妖たちの四季
著者 廣嶋玲子
太鼓長屋に住む弥助のもとには、今日も妖怪たちがやってきて大賑わい。妖怪に季節外れの花見に誘われた弥助と千弥だが、ふたりのあとをこっそりつけていた久蔵までもが紛れ込んでしま...
妖たちの四季
商品説明
太鼓長屋に住む弥助のもとには、今日も妖怪たちがやってきて大賑わい。妖怪に季節外れの花見に誘われた弥助と千弥だが、ふたりのあとをこっそりつけていた久蔵までもが紛れ込んでしまい……。(「春の巻」) 心配性の叔父、月夜公に屋敷に閉じ込められてしまった津弓。ふてくされた甥をなぐさめようと月夜公は弥助をさらってくるが……。(「夏の巻」) 小妖怪の身でなぜ玉雪は立派な栗林をもっているのか?(「秋の巻」) 千弥と月夜公の過去の物語。(「冬の巻」) 妖怪の子預かり屋の弥助と妖怪たちの心温まる四季の交流を描く、人気シリーズ第3弾。
目次
- 桜の森に花惑う
- 真夏の夜に子妖集う
- 紅葉の下に風解かれ
- 冬の空に月は欠け
- 忘れじの花菓子
- あとがき
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短編集の方が好き
2024/04/27 10:50
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とりまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
本編よりこちらの短編集の方が好きです。千弥が苦手だからかもしれません。
ただ、千弥の昔の話を読んで少し苦手意識が薄れました。昔の方がまともに見える…。
逆に月夜公がヤバすぎました。彼は本編では役職柄「正しい」側に一応いるけれど、溺愛する姉に恋人が出来たからって恋人を殺そうと画策するなんて、普通にサイコパスです。千弥より月夜公の方が異常かもと認識を改めました。
ほかのお話では初音姫が恋をする話も良かったけれど、玉雪の栗林のお話が切なくて好きです。
彼女がこの物語の中では1番まともな常識人のような気がします。