えると…果してその当時のような善くも悪くも純粋な向上心は自分達の中にまだ在るのだろうか?