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紫苑物語

著者 著:石川淳

優美かつ艶やかな文体と、爽やかで強靱きわまる精神。昭和30年代初頭の日本現代文学に鮮烈な光芒を放つ真の意味での現代文学の巨匠・石川淳の中期代表作――華麗な“精神の運動”と...

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紫苑物語

税込 1,672 15pt

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紫苑物語 (講談社文芸文庫)

税込 1,760 16pt

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商品説明

優美かつ艶やかな文体と、爽やかで強靱きわまる精神。昭和30年代初頭の日本現代文学に鮮烈な光芒を放つ真の意味での現代文学の巨匠・石川淳の中期代表作――華麗な“精神の運動”と想像力の飛翔。芸術選奨受賞作「紫苑物語」及び「八幡縁起」「修羅」を収録。

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みんなのレビュー16件

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評価内訳

紙の本

解説からの引用「なぜかくまでに艶美、強靭、柔軟でありうるのか」「石川淳は秩序、制度、権力をなによりもきらう」——自らの念願を成就すべく、精神自由に生きる無道人たちを豪快に描いた短篇3作。

2002/07/07 19:51

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:中村びわ(JPIC読書アドバイザー) - この投稿者のレビュー一覧を見る

「カタルシス度が高い」——これ、日本語として正しい表現かどうかは定かではない。が、『六道遊行』につづいて2冊めとして読んだ石川淳のこの短篇集に、私はこういう印象をより一層強めた。

 読むことの高揚感のあと襲ってくる精神の浄化、それは読書の効能として多くの読者が期待するところであろう。しかしながら、最近の新しいエンターテインメントを振り返ってみると、確かに楽しませてもらってはいるものの、それが、込み入ったプロットやパラノイアっぽいキャラクターの設定に「へえ」「ほう」と感心させられ、読者である自分は、単にその力や謎解きに引き摺られているだけ、刹那の愉楽にだまされているだけではないかという疑問が湧いてくるのを禁じられない。
 では、それ以上に何を求めるのか…というと、それは先ず「文章のうまさ」なんじゃないだろうか。練り上げられたり、なめされたり、磨きをかけられた言葉の有機的結合としての名文。言葉の戯れを小器用になして人の気を引くような雑文であれば、それは大いなる勘違いかもしれないが、私のようなトウシロウがランクアップしただけという気がしないでもない。
 文章を書いてギャラをもらう人を「プロの物書き」と呼ぶのであれば、それはそれで構わないが、真にプロを名乗っていいのは、このような名調子の文を書ける作家なのだと言いたくなる。それは、過去の人間の遺産たる東西の古典を血肉とした人に備わって、身の内から湧きいづる「調子」である。器用であれば真似できるというものではない。メッキではなくて純金。石川淳の文章は、そういうものなのだと思う。
『声に出して読みたい日本語』というベストセラーを私はまだ見ていないのだが、石川淳の小説からは、目で追っていくだけで聞こえてくる。たくましい男性が、あだっぽい女が、朗々と謡うように人生を演じる声が…。

 文体のほかにいまひとつ高揚感をもたらしてくれるもの。それを「気脈」と言えばいいのだろうか。
 人づき合いにおいても経験することであるが、物を分かっていそうな人間から伝わってくる、ある種の確かなものの存在を私は信ずる。さして言葉を交わしたことのない間柄でも、ほんの短い交わりであっても、人と人が対峙したときに流れるもの、通ずるものがあって、そこに人間存在への限りない信頼と喜びを感ずる。小説にも、それが伝わってくるものと来ないものがあって、雷に打たれたように襲ってくる恋愛のように出会ってしまえる小説というのは数少ない。
 石川淳作品との邂逅の感激を記すのに、すっかり冗漫になってしまった。

 表題作『紫苑物語』は、勅撰集選者であったインテリ父の期待した歌の道にも外れ、淫蕩な妻の色道からも外れて、流謫とも言える遠い国の守に任ぜられた男の話である。彼は、その荒ぶる血を弓矢に注ぎ込み、生き物の命を奪いつづけて世界制覇をもくろむ。山の彼方にいる「ほとけ」のような男に、対極にありながらも自分との相似性を発見し、葛藤のなかにありながら破壊を目す。日本民話のような、この世のものならぬ化粧の女との交わりも味わい深い。
『八幡縁起』は、もの作りの神から源氏の系譜を書き起こしていった異色の歴史伝奇、『修羅』は下剋上の乱世の世を魔性の鬼として生きることにした姫の話。
 すかっとカッコいい天衣無縫、無道の男女の疾駆する生に酔い痴れてみたいのならば…。

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紙の本

石川淳氏の作品を読むのは久しぶりだ

2020/06/26 21:34

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

石川淳氏の作品を読むのは久しぶりだ。調べてみたら、2016年の12月に講談社文芸文庫で「焼跡のイエス・善財」を読んで以来だった。焼跡のイエスは戦後まもなくの闇市の光景が目の前に広がっていくような作品だった。そして「紫苑物語」は弓の名手の主人公(設定は平安時代後期あたりなのだろうか)が守として赴任した遠国での出来事が語られてゆく。主人公・宗頼、その伯父・弓麻呂、宗頼の女、家臣の藤内と登場人物の誰もかれもが人間の皮をかぶった獣(まあ、女はもとから狐なのだが)いや鬼なのだ、まともな人はいない。そして最後は予想したとおり、悲惨な結末を迎える、といってもこの終わり方が嫌いではないといか好きだ

