紙の本
ワクワクする未来技術
2009/11/17 13:00
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:rindajones - この投稿者のレビュー一覧を見る
つい数ヶ月前、朝のNHKニュースで「クラウド」について10分弱の特集をやっていました。しかし、クラウドコンピューティングを 「衝撃」と捉えている人 がどれだけいるだろうか?多くのコンピュータユーザにとっても何のことか分からないと思います。この業界にいる専門家でも本当のところを理解しているひとは多くはないと思います。
それは悪いことでもないと思います。分かり難いですもんね、内容も状況も。
しかし「衝撃」と捉える人もいるのも確かで、私もその一人です。正確に言えば ワクワクする衝撃 です。社会人となってすでに短くは無いこの期間この業界で活動していますが、これほどワクワクする業界の変化を感じたことはありません。これまでの情報テクノロジーの変遷が、走馬灯のように浮かんでしまうような衝撃です。
上手く説明できません、すみません。
更に、分かりにくい例えですが、次のような近未来へ近づいているという理由でもワクワクしています。
ネットワークの通信速度が今のコンピュータの内部バスの速度と同じになる
テクノロジー的な側面でワクワクはしていますが、それ以上に興味深いのはこのテクノロジーを生み出した人間そのものであります。それがどう人間社会で活用されていくかに興味津津なのです。
そこにビジネスとして携われる自分の仕事に誇りとワクワク感を持ちながら...。
紙の本
常識的だがクラウド・コンピューティングがクリアにわかる
2009/04/09 21:42
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Kana - この投稿者のレビュー一覧を見る
クラウド・コンピューティングをちゃんと定義し,グリッド・コンピューティングやユーティリティ・コンピューティングなどの類義語とのちがいを明確化するなどして,クラウド・コンピューティングというものがクリアにわかるようにしている. そして,グーグル,アマゾン,ヤフー,マイクロソフト,IBM などの企業がどういう戦略をもってそれにのぞんでいるかを分析している. しかしながら,内容は常識的であり,それ以上に注目するべき内容がふくまれているわけでないのも事実である.
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クラウドを解説する本の中では一番よくまとまっていると感じた。クラウドの定義から、各プレイヤーの動向。大手企業の取り組みは他ではあまり見なかったので参考になった。クラウドプロバイダーの収益状況にも触れていたが、クラウドは「利益率1%の薄利多売モデル」という記載があったのはこの著者の視点の確かさを感じる。「クラウドはすごい!大絶賛!世の中これだ!」的な視点の本は多いが本質見えてるのかな?と思う。
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●「週刊ダイヤモンド」(2009.03.07号)■ブックレビュー
P.101 【クラウド関連本×3】1.「クラウドの衝撃」 2.「クラウド・コンピューティング ウェブ2.0の先にくるもの 」3.「ぼくたちが考えるに、 マスコラボレーション時代をどう生きるか?」
内容紹介
わずか5台のコンピュータが世界を席巻する……
あなたのビジネスの常識を覆す「クラウド・コンピューティング」の全貌を解説。
■クラウド・コンピューティングとは何か
IT業界最大の創造的破壊といえる「クラウド・コンピューティング」という概念を整理し、
周辺技術との関連と合わせてわかりやすく解説する。
■クラウド・コンピューティングのメリットとは
クラウド・コンピューティングを導入することで、圧倒的な「コスト削減」と
「システムの柔軟性」を両立できることを、事例とともに紹介する。
■IT業界の巨人たちの動向
グーグル、アマゾン、マイクロソフトほか、IT業界の巨人たちはどのような
戦略をとっているのだろうか。それを分析することで、クラウド・コンピューティング
時代の到来の必然性が明示される。
■クラウド・コンピューティングを自社のビジネスにどう活かすか
業態や企業規模によって、最適なクラウド・コンピューティングとの付き合い方は
異なる。本書では自社のビジネスにクラウド・コンピューティングを導入する際の
判断基準となる戦略的フレームワークを提示する。
■クラウド・コンピューティングで世界がどう変わるか
クラウド・コンピューティングの影響は広範な範囲におよぶ。
クラウドの影響を受ける分野を列挙し、どのような変化が予想されるかを概観する。
p.27 【ASP(Applidation Service Provider)
Saas(Software as a Service)】
p.28 【PaaS(Platform as a Service)
CRM(顧客関係管理)
SFA(営業支援)】
p.29 【Haas(Hardware as a Service)】
