手のひらの音符(新潮文庫)
著者 藤岡陽子
デザイナーの水樹は、自社が服飾業から撤退することを知らされる。45歳独身、何より愛してきた仕事なのに……。途方に暮れる水樹のもとに中高の同級生・憲吾から、恩師の入院を知ら...
手のひらの音符(新潮文庫)
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
商品説明
デザイナーの水樹は、自社が服飾業から撤退することを知らされる。45歳独身、何より愛してきた仕事なのに……。途方に暮れる水樹のもとに中高の同級生・憲吾から、恩師の入院を知らせる電話が。お見舞いへと帰省する最中、懐かしい記憶が甦る。幼馴染の三兄弟、とりわけ、思い合っていた信也のこと。〈あの頃〉が、水樹に新たな力を与えてくれる――。人生に迷うすべての人に贈る物語!
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
感動でした。
2019/10/13 11:05
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまのぷー - この投稿者のレビュー一覧を見る
初めて読む作家ですが、あらすじに惹かれ手に取り、結果最高でした。
久々に自分で良い本見つけたーという大満足な本でした。
内容は思っていたより、奥深くて切なくて、久しぶりに心の奥がうずうずする気持ちになりました。少し間を置いて、また読み直したいと思うほどの良い本だと思いました。
温かい涙が流れる
2018/10/08 01:15
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:本のとり - この投稿者のレビュー一覧を見る
登場する人がみんな温かい。
過去の自分があって、今がある、人生悪くないかもと思える本です。
胸に響く言葉が数多くあります。自分の闘い方で勝てばいいんだと、勇気を貰えます。
ただタイトルと装丁から音楽の話かと思われるのが、いいのか悪いのか?人におすすめするときに勘違いされました。
読了
2018/09/12 23:18
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:六連星 - この投稿者のレビュー一覧を見る
誰にだって壁にぶち当たって進路変更をせざるを得ない場合や、順風満帆な航路から艱難辛苦の茨道を進む場合もある。
そんなときだって俺たちは前に進むしかないんだ、そうすることでしか人生は切り開けないんだ。
過去がどうであれ、未来が明るいならそれでいいじゃないか。もがいてあがいて頑張ってるのはお前だけじゃない、みんなも人生の喜怒哀楽を経験してるんだ。
だから前に進もうと背中を押された小説でした。
しみじみと魅了!
2018/05/29 09:38
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:しんごろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
すごくインパクトのあるシーンはないんですが、しみじみとただしみじみと魅了される作品でした。裕福ではないんだけど日常的で、それぞれの生活や人生を抱えた登場人物達と共に、困難や楽しいときを過ごした気持ちにもなりました。場面によっては感情移入しちゃう場面もあり、個人的には圭くんのところでウルウルしちゃいました。正浩の闘い方に関する言葉、信也のドレミの歌、所々の素敵な一文に自分が忘れて失ってたものを、思いださせてくれ、明日も頑張ろうと思う素敵な作品でした。とにかく心に静かに深くしみてきます。
読むのに時間かかりました
2019/04/07 21:54
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:金柑露 - この投稿者のレビュー一覧を見る
信也の家族の話のところ。その時代の周りの大人達の対応、正浩、信也、悠人の兄弟、徹、水樹の兄妹、それぞれの両親の話と、幼い頃に想いあっていた信也との思い出…
幼少時代の話が少し辛かったから読むのに時間がかかったのかもしれないけれど、これは今の時代もある話だと思う。未成年で、辛くて人生諦めてても、周りに自分をしっかり見ていてくれた大人がいたら道は開ける。背中を押してくれた恩師がいるから水樹も夢を叶えられた。
大人になって、信也まで行きつくところが長い。行き着いたと思ったら短い…が、年齢を思うともっと早く再会してたら、、とも思うけどそれも人生。そんなに波のある話はなかったけれど、切なくて切なくて。疲れました。最後は少し明るい気持ちで読めました。
深い物語
2024/10/28 01:50
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なお - この投稿者のレビュー一覧を見る
書店で平積みされていたのがたまたま目にはいり、あらすじを読んで買ってみた。
いざ読み始めてみると、あらすじからは想像出来ない深い内容の物語だった。読むのがつらい部分も…。
主要な登場人物のひとりひとりがしっかり描かれているので、存在感があり、ストーリーにも説得力がある。
中でも、姿を現さない信也がとても魅力的だ。
もっと早く再会出来ていたら…と思わなくもないが、一度遠くに離れてしまった人と、人生の途上でまためぐり逢える幸運(幸福)に、遅すぎるということはないのだろう。
最後の場面がとても良かった。
みんな幸せになってほしい。
そう願わずにいられなかった。
いい!
