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電子書籍
邪馬台国をとらえなおす
著者 大塚初重
邪馬台国の場所と範囲を考えるうえで、もうひとつの視点として筆者が強調しておきたいことは、列島内における古墳出現前夜すなわち弥生時代後期の東国の歴史的展開についてである。二...
邪馬台国をとらえなおす
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邪馬台国をとらえなおす (講談社現代新書)
商品説明
邪馬台国の場所と範囲を考えるうえで、もうひとつの視点として筆者が強調しておきたいことは、列島内における古墳出現前夜すなわち弥生時代後期の東国の歴史的展開についてである。二世紀後半から三世紀前半期にかけて、東国各地の日本海沿岸地域と、太平洋岸の広汎な地域内で、土器が激しく移動していることをどうとらえるべきかという問題である――「はじめに」より
目次
- はじめに
- 第一章 「魏志倭人伝」の謎
- 第二章 「魏志倭人伝」を読む
- 第三章 邪馬台国成立前夜──激動の東アジアと倭国大乱
- 第四章 鉄と鏡の考古学
- 第五章 土器と墓が語る邪馬台国
- 第六章 箸墓=女王卑弥呼の墓の可能性をさぐる
- おわりに
- 主要参考文献
- あとがき
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紙の本
北九州説も畿内説も一長一短あって、どちらも決め手に欠く
2024/03/30 21:19
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投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る
「やっぱり浪漫があるなぁ」というのが率直な読後感です。内容は「考古学からの視点で邪馬台国を考える」ということで、青銅器、鉄、鏡、土器、墓等の分布や流通状況、箸墓古墳の検証等から、多面的に邪馬台国に迫っていきます。北九州説も畿内説も一長一短あって、どちらも決め手に欠くという状況。ただ箸墓古墳の発見により畿内説が有力というのが著者の見解で、その方向にリードしている感も。とにかく、歴史の解明には箸墓古墳の学術調査が必要ですが、宮内庁の頑なな方針には失望します。そんなに天皇のルーツを知られたくないのでしょうか?