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電子書籍
人妻になった義姉
著者 葉月奏太
継母を亡くし、血の繋がらない姉・詩帆とふたりで生きていくことになった俊平。隣で眠る義姉の姿にかつてない激情を覚え、それからずっと詩帆にだけ想いを寄せていた。結ばれることの...
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人妻になった義姉
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人妻になった義姉 (イースト・プレス悦文庫)
商品説明
継母を亡くし、血の繋がらない姉・詩帆とふたりで生きていくことになった俊平。隣で眠る義姉の姿にかつてない激情を覚え、それからずっと詩帆にだけ想いを寄せていた。結ばれることのない、許されない関係。やがて義姉は結婚し人妻となってしまった。義姉夫婦の初夜を盗み見た俊平は詩帆の媚態に釘づけに。そんな俊平が、大学の後輩でアイドル的存在の茉莉亜から告白される。義姉の反応を確かめたいという誘惑に逆らえず、彼女と付き合うことになるのだが――?
目次
- 第一章 嘘からはじまった恋
- 第二章 義姉の寝室
- 第三章 鬱蒼とした森で
- 第四章 禁忌の契り
- 第五章 もう二度と離さない
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紙の本
偽りの恋愛と偽りの結婚がもたらしたもの
2017/02/19 18:34
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る
本当の気持ちを確かめたくて望まぬ恋愛に至った義弟と、その義弟と離れたくない一心で望まぬ結婚に至った義姉。この2人の選択が結局は遠回りになってしまったという切ない姉弟愛物語である。
恋人【茉莉亜】21歳
主人公の1歳年下で学園のアイドル。はっきりとした勝気な性格で主人公とは同等以上の関係になっているが、しおらしい恥じらいを時折見せるギャップの魅力もある。一応の恋人関係だが、その始まりには何やら思惑があるようで、主人公の秘めた想いにも薄々気づいている様子。近寄りがたい美貌が災いして未だに生娘なのを気にしており、早く大人の女になりたい思いから主人公に「初めて」を捧げる。
義姉【詩帆】30歳
主人公が秘めた想いを傾けるメインヒロイン。父の再婚相手の連れ子として主人公の前に現れ、その父母の亡き後もずっと苦楽を共にしてきた。そうした絆に加えて主人公の学園生活を援助するために望まぬ結婚を決意する。結婚相手の理不尽な責めも健気に耐え、全てを義弟のために費やすかの姿が儚げでもある。
大学の卒業を間近に控えた主人公22歳の初春から話は始まるが、詩帆との生活やオンナを意識した場面、あるいは詩帆の結婚と居候状態だった主人公の大学時代に茉莉亜との恋愛などが過去回想やそれに近い形で描かれていくために現在と過去が交錯するような構成でもある。
前半のハイライトは新婚間もない詩帆の新居へ居候していた大学時代であろう。義弟と仲の良い詩帆にやっかみの嫉妬心を抱く結婚相手(企業の御曹司)によって煽られるように夜の営みを見せつけられ、その横柄で高飛車な色責めを覗き見て憤りを覚えるものの興奮してしまう後ろめたさもたっぷり。そんな寝取られ描写がじっくり描かれている。
後半では望まぬ同士ながらも恋愛関係が少しずつ高まっていく主人公と茉莉亜にスポットを当てつつ、主人公が新居を飛び出したことで始まってしまった詩帆の不幸がクローズアップされる。起承転結の「転」ではあるが、これを茉莉亜の方面から解決へと向かわせるのが秀逸。茉莉亜にも人に言えぬ過去があり、それを切り抜けた現在があることで主人公の未来への指標となっている。
その結果として茉莉亜とは切ない幕切れを迎えるようにも見えるのだが、元より目標のある2人だと改めて示されることで読み心地は良好。むしろ茉莉亜の未来にも応援したくなる「もう1つの結末」と言えよう。
元来が控えめで生真面目な詩帆と主人公なのでトラブルが解決した後も関係は遅々として進まないのだが、それを微笑ましく見せつつ「もぅ邪魔も迷いもないのだから、もっとガツガツいったらどうよ」と背中を押したくなる様子が最終章を丸々使って描かれるのは心暖かくもあり、ちょっぴりもどかしげでもあり、それでいて最後の最後に見せた詩帆の積極さが興奮度を高めたりと、なかなかに感慨深げな余韻を残してくれている。また、本作では義理とはいえ姉弟という許されない間柄ではあったが、恋愛にせよ結婚にせよ、本心を偽って結ばれても幸福は訪れないことを示しているようでもあった。