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紙の本

躍動する日本語の見本帖

2019/02/19 16:17

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:燕石 - この投稿者のレビュー一覧を見る

「紫苑物語」「八幡縁起」「修羅」の3作を収める。いずれも、伝奇小説としても、その醍醐味を存分に味わうことの出来る名作である。
ただし、石川淳の小説は全てそうだが、粗筋を辿ること・要約することを一切拒否している。
躍動する言葉の連なりに身を任せ、その文章の力強さ、奥行きの深さや美しさに酔ってこそ、石川淳の文業に接する意味がある。
従って、以下、それぞれの中で印象深い文章を引き、その見本帖をお目に掛けたい。些かなりと日本語という富に心魅かれる方は必ずや感銘を受け、その実物を一刻も早く読まれたいと思うはずである。
尚、引用は原作・全集収録の旧かな遣いで記す。

「紫苑物語」
「月あきらなかな夜、空には光がみち、谷は闇にとざされるころ、その境の崖のはなに、声がきこえた。なにをいふとも知れず、はじめはかすかな声であつたが、木魂がそれに応え、あちこちに呼びかはすにつれて、声は大きく、はてしなくひろがつて行き、谷に鳴り、崖に鳴り、いただきにひびき、がうがうと宙にとどろき、岩山を超えてかなたの里にまでとどろきわたつた。とどろく音は紫苑の一むらのほとりにもおよんだ。(略)風に猛り、雨にしめり、音はおそろしくまたかなしく、緩急のしらべおのづからととのつて、そこに歌を発した。なにをうたふとも知れず、余韻は夜もすがらひとのこころを打つた。ひとは鬼の歌がきこえるといつた」

「八幡縁起」
「父子のあらそふをりしも、道のはての空にふたたび砂けむりのあがるのが見えた。それとひとしく、かなたの火山、にはかに峰より火を吹きあげて、火は雲を呼び、雲は雨をさそひ、雷鳴とどろいて地の底の岩根をもゆるがした」

「修羅」
「そなたの肌はひえてをるな。しかし、乳房は春ぢゃ。まことに、をとめの乳房はよきものよ。これこそ、わしの好むものぢゃ。この乳房、このわかやぐ身をば、生きながらに、この世の炎の中に投げ入れよ。春のうたげ、燃えるうたげの中に、のぞみは絶える。のぞみの絶えたところに、そなたは生きることをはじめよ」

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紙の本

神々の黄昏

2015/11/09 23:25

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:SlowBird - この投稿者のレビュー一覧を見る

都を追われるように地方の国守として赴任した青年貴族が、中央には知られな隠れ里を見いだし、妖異な体験をする「紫苑物語」。源氏の守り神である八幡神社を擁し、実はその山自体が神であるという土地で、人間の勢力争いの果てに、神と神、すなわち山と山の戦いという、空想の極北に至る「八幡縁起」。そして応仁の乱で荒れ果てた京の闇に蠢く人々のエネルギー「修羅」の中編三作。
いずれも歴史の中に神話的幻想を生み出していく作品で、たしかに古代において、あるいは「今昔物語」などの説話文学でなくとも、目に見えない世界の存在によって紡がれた歴史があったはずである。それを現代の想像力により、ありうる以上の奔放さで語ろうとしている。江戸時代のキリシタンの王国の幻想「至福千年」のような人工的な魔術にもいたらず、鎌倉、室町の時代にこれらはすんなり溶け込んでしまっている。
応仁の乱において、奈良へ都落ちした一条兼良の残していった文庫の財産はどこに消えたのか、都に跋扈した足軽の集団の荒らすままであれば何の曲もないが、兵士の死体の下から生まれたと自称する、狼藉者の追跡を逃れて流浪する山名家の姫君が首謀者となっているのならば心憎い。一休禅師が時代の流れをよく見据えて、姫の進む道を示唆するキーマンとして登場するが、か細くも毅然とした意思の持ち主である少女のみならず、足軽、群盗らの存在感、躍動感の前には霞んでしまう。民衆が政権も世の行く末も左右するエネルギーを手に入れたこの世のあり様には、一代の智者といえども傍観者として、そして流れに押し流されるままにしかなりえないと喝破しているようだ。
和歌と弓の道に卓越した、秩序と叡智の象徴とも言える国守が、異形にのさばられて崩壊してゆく様。そして源氏の守り神という、霊的にも武力でも揺るぎなく強固と思われたものも、大地と民衆の結びついた情念の前には儚いかりそめでしかないこと。その挙句に、名もなき民衆が破壊のかぎりを尽くすのを止める力のどこにもない争乱の時代にいたる。
これらは神話と言っても、強大な力をたたえるのではなく、神々が没落して、世界が民衆の激流に委ねられるに到る、人によっては終末期と言うかもしれない混沌の世界についての物語だ。あたりまえのものと思っていた権威や文化の根源が崩れつつあることが、作者が同時代から受けた印象であると同時に、歴史の底流で秘かに進んで来ていたことを発見した物語ともいえないだろうか。

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2006/05/17 01:11

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