p.56 【「分散処理プログラミング技術」
MapReduce(マップリデュース):グーグルが開発。同社の高速検索エンジンを支える中核技術である為、詳細非公開。しかし、自社技術をクラウド・コンピューティングの標準として広める為、一部の情報は開示。
Hadoop(ハドゥープ):MapReduceのオープンソース実装。MapReduceの一部公開された情報を元にApacheライセンスのもと、オープンソースとして公開。】
p.58 【「エラー忘却型コンピューティング」(failure-oblivious computing):マサチューセッツ工科大学のマーティン・リナード氏らが、2004んwんい発表した論文の中で提唱した概念。通常のプログラムと大きく異なる点は、メモリに何かしらのエラーが発生しても、コンピュータプログラムはそれを「なかったこと」にして処理を継続してしまうという店である。通常のプログラムであれば、エラーが発生した時点でプログラムにその事を通知し、処理を停止してしまう。エラー忘却型コンピューティングでは、プログラムに無効な値を返すだけで、そのまま処理を続行させるという仕組になっている。グーグルの場合、このエラー忘却型コンピュー���ィングという概念を、同社が独自に開発した並列データ処理言語「Sawzall」において実装したとしている。アマゾンでは「Dynamo」というこれに非常に近い概念を実装している。「Dynamo」:高可用性】につながるならば、一貫性を多少犠牲にしても運用できるアプリケーションをターゲットにしている。(いかなるトラブルが発生した場合でも顧客がショッピングカートに商品を入れられるように、データの一貫性を多少犠牲にしてでも可用性を優先するというアプローチを取っている。エラーが見つかる度に処理を中止していては、ピーク時には数千万人の顧客が同時にアクセスするというeコマースのプラットフォームのいい運用は不可能。)
p.72 【「グーグルのデータセンター建設候補地の選定基準」
1.大量の電力が安価に供給される事
2.カーボン・ニュートラルが実現できる事(風力・水力など、実質二酸化炭素の排出量をゼロに出来る事)
3.冷却の為に大量の水の供給が期待できる事
4.広大な土地が確保出来る事(データセンタのプライバシーとセキュリティ保持の為)
5.他のグーグルセンターとの距離(高速ネットワーキング実現の為)
6.税制上の優遇措置がある事】
p.76 【「Google Apps」:Saas型統合ツール。オフィスソフト。⇔マイクロソフト・オフィス
(Gmail
Google Talk:インスタント・メッセージ・サービス
Google Calendar:オンライン・カレンダーサービス
Google Document:Webベースのワープロ、表計算ソフト
「スタンダート・エディション」:無料~家庭用
「プレミア・エディション」:有料~企業向け。1アカウント当たり年間6000円無料版では提供されなかった
*既存システムとの統合
*電話によるサポート
*メール容量拡張(1→25ギガバイト)
*SLA(99.9%のメール稼働率を保証するサービスレベル・アグリーメントの提示)】
p.80 【「グーグル・アップエンジン」の
★メリット:
*自動スケーリング、自動負荷分散など稼動後の運用管理もグーグルが行ってくれる事
(「GFS(Google File System)」:分散ファイルシステム
「Big Table」:データストレージシステム
★デメリット・制約:
*利用できる開発言語が「パイソン(Python;グーグル専用)」に限定
*無料データ容量:500メガバイト迄
*月間アクセス数:500万ページビュー迄】
p. 85【「Google Android」:グーグルの携帯端末用プラットフォーム。
★グーグル側の目的・メリット:デファクト標準化(アンドロイドで無ければ利用できない、または魅力が半減するサービスを提供すればアンドロイド採用端末が増え、広告収入が見込める)
★メーカー・ユーザー側のメリット:
*開発コスト削減
*現在の様に端末側で多くの処理を受け持つ場合、CPU負荷の高いアプリを動かすと、携帯のバッテリーはすぐ消耗してしまう為、利用できるアプリに限界があったが、クラウド側の豊富なCPUパワーで多くの処理を実行させるようになれば、携帯で利用可能なアプリが飛躍的に広がる。】
p.132 【「Blue Cloud(ブルークラウド)」:IBMの企業向けクラウド・コンピューティング】
p.154~155 ・195【「ミッション・クリティカル/非ミッション・クリティカル」
「ライフサイ���ル イノベーション 成熟市場+コモディティ化に効く 14のイノベーション」(ジェフリー・ムーア 翻訳: 栗原 潔 /翔泳社 / 単行本 / 2006-05-16/ISBN-13: 978-4798111216 )で提唱した企業活動詳細分析。
★ミッション・クリティカル~問題があると重大かつ即時のリスクがもたらされる企業活動
1.コア:顧客獲得の為の差別化を生み出すプロセス
:明らかな差別化要素があり、他社との競合優位が維持できているシステム(クラウド・コンピューティングの適用領域:自社開発)
