紙の本
作家、演出家、映画脚本家などマルチに活躍されている秦建日子氏によるクライムサスペンスの傑作です!
2020/07/09 10:17
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、小説家としてはもしろん、脚本家、演出家としてマルチに活躍されている秦建日子氏の作品です。同氏は、『推理小説』や「刑事 雪平夏見」シリーズなどのヒット作を執筆されておられる作家です。同書も、その例外に漏れず、なかなかの秀作です。内容は、ある日、恵比寿、渋谷でテロ爆破が起こり、すぐに連続爆弾テロ犯から日本国首相とのテレビ生対談が要求されてきます。いろいろと捜査が進展していくうちに、爆弾テロ犯が圧倒的な知識をもっていることが分ってきます。一体、この犯人は何を目的としているのでしょうか?秦建日子氏が贈るノンストップのクライムサスペンスの始まりです。
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一気読み必至の面白さだが
2017/11/26 17:08
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投稿者:hiroyuki - この投稿者のレビュー一覧を見る
確かに一気読み必至の面白さで、自分も1~2時間で読めたが、犯人の動機は納得できるものではないし、子供を含めて爆発で何の罪のない人々をあっさりと殺してしまうのは如何なものかと思う(現実もそうではないかと言われればそれまでだが)。
電子書籍
ハラハラドキドキ
2017/06/12 13:30
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投稿者:ちゃ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ハラハラドキドキの展開の始まりから惹きつけられて、1日であっという間に読み終わりました。
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犯人の目星は第1章あたりでもう目星がついちゃっていたのですが、最初から最後まで途切れるこもなくスリリングで楽しかったので大満足です。
犯人の動機もよかったし、最後の締めも好きでした。
以下ネタバレあり。
記録として残す手段としてよくあるのが犯人自体が架空の犯人像を仕立てあげること。なのではじめからアイコが怪しいなと踏んでいました。
アイコから共に『人質』となった来栖公太への最後のメッセージが震えた
戦争がしたくなったら、いつでも私のことを呼ぶように
ロブ・フォックスから、今や世界でいちばんのエキスパートは君だと言われたこの私が、あなたたちの愛する人に、いつでも爆弾のプレゼントを贈ります。
それと父をテロリストとして喪った須永と、テロで両目を失った綾乃のラスト、スティーブンキングのウンコ投げ戦争に因んでしめたラストも好き。
413人もの人が死んだ渋谷のテロ。ありえなくない。野次馬魂でわざわざハチ公前に出向く人、YouTuber…本当にありえなくない。平和ボケな日本人はきちんと考え受け止めるべきだと思った。爆弾テロがあるかもしれない、ミサイルだって本当に飛んでくるかもしれない。本当に、起きるかもしれないこの物語を、物語として終わらせてはならないなと思った。
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最初のうちワクワクしながら読んでたんだけど、尻すぼみな感じ?
えっ!?こんな終わり方?・・・みたいなー?www
ちょっち、残念w
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東京のクリスマス前後に起きる爆弾テロ。ちょっと安易な感じだが、展開が早くあっという間のラストで少しやられた。 2016.12.6
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『アンフェア』シリーズの秦さんの最新作ですが、
『アンフェア』ほどの人物や物語の複雑な絡みは、
なかったでそぅか…。
お話そのものは、
一気読みさせるほどの面白さはありましたが…、
大事件のわりには、あっさりとした印象でした。
キーパーソンは少なかったので、その分、
各々の登場人物に、もっと、ぐぐっと入り込んで、
登場人物の心情や描写の深掘りが欲しかったかも。
また、被害者なのか、犯人なのか、警察なのか、
誰に、感情移入して読めばいいのか?
さらに、ミステリーなのか、サスペンスなのか、
もろもろ、とらえどころが難しい作品でした…。
お話そのものは、面白かったと思いますが、
秦さんの作品に対する期待が大きかったわりには、
肩透かしな印象もあったので、評価は、ふつぅで。
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クリスマスを目前東京で起きた連続爆弾テロ。
要求は首相とのテレビ生対談。
スピード感あふれる展開で一気読み。
今の日本にあり得ないこともない問題提起ではあったけれど
だからこそ終わりが呆気なくて
もっと書き込んでほしかった。
【図書館・初読・12月30日読了】
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東京で起きたテロの犯人の罠にかかったヤマグチアイコと番組バイトの来栖公太。怪しい動きをしているプログラマー、軍人に追われる料理人。世田たち警察はテロを防げるのか。
先が気になってどんどん読めました。黒いページもこういう話だと効果的だしうまい使い方だなと思いました。
渋谷での爆破予告の話は現実でもあったら怖いもの見たさで現場を見に来たり撮影に来たりする人がいそうだと思いました。この本と同じ結果になりそうです。
ラストでそれぞれの人物の過去等が明らかにすっきりしますが、交渉通り首相と話せていたらどうしていたのだろうか。
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恵比寿で爆破予告があり、実際に音響爆弾が炸裂、人的被害は無いものの、犯人からのメッセージが公開される。
「これは戦争です」。
その犯行には、犯人に利用されたとする二人(おばさんと若者)がおり、その二人を中心に話は展開する。
その後渋谷ハチ公での爆破予告があり、周辺は大混雑になり、そんな状況で大惨事を引き起こす。
捜査や犯人側と目される人物の話が、上手く盛り込まれて、テンポ良く話は進んでいく。
ラストは犯人像含め結構色々意外で良かったが、それに加え「戦争」というキーワードが何を意味するか判る所で、低俗な政府に対する皮肉が示される。
なるほどこれがこの小説を書かせた動機なのだな。
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一気読みできました。
日本でテロが起きる話。
でも、事件の裏は大きな陰謀とかではなく結構個人的な理由でしたね。
理由はともかく起きたこととしては遠くない未来にありえるんじゃないかなこんなこと、って思うのはわたしだけかな?
でも、まぁ、実際は立ち入り禁止にしますよね、渋谷。
2017.1.14
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これは平和だと信じきっている日本への警鐘です。
渋谷の群衆心理は見えるようで怖くなります。
どこかに無差別なプレゼントが隠れているこの国はとても無防備なのです。
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意外な展開と意外な犯人と意外な理由が待っていました
さすがとしか言いようがありません
文体は軽くあっという間に読めます
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突如東京で引き起こされた爆弾テロ事件の顛末を描くクライムサスペンス。ド派手でいかにもフィクションの楽しさが感じられる作品ではありますが。日本人の危機管理意識に警鐘を鳴らすような作品でもあるのかも。たしかに今の日本人は安全神話に浸りすぎのような気がします。少なくとも、爆破予告の場所にわざわざ野次馬に行くだなんてそれはいくらなんでも!
もちろんだからといってテロが許されるはずはありませんが。少し考えさせられる部分はあります。戦争は決して遠い関係のない国だけの話ではないのだと。
重い暗いテーマなのだけれど、エンターテインメントとして楽しめる要素も充分。読後感も案外と悪くないなあ。
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2017/5/18
明日18:30渋谷ハチ公前での爆破予告。
「またまた〜」てなるよね?
自分は大丈夫って。
ほんと私たち平和ボケしてるなって思わされた。
意外な犯人。意外な展開。
中盤から一気読み。