無花果の森(新潮文庫)
著者 小池真理子
小雨の降りしきる午後、夫の暴力に耐え切れなくなった新谷泉は、家を飛び出した。隠れ場所を捜し、ごくありふれた地方都市に降り立った彼女は、狷介な高齢の女性画家に家政婦として雇...
無花果の森(新潮文庫)
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商品説明
小雨の降りしきる午後、夫の暴力に耐え切れなくなった新谷泉は、家を飛び出した。隠れ場所を捜し、ごくありふれた地方都市に降り立った彼女は、狷介な高齢の女性画家に家政婦として雇われることになる。降り続く雨のなか、時間だけが静かに流れゆく日々を過ごす泉は、思いがけない人物と出会う……。追いつめられ、全てを失った男女の愛と再生の物語。芸術選奨文部科学大臣賞受賞。
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キャラクターが生き生きしています
2014/09/21 10:50
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:おこめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
テーマには重いものがかなり含まれているのですが、先を早く読みたくなる「不安」と「希望」がそこかしこにあって、ページをめくらせます。
自分も画家ですので、いろいろ考えさせられもしました。圧巻。女は強し
結末に満足
2019/01/20 21:58
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
映画監督である夫の暴力に耐えきれず東京を抜け出して地方都市に逃げてきた泉とそのDVを追っかけていた週刊誌の記者鉄治はその街でたまたま再会し恋に落ちる。できすぎのような二人の出会いだがそんなことはどうでもよくて、バットエンドが好きな私ではあるが最後までこの二人の恋が壊れないことを願いながら読んでしまった。結論から言うと、恋は終わらずに一番いい方向で結末を迎えることになる。実際の芸能界にも怪しげな大物の芸能プロダクション社長がいるが、その男は逮捕なんかされないようだ。この男のことを追求しようとした関西の中堅芸人が仕事を干されている。まあ、現実の世界は小説の世界より厳しいようだ