2.コンテクスト:それ以外の全てのプロセス
:電子メールシステムや会計システムなど差別化にはつながらないが、上手く稼動しなければ企業存続の危機に立たされるシステム(クラウド・コンピューティングの適用領域:SaaS)
★非ミッション・クリティカル~「ミ」以外の全て
1.コア:顧客獲得の為の差別化を生み出すプロセス
:非公式な研究プロジェクト、実験的志向など将来的に協創優位をもたらす可能性がある一方で、成果を出せない可能性もあるシステム(クラウド・コンピューティングの適用領域:PaaS/HaaS)
2.コンテクスト:それ以外の全てのプロセス
:企業経営にとって比較的重要度が低いシステム(クラウド・コンピューティングの適用領域:SaaS)】
p.158 【「クラウド・コンピューティングの現状課題」
1.セキュリティ
2.データの保管場所が分からない:国によりデータ保護の法律が異なる。特に個人情報では問題に。(→p.233 【「クラウド・コンピューティング・データ保護法」制定の動きも】)
3.アクセスログの管理
4.パフォーマンス
5.移植性:現在のクラウド・サービスは相互運用性に乏しい為。
6.ソフトウェア・ライセンス:現在の商用ソフトウェアのライセンスモデルはクラウドを想定していない。
7.データのバックアップなどの災害対策】
p.166 【SLA(サービスレベル・アグリーメント)とは:サービス提供側と利用者側であらかじめ合意したサービスレベル《サービスの稼働率、パフォーマンスなど》の提供を保障させるものであり、法的に拘束力のある契約となる。
SLA例
1.グーグル/グーグル・アップス
2.アマゾン/アマゾンS3】
p.173~174 【「現状でのクラウドの問題の一つ:トラブル原因が分かりにくい」(自社側かクラウド側か~クラウド側トラブルの場合:自社システムチェックの手間が無駄。トラブル発生原因情報の即時開示が求められる。】
p.200 【「コンテナ型データセンター」(モバイル・データセンター:運搬可能ユニットである事からの呼び名)のメリット:
1.密閉された環境ゆえ、室内の温度管理を効率的にお叶う事が出来る為、冷却効率に優れ、大量の熱を発するラックマウント型サーバを従来のデータセンターより高密度に集積できる
2.コンテナの外部に電源入力とネットワークサポートを備えており、外部から電源、およびネットアークを接続すればすぐに稼動する為、通常は一年以上かかるデータセンターの構築や立ち上げを短期間で完了できる。また増設も容易で、クラウド化に適している。
提供企業:1,2は大企業、3,4は新興企業
1.サン・マイクロシステムズ
2.ヒューレット・パッカード
3.ラッカブル・システムズ
4.ベラリ・システムズ】
p.208 【「データセンターの寒冷地設置」
:データセンタ消費電力の1/3は機器冷却用→寒冷地(アイスランド等)に設置して電力コスト削減。アイスランドは1980年代からクリーンエネルギー発電への切り替えを推進しており、エネルギー政策先進国として世界から注目を浴びている。現在では国内の電力供給の約八割を水力、約二割を地熱という再生可能なエネルギーから得ており、火力・原子力発電所は一切無い。これは、二酸化炭素の排出量削減に大きく寄与し、グリーンITという時代の要請にもマッチすることから、ヤフーやマイクロソフトなどがデータセンターの建設を進めている。位置的にも、米国と欧州の中間近くにあり、どちらからも接続しやすい為、今後もデータセンター建設が進むはず。】
p.220 【Chrome:グーグル独自のブラウザ。クラウド化対応。】
p.226 【ULCPC:(Ultra Low-cost PC)は、マイクロソフトが自社OSのMicrosoft Windows XPのライセンス発行に際して指定した、廉価版ないし低価格のパーソナルコンピュータ基本仕様(→スペック)と、これを満たす(指定要件を下回る)パソコン製品のこと。ネットブックなど。CPU処理能力の低さをクラウド接続でカバー。また「過剰満足」(使わない高機能搭載の為の価格上昇)にも対応。(◎「イノベーションへの解 実践編 (Harvard business school press)(著者:スコット・アンソニー,マーク・ジョンソン,ジョセフ・シンフィールド,エリザベス・アルトマン,クレイトン・クリステンセン 翻訳: 栗原 潔/翔泳社 / 2008-09-19 /ISBN-13: 978-4798116730)で提唱 】
p.233 【「クラウド・コンピューティング・データ保護法」制定の動きも】
p.236 【「国策としてのクラウド・コンピューティング」:
★中国:無錫(ウーシー)市
:IBMと協力して立ち上げたクラウド・コンピューティング・センターがあり、IBMの「ブルークラウド」技術をベースとしたクラウド・コンピューティング環境が構築されており、無錫市の企業は必要に応じてITリソースを利用する事が出来る。