2021/09/11 14:32
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本屋で見かけて、面白そうだなと興味を惹かれて購入しましたが、内容もすごく面白く、心がおだやかになる作品でした。
スローラブストーリー
2019/01/07 19:16
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Masetto - この投稿者のレビュー一覧を見る
店頭で何気に手に取って買った。 はじめて読む小説家の小説。 良かった。 最初は京都の団地に住む裕福でもない家庭の子供のたちの それこそ幼稚園から高校までの関わりが書かれていて 主人公の水樹は幼馴染の信也と東京の専門学校に進学した後音信不通となる。 長い大人の時間をへて デザイナーとしての仕事のこと実の家族のこと 長い時間を経て再会した高校の同級生とか先生とか。。。やがて いろいろつながって 27年?ぶりにあるべき所に。。。
最後ははっきり書かれていないけど。
皆一生懸命生きていて ああ、良かったという面もあるし、なんでこんな大変なことに? なんでこうなった? というところもあって まさに人生!というのかな。
すばらしいです
2018/08/23 14:38
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:トール - この投稿者のレビュー一覧を見る
読み終わって、ほーぅとため息が出ました。心に沁みるものがありました。先読みとか深読みとかせず、素直に読むといいです。
文庫で初めて知り、読んでみたところこれは本当にいいぞ!と感じたので、改めて単行本を手元に置きたいと思いネットで注文したところ、届いた本を見てがっかりしてしまった。なんというか、表紙が薄っぺらいのです。並製本と言うのでしょうか。単行本なのでもっとしっかりとした装丁の本を想像していたので、ちょっと悲しい。
大好きな本なので自分で表紙つけ直そうかなぁ…。
初めての藤岡さん
2018/07/21 15:11
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:端ノ上ぬりこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
この作家さんも、初めてです。心にしみる作品でした。
水樹はデザイナーとして活躍していたが、会社が服飾関連から撤退する方針であると聞かされ、これまでの自分はなんだったのか、仕事が無くなったらどうすればいいか、思い悩む。ある日同級生だった憲吾から遠子先生が入院していると、連絡が入る。信也だけ連絡がつかない事を聞かされ、子供時代の回想が始まる。
良い人に恵まれた水樹の頑張りは、心が安らぎました。
30代後半から40代の女性向け?
2020/05/25 07:15
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:makiko - この投稿者のレビュー一覧を見る
40代独身のデザイナーをしている女性が主人公。勤務先が服飾事業から撤退、恩師は余命短く入院中という状況の下で、幼い頃からの出来事を振り返るストーリー。幼馴染の男の子をいまだに想っていて、その男の子もいまだに彼女を想っているとわかる…という辺りは出来過ぎな感じもしましたが、好きな人に出会えないまま独身でいる30代後半~40代の女性にはキュンとくるかも(いや、むしろイラっとするか?そんなことあるわけないじゃん、と。)。
帯につられて買いました
2019/06/25 23:05
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ponkan - この投稿者のレビュー一覧を見る
思ってたほど感動はしなかったかなあ・・・
ハードル上げすぎたかな。
子供のころの回想シーンとかなんともやるせなくてグッとくるところとかもあったんだけど
どうもうまく感情移入していけなかった感。
また時間が経ってから読むと感想も変わるのかも。