最後の晩ごはん 黒猫と揚げたてドーナツ
著者 著者:椹野 道流
兵庫県芦屋市。夜から朝まで営業中の定食屋「ばんめし屋」は、元俳優の海里と店長の夏神、英国紳士(本体は眼鏡)のロイドで元気に営業中。急に「京都に行きたい」と言い出したロイド...
最後の晩ごはん 黒猫と揚げたてドーナツ
01/30まで通常572円
税込 400 円 3pt商品説明
兵庫県芦屋市。夜から朝まで営業中の定食屋「ばんめし屋」は、
元俳優の海里と店長の夏神、英国紳士(本体は眼鏡)のロイドで元気に営業中。
急に「京都に行きたい」と言い出したロイドに、夏神は三人での京都旅行を提案する。
京都では、海里の俳優時代の後輩・李英(りえい)も合流。
彼は社会勉強のため、便利屋でバイト中らしい。
後日、海里は李英に頼まれ、事故死した青年の遺品整理を手伝うことになり……。
じんわり泣けるお料理青春小説第7弾!
いつものレシピに加え、ロイド目線のショートストーリーも収録。お得感満載です!
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
涙がこぼれる
2022/07/25 04:45
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレあり
シリーズ7
夏神さんの思い出(後悔含む)からの京都旅行
夏神さんは人間関係については
本当に臆病で後ろ向き加減が顔を出してきますが
そこが彼の彼たる所以なんだろうなぁと。
実は健やかに強い海里がみんなを支えているんだろうなぁと。
彼もまた色々と気づき学びながら。
モヤモヤしたものもあるだろうが李英に対する海里の態度に
いつもながら感服します。
後、お兄さんわかりづらいけれど、
弟大事に思っていたのがにじみでてきます。
今回はドーナツとオルガニートとタクトと主のシーンに
思わず涙がこぼれてしまいました。
本当に切なく痛く、そしてグラニュー糖のように甘やかだ
人はあっさりと人生をぶち切られることがあるということも
まさにその通りでそれが切なく痛く伝わってくる。
だからこそ、あの夜の場面は一種の救いでもあるのだ。
いつものように軽やかさも保ちながら
色々と重たいものを投げられた物語でした
余談
ビゴのパンが出てくるとパン好きとしては心が弾みます。
京都旅行行きたいなぁってしみじみ思ったりしました。
物語とは別に色々自分の嗜好に引っかかる巻でした
泣きそうになる
2017/09/27 12:53
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:honpochi - この投稿者のレビュー一覧を見る
読み始めて、のっけから電車の中で泣きそうになりました。夏神さんが
、いつかはみんなと離れるから、思い出を作っておきたいって。そんな
事考えてたんだなぁ。って、思うとなんだか切ないですね。そうりゃあ、そうなんだろうけど。この章では夏神さんの以外の弱い部分もいろいろ
出てきて、ほんとに泣きそうなりました。
今後、3人がどんなふうになっていくのか、ますます楽しみです。
最後の晩ごはん
2017/05/29 13:00
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:アース - この投稿者のレビュー一覧を見る
とうとうここまで読みました。
まだ途中ですが、続きありますよね。
良かった。
どうやら最終回じゃなかったのですね。
タイトルが最後の晩ごはんだからついね。
今回もロイドと海里のコンビは面白いです。
大好きな作品
2017/03/08 21:16
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:不思議ちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
第1作目から、一気に読んだくらいはまっちゃいました!!
登場人物はみんな好きですが、とくに、ロイドが大好きです!
京都行き
2017/01/31 15:13
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くりんぐりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
気が付けばシリーズももう7弾目
これまで絆を深めてきたキャラクターたちですが、いつか来る(かもしれない)別れに目を向けた一冊です。
相変わらず出てくる料理が美味しそうで、巻末のレシピのコールスローも作ってみました。
読んで面白く、食べて美味しいおとくな一冊です。
いつか別れが来るから。。。
2017/01/12 22:41
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やちゃまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
いつか別れが来るから思い出を・・・。
とても寂しい考え方だなって思う反面、自分もいろんな経験をしてきて、
夏神の気持ちも少しは共感できる年代になってしまいました。
それでも“別れ”を前提にして思い出作りってやっぱりちょっと寂しいな。
夏神のそういう気持ちを少しでも癒そうとする海里とロイドが温かい。
そして今回海里が救う魂の話は泣けた。
しかも突然の事故死っていうのがやるせない。
黒猫タクトと出会えて、タクトと一緒に幸せな心で消えていった事で救われた。
今巻もじんわりしつつも温かい気持ちで読み終えられました。
とても良かったです。
ロイドのショートストーリーが楽しかった^^
シリーズ 7作目
2020/07/09 23:38
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なつゆき - この投稿者のレビュー一覧を見る
「誰かが自分のために作ってくれた料理は特別美味しい」というのは、ある程度年を取って感じることの方が多いものだろう
そういう感情を持つようになる頃には自然と別れについても考えるようになる
只々別れを悲しいと捉えるのではなく、ロイドの言うように「楽しかった」から「悲しい」のであれば、それは幸せだった証拠でもあるのだ
今回は幽霊ちゃんと話が出来て満足のいく結末だったったし、別れについて考えることによって今を考えるきっかけにもなって実りあるものだったと思う
誰にも慕わしく思うモノがあれば。
2017/09/09 18:28
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:うりゃ。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
夏神の言動に対するロイドの器物としての価値観と海里の人間としての価値観の違い、みたいなものがひきたっていておもしろく読めた。
それがエピローグの一文に結集する。
「ロイド、ひとりでできるかな?」も、おもわずくすっと笑える。
さまよう魂の望むもの
2017/01/15 13:18
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Yuki - この投稿者のレビュー一覧を見る
命を失ったものは、当然ながら食べることができなくなる。それが自分より先に亡くなった人が作ったものなら尚更だ。
だが、ばんめし屋のマスター夏神の作るものを、霊感のある五十嵐が亡霊に差し出すと、食べることができる。
自分が死んでしまった後、未練のある食べ物があるかもしれないな、と、読んだ後に考えてしまった。