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鎌倉と京 武家政権と庶民世界
著者 五味文彦
中世とは、地方武士と都市庶民の時代だった。武士擡頭の契機となった保元の乱に筆を起こし、源頼朝とその前後の政治史をふまえて読み解く、一貫した歴史の視座。生活の場(都市・農村...
鎌倉と京 武家政権と庶民世界
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鎌倉と京 武家政権と庶民世界 (講談社学術文庫)
商品説明
中世とは、地方武士と都市庶民の時代だった。武士擡頭の契機となった保元の乱に筆を起こし、源頼朝とその前後の政治史をふまえて読み解く、一貫した歴史の視座。生活の場(都市・農村・家)と、その場での営為(芸能・文学・宗教・政治)から明かされる、自我がめざめた「個」の時代の相貌。十二世紀後半から十四世紀前半にかけての中世像が鮮やかに甦る。
目次
- 中世への案内──はじめに
- 第一章 中世の序幕
- 第二章 武家政権への道
- 第三章 源平の争乱
- 第四章 鎌倉幕府と武士団
- 第五章 王朝文化の新展開
- 第六章 鎌倉と京の政権
- 第七章 承久の乱と執権政治
- 第八章 中世都市の成立
- 第九章 つながる農村社会
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紙の本
中世日本の社会の実情を生活の場とそこでの営為に着目して解き明かしていきます!
2020/03/24 09:40
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、中世日本、具体的には12世紀後半から14世紀前半にかけての日本社会の状況を生き生きと描いた一冊です。中世と言えば、何か暗いイメージがあり、封建的であまり社会的な進歩がなかったという印象をお持ちの方々も多いと思います。しかし、我が国の中世という時代は、武士の力が強くなり、源頼朝などをはじめとした源氏が活躍した時代でであると同時に、都市が活気付き、庶民の文化が栄えた時代でもあったのです。こうした中世の都市、農村、家といった生活の場とそこで営まれる芸能、文化、政治などの営為をつぶさに見ることで、中世社会の実情を解き明かしていく、とても興味深い一冊です!