目的:センターの開設を契機に「中国におけるソフトウェア・ソーシングサービスの一つのモデルゾーンとなる事」。つまり、ソフトウェアの受託開発などアウトソーシングビジネスを展開しようとする企業を育成する為、開発環境などのITリソースを行政が安閑提供するクラウド・コンピューティング・センターを開設したのである。】
p.237~238 【経産省・総務省によるASP・SaaS関連施策
★経済産業省:
1.「SaaS向けSLAガイドライン」(2008.01公表)
http://www.meti.go.jp/press/20080121004/20080121004.html
(SaaSのサービス提供企業とユーザー企業間で合意する事が望ましいサービス内容・範囲・品質などに関する保証基準の共通認識(SLA)のガイドライン)
2.中小企業向けSaaS活用基盤整備事業(2008.03公募)
(中小企業向けの各種アプリケーション(財務会計、税務申告など)をオンライン型で提供するためのSaaS活用基盤を整備し、小規模企業におけるIT活用の底上げと経営力強化、及び小規模企業に対する公的ITインフラの整備・普及を目的とする)
★総務省:
1.「ASP・SaaSの安全・信頼性に係る情報開示指針」(2007.11公表)
(地方公共団体や中小企業などによるASP・SaaSの評価・選択を支援する為、安全・信頼性に係る情報開示項目を必須の項目と選択の項目に分け指定。課金方法、解約時ペナルティ、バックアップ対策などを指定)
2.「ASP・SaaSにおける情報セキュリティ対策ガイドライン」(2008.01公表)(ASP・SaaS事業者が、提供するサービス内容に即した適切な譲歩セキュリティ対策を実施する為の指針。「序編」、「組織・運用編」及び「物理的・技術的対策編」の3編から構成)】
p.242 【「PaaS」:アプリケーションの開発・実行環境をサービスとして貸し出すPaaSは、プロバイダ独自のインフラや開発言語(グーグルのパイソン等)を利用する事から、プロバイダにロック印されてしまう可能性が高まるので、「標準化」の必要性がある。】
p.246 【「Good Enough」(必要にして十分)なサービス⇔「過剰満足」(使わない高機能搭載の為の価格上昇):ミッション・クリティカルな用途を除けばクラウドの利用機会は多いはず。】
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クラウド・コンピューティングとは、
拡張性に優れ、抽象化された巨大なITリソースを、インターネットを通じてサービスとして提供するコンピュータの形態。
[クラウド・ネイティブ]
グーグル (GOOG)
アマゾン (AMZN)
セールスフォース・ドットコム (CRM)
[クラウド・イミグラント]
マイクロソフト (MSFT)
IBM (IBM)
オラクル (ORCL)
AT&T (T)
高度な巣ケーラビリティ(拡張性)
急激なトランザクションの増加や 利用ユーザ数の変化に柔軟に対応可能。
これまでのようにトランザクションのピークにあわせて事前に
大量のコンピュータ・リソースを用意しておく必要はない。
抽象化されたコンピュータ・リソース
計算処理が具体的にどこに存在するどの機種のコンピュータで行われているのか
ということを気にする必要がない。
実際に使用したリソース分だけの料金をサービス・プロバイダに支払う。
HaaS (hardware as a service)
サーバのCPU能力やストレージなどのハードウェアをインターネット経由で提供するサービス。
アマゾンEC2、アマゾンS3
PaaS (platform as a service)
アプリケーションを稼動させるプラットフォーム機能をインターネット上で提供するサービス。
Google App Engine、Force.com
SaaS (software as a service)
アプリケーション・ソフトウェアの機能をインターネット上で提供するサービス。
Gmail、CRM/SFA
時代の流れ
?メインフレーム時代
すべての処理をメインフレームに集約
?クライアント/サーバ時代
安価なPC登場。クライアント側機能が充実。
?Webコンピューティング時代
Webブラウザの利用によって、処理は再びサーバに集中。
?クラウド・コンピューティング時代
ブラウザさえあれば端末は問わない。
サーバの統合、データセンターの統合が進む。
-
?ハード
↓アンバンドリング、オープン化
?ソフト
↓クラウド
?サービス
クラウド時代の主役は「サービス」。ユーザは、そのサービスが
どのような技術や製品を使って提供されているかを知る必要はない。
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会社の同僚の机の上に置いてあったので、30分ほどパラパラめくってみた。
まぁ、良く書けていると思う。
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SaaS、PaaS、HaaSといったクラウドの形態について、そしてGoogle、Amazon、SalesForce.comといったクラウド時代の主要プレイヤーについて、基本的知識を得ることができた。今後クラウドについての情報を消化・理解しやすくなっただろうと思う。あと、本書で繰り返し出てくるSLA、つまりサービスレベルの保証という概念も、重要だと感じた。
