紙の本
質問力を鍛えるのが肝要
2021/05/03 15:44
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投稿者:obiwan0623 - この投稿者のレビュー一覧を見る
冒頭、筆者が三国志に「はまった」話があるのだが、そこでの「諸葛亮」が、指示待ち部下を生産してしまう例としてとても解りやすかった。筆者自身が、過去に部下指導に失敗した経験を活かし、「答えを教えず、質問により本人に答えを導き出させる、認識させる」戦略が有効との結論。やはり、人材育成には根気と忍耐、時間が必要なのだと理解。
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以下にして指示待ち人間を作らず、自分で考えて動くように人を育てていくかを述べた本。読んでみると当たり前のような内容ではあるが、これを実践していくのはなかなか骨のいる活動だと思う。部下が出来たら楽になると思うなかれ、の言葉は本当に身にしみて感じた。如何に部下が働きやすい環境をつくる雑務を粛々とこなすか、如何に部下に教えずに自分で気付かせるか等、多数の腹落ちする経験が書かれており、管理職としてはぜひ身につけておきたい内容だと感じた。
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〇部下を適切にコーチングしながら、部下とともに自分も成長しよう
サブタイトルは「指示待ち人間はなぜ生まれるのか?」である。
確かに、指示待ち人間はなぜ生まれてしまうのだろう。
指示を待つ状態は、「待て」と言われているのか、もしくは何をしたらいいかわからないでいる状態なのだと思う。また、この指示待ち状態は、とりあえず目の前にあることをやっている状態であればすでに指示待ちなのだと思う。「目の前にあることをやる」こと自体はあまり主体的に活動をしているわけではないと思うからだ。「こなす」状態になっていると考えられる。
上記に共通するのは、上司から、または同僚からの業務に関する適切なコーチングがないからだと考えられるのではないか。
本書は、上司からの業務に関する適切なコーチング、とりわけ発話・発問や、どう本人へ主体的に仕事の内容を理解・意識させるか、という点でうまく解説してくれている。分厚い本だが、篠原先生の講演を聞いているようにすっと理解できるだろう。どう最高のチームに育てるか?という課題に対しても有効に働くだろう。
はじめて部下ができて、ちょうど手に取った。うまく発話・発問ができなかったので、その悩みがうまく解消できそう。臆することなく上司として部下と一緒に成長します。
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出版社にお願いされて無理やり本にしたのでしょうか。
冗長です。
それはさておき、答えを教えないというのは賛成ですし、自分もやっています。
ただ、人によってどこまで教えるかを区別しています。
ある程度教えてもそれ以上の成果を出してくる人、少しでも教えると、べったりもたれかかってくる人、いろいろです。
厳しくするのも、褒めるのもそう。
結論としては、ケースバイケースですね。
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損得ではなく楽しそうな上司
神経と筋肉の関係
ノルマはディスインセンティブ
結果でなく努力や工夫を褒める
使えるフレーズがたくさん
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上司も絶賛。転ばぬ先の杖というか、なにかをやる前に「失敗しないように」いろいろやってあげたところで自分で考えないと意味がないという話。
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20170224 面白い視点での部下育成論。無理なくやれるような気になったらやってみるべき。これから管理職になる人よりももう少し前の部下を始めて持つ人に良いのではないかと思った。
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非常にためになる1冊だった。
部下を育てるにはどうするか、自分が部下ならばどうすれば良いのかも逆説的に分かる。
教えすぎない、考えさせる、自分に余裕を持つ。
どれも大事。
業務日誌の話も納得。
ただ、即戦力が求められるこのご時世。
短時間でトラブルシューティングをしなければならないような状況だと考えさせる余裕も考えてる暇もなかったりする。
研究室のように自由な時間が多いと良いのだが、会社では難しい部分もあるかも。
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なんでも答えを示しがちだった自分にとって、自戒と、相手に考えもらうことの意義を与えてくれた一冊。
子育てでも大事そうだなぁと読み進めていたら、あとがきにそのようなことが書いてあって納得。
上司1年生だけでなく新米パパ(ママ)にもおすすめです。
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とてもためになる本。
・私の考えを折に触れて伝える
・後は自分で考えて行動してもらう
・失敗(私の考えとはずれた処理)があってもしょうがない、として、改めて私の考えを伝えて次回から軌道修正してもらう
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どうしたらいいか来たらどうすればいいと思うか聞く
その後ヒアリングと自分の行いたいことを徐々に伝え、正解に近づける
相手の意見は否定せずに、道を戻して聞き、ヒントを出す
自分の考えを少し伝える
あとはその人に考えて行動してもらう
失敗しても許し改めて自分の考えを伝える
失敗は怒らない、怒ると怯え、指示を待つようになる
答えを教えず質問をしていき答えを導く、間違っていても否定しない(時間はかなりかかる
部下が作ったものをお客さんの立場になりFB
作らせ、質問をし、直させる、を繰り返す
もし自分だったらどうする?を多用し、自分で考えるプロセスを増やす
どのような仕事でも工夫発見ゲームだと思い取り組む
朝10分MTGを行い、昨日のことを説明してもらう、今日のことを説明してもらう
帰り間際もその日について10分MTGを行う
×そうじゃない、こうしろ
○うん?そうだっけ?
×なんで考えないの?こうしたほうがいいだろ
○おーそうするのか!他にもっといい方法ない??
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どうしても部下の立場で読んでしまうなー
部下側の心構えとして読むといいかもしれない
一見、部下に指示しなくて楽そうに見えるが、とんでもなく大変な教育方法。
転勤、異動があるとわかっててもナカナカできない。色々なエピソードがあるのでそれだけでも蘊蓄がたまる。読みやすい。
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http://bunkyosha.com/book/9784905073611 ,
https://togetter.com/li/895830
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100%同意出来る内容だった。
序章のあたりでは、全てを部下に任せろ的な感じだったので、自分が上司としてやってきたことが全て間違いだったのでは?とものすごい不安になったが、後の方ではすぐには出来ない、少しずつ任せていくものだ、育成には時間がかかる。というような内容だったので、胸をなでおろした。
山本五十六の言葉に続きがあったって話、
ほめる時は結果などの外面ではなく、工夫や苦労、努力といった内面をほめろという話、
上司に余裕がないと部下は育てられない、余裕がない時は緊急事態なので指示を出して動いてもらうこともやむなしという話
などが印象に残った。
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具体的でとてもわかりやすい。たしかにそうだなと、自分の考えを整理できた。著者のプロフィールを見るとアカデミック向けと思うかもしれないが、むしろ普通の会社員向け。
個人で競争しても疲弊するが、団体で競わせるといい、という旨は目から鱗が落ちた。