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アンチリテラルの数秘術師2
著者 著者:兎月 山羊 , イラスト:笹森 トモエ
あの事件から数ヶ月。文化祭のクラス劇で、雪名はヒロイン役に抜擢された。俺には少しずつ心を開いているものの、ずっと孤独に生きてきた彼女はなかなかクラスに馴染めずにいる。 そ...
アンチリテラルの数秘術師2
アンチリテラルの数秘術師 2 (電撃文庫)
商品説明
あの事件から数ヶ月。文化祭のクラス劇で、雪名はヒロイン役に抜擢された。俺には少しずつ心を開いているものの、ずっと孤独に生きてきた彼女はなかなかクラスに馴染めずにいる。 そんな時、俺は再び“歪んだ無次元数(スカラー)”を見ることになる。連なる赤い数値の鎖で繋がれた、奇妙な人間たち──。 平和になったはずの東京に再び現れた、“集合”の災厄の数(アルヘトス)。“無限の力”をも喰らおうとする、雪名の天敵。新たな戦いに身を投じる雪名に、俺は何ができるのか。 “数”の異能力アクション、第2弾開幕!!
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紙の本
アンチリテラルとは何者か?
2011/10/18 21:27
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
歪んだスカラーを操り世界に災いをもたらす災厄の数(アルヘトス)と、それを阻止しようとする数秘術師(アルケニスト)たちの争いに巻き込まれ、冴上誠一が羽鷺雪名と知り合って数ヶ月がたった。いまでは、文化祭の演劇に向け、脚本・監督が誠一、白雪姫が雪名という役割で、練習に励む日々だ。しかし、クラスメイトたちは東京内戦の原因が雪名の両親にあったことは知らない。
そんな仮初めの平和の日々すら壊すように、奇妙な連続殺人事件が発生する。そしてその中心にいるのは、不登校の不良生徒と評判のクラスメイト明津憲剛と、彼に襲われていた警視総監の娘・来栖真意、そしてそこに見えるスカラーの異常だった。
第一発見者ゆえに連続殺人事件の容疑者とされてしまった誠一は、自らの潔白を証明するため、雪名の協力を得て調査を開始するのだが、途端に彼らの乗るバスは襲撃され、そして教団から新たな執行官タデウスが現れる。
誠一と雪名は思考法がネガティブ寄りに見えるところがあるので、それを補う存在として、単細胞な明津憲剛には今後とも頑張って欲しい。事件パートは暗くても良いのだけれど、学園パートはそれとは対照的に、思いっきり明るくして欲しい気がする。