大胆な未来予測はほとんど出てこないので、現状把握のためのガイド本として読まれるべき。
末尾近くでの感想。「クラウドの衝撃」は、ユーザーよりもむしろ、提供者であるIT業界にとって、より大きな衝撃なのかもしれない。
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Saas,PaaS,HaaS。クラウドのWebサービスではなく、ITの側面からの解説本。
Salesforce.comは今や知らない人が射ないほどとなってきているが、その他の○aaSも含めてまとめての解説は非常に役に立つ。
また、何故GoogleがChromeをリリースしたのかは、これを読んで納得できた。
確かに、現在のネットサービスを受けてのPCで処理させるにはかなり厳しい状況。そして、そのためのPC/アプリのスペックをユーザーが気にしなければならない”家電”って今やPCぐらい。将来的に大きな変化となる兆しが既に始まっているのかもしれない。
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クラウド・コンピューティングと何か?
クラウド・コンピューティングで何が変わるか?
クラウド・コンピューティング時代に企業はどうすべきか?
入門から業界動向まで一気に掴める良書だと思います。
ただ、具体的な実装等についてはさらに勉強が必要です。
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[○10/10/09完読]まずはクラウド関係の書籍一冊目。意外に良い本だった。直接Amazon EC2をいじったことないけどよくイメージできた(プライベートPaaS的なものを経験したことがあるからかもしれないが。AMIみたいは仕組みはすごく便利)。情報がよく集約されていてかつ具体的。ビジネス系でも技術系でもないちょうどよい中間あたりのレベル。開発系でなくてSIerなどには特にお勧め。クラウドによりICT業界の何かが大きくかわると強く確信できる。
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特に真新しい情報は無かったが、SaaS、PaaS、HaaS等、よく整理されていた。
ただ、クラウドについて、ちょっと煽りすぎな感が否めない。
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最近話題のクラウド・コンピューティングの定義、技術概要、各社動向、今後の課題と展望を分かり易く解説しています。
・クラウド・コンピューティングは拡張性に優れ、抽象化された巨大なITリソースをインターネットを通じてサービスとして提供すること。
・安価な汎用サーバ数万台をNWで接続、オープンソースでコスト減
・壊れて当然、全体最適、エラー忘却型コンピューティング。鍵は運用ノウハウ。
・GoogleやAmazon、セールスフォース等大手の設備投資額は年間数千億円規模。超薄利多売モデル。
漫然と使っていたGoogle Chromeの戦略に納得。
日本の企業にどれだけ受け入れられるかは未知数ですが、知っていて損はない内容でおススメです。
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cloud computing 1) HaaS hardware as a service ハードウエアをインターネット上で提供するサービス(amazon EC2 amazon S3) 2) PaaS platform as a service アプリケーションを稼働させるプラットフォーム機構をインターネットで提供するサービス force.com Google Apps Engine 3) SaaS software as a service ソフトウエアの機能をインターネット上で提供するサービス Gmail
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【090801】
コア/コンテクストとミッションクリティカル/非ミッションクリティカルで分類。
自社開発・Paas/Haas・Saasになる。
大手SIerの従来型SIビジネスは1/4。
Paas上での業務AP開発・Saasの導入支援、カスタマイズが中堅以下の出番。→大手はうまみが少なく、プロバイダは労働集約的で及び腰。
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知れば知るほど、「すげぇ!」って思う。
時間も余り掛からず読了。
しかし、分からない単語、多々。
それを無視しても、すげぇ!
アマゾンのEC2(?)とか、聞いたことあったけど、アマゾン=本屋のイメージが強くてクラウドと結び付いてなかった。
でも、すぐ解決ー
これからはクラウドの時代。(というには遅すぎるかも知れない)
みんなも知っておこう!