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鬼の棲処【特別版】(イラスト付き)
【特別版/書籍発売時、一部書店用に書き下ろされた番外編を追加収録!】綺麗な王子様俺に触れてはいけません黒髪は災いの証──そんな迷信が信じられている小さな「島」に生まれた黒...
鬼の棲処【特別版】(イラスト付き)
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鬼の棲処 (クロスノベルス)
商品説明
【特別版/書籍発売時、一部書店用に書き下ろされた番外編を追加収録!】
綺麗な王子様俺に触れてはいけません
黒髪は災いの証──そんな迷信が信じられている小さな「島」に生まれた黒髪の男の子。
名を奪われ、疫病神「黒鬼」と呼ばれ育った彼はいま無実の罪に問われ処刑寸前だった。
そんなとき、突如海の向こうから「國」が攻め込んでくる。
牢で震える黒鬼を見つけた國の王子は、誰もが触れることを恐れる彼を撫で、お前は私の戦利品だと黒鬼を攫っていく。
華やかな都で王子に「夜」と名前をもらい恋人のように甘やかされる夜だったけれど……。
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紙の本
鬼の正体
2016/09/25 01:57
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:のりのり - この投稿者のレビュー一覧を見る
この話には、いわゆる「鬼」はでてきません。鬼と呼ばれている人、が出てきます。鬼と呼ばれる理由は、島の人の髪の毛は赤いのに、主人公の夜だけが黒髪だからです。そのせいで、最初島では人扱いされず、村八分扱いだし、名前もなくて黒鬼と呼ばれていました。島に病気が流行り、夜のせいにされて殺されそうになったところを王子に助けられるのですが、この島の成り立ちや風習などは、昔は日本だけでなく各地でよくあったことだと思います。王子は、この風習をなくしたいのですが、そうすぐにはできないところも、夜がそれを当たり前と思ってしまっていたのも、現実的で納得できる話でした。
大冒険はないけれど、しみじみする話でした。最後に、王子が夜を救出したいきさつのカラクリもわかって、面白かったです。
紙の本
おとぎ話のミックス
2017/02/15 15:07
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:冬みかん - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本昔話のようなタイトルですが、ヨーロッパ的なおとぎ話とのミックスという感じです。登場人物は弟とか息子とかで示されていて、最初は名前そのものがなかった主人公、「夜」という名前の固有名詞しか出てこないのはちょっと興味深いです。
電子書籍
お伽噺
2016/12/30 01:56
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:sum - この投稿者のレビュー一覧を見る
現実味のない話で、薄幸な受ちゃんや王子様がでてくる話が好物な方は、間違いなく読んで損ないです。
最後まで読んだら、もう一度初めの部分を読み直すことをおすすめです。
栗城先生のあとがきに、主人公以外に名前が出てこないことを説明されてました。
村長の息子との再会編がもっと読んでみたいですね!
紙の本
御伽噺を読むように
2021/09/18 05:17
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレあり
もっときりきり切ない話かと思っていたのですが
甘く切ない話でした。
作者さんのいう通り、御伽噺テイスト
読んでいる最中にそう思っていたのですが
それが顕著に表れているのが「夜」以外に名前がないところ
(第一王子に第二王子、村長の息子・・・他)
その夜だとて、第一王子がつけた名前で
さらにその名前も「夜」ですからね・・・
(この名前読んでいる最中にちょっと混乱が生じた)
夜がその名になったのも「黒鬼」って呼ばれていたから
なのだけど。
BLファンタジーにお伽噺をかけているので
もうその世界にどっぷり浸って楽しむのが正解な作品
夜がある意味天然で、それが読み心地をさらに良くしております。
「あっちのほうはどうなのか」の意味がわからずに
みんなに聞いて回るあたりが・・・もう最高楽しい。
第二王子はブラコン決定で良しかな?
(でも子供わんさか作って、国を繁栄させてください)
御伽噺堪能しました。
☆3.5評価の4です。
電子書籍
タイトルは壮大
2020/05/18 11:27
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ひろなか1号 - この投稿者のレビュー一覧を見る
自分のイメージしている「鬼」と作品中のそれがだいぶ違っていました。そのせいか、せっかくおもしろい設定だったのに、生かし切れていないような消化不良の残念感が強かったです。さらに、主人公も無学で孤独なはずなのに視点は現代日本のものを持っている印象です。