商品説明
今は学生でいたくなかった。コンビニでバイトし、青くない海の街でひとり暮らしを始めた。唯一のアイデンティティは深夜ラジオのリスナーってこと。期間限定のこのエセ自立で考え直すつもりが、ヘンな奴らに出会っちまった。つまずき、人づきあい、好きだって気持ち、夢……若さと生きることのすべてが詰まった書下ろし長篇。
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紙の本
まさに現代の出来事
2017/03/20 23:57
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にんじん - この投稿者のレビュー一覧を見る
とても親しみが持てる作品です。
私はそれほど頻繁にラジオを聴かないのですが
すぐ身近で現代の出来事だからなのか、
それとも似たような若者達がいるからなのか、
まるで本当に彼らが存在しているかのようでした。
そして本書で人を信頼出来なくなることも、そこから救うことも人の力であることを再確認させられました。
そんな生きることの辛さを感じながらも再び前に進んでいった彼らに、私はとても励まされました。
紙の本
あなたにも明るい夜がある。
2016/12/23 10:35
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:GORI - この投稿者のレビュー一覧を見る
ことば、こころ、明かり
夜を彷徨う若者達。
明るい何かを求めて彷徨っている。
あなたの内に明るい夜はなかったか?
深夜ラジオ番組というマニアックな話題にはついていけなく読みずらかったが、
我慢して読んでいるととっても良い読後感の一冊。
ことば、人の思いがとっても生き生きしていて読んでいて瑞々しい。
こうあらねばならないと考える人は多い。
そんな風に生きていけない人は駄目な人?
主人公の富山はそんな場所から逃げるようにコンビニのアルバイトをしながら1年間を過ごす。
ただただ明るいコンビニに集まる虫のように。
そんな富山にも明るい夜を求める3人の友人達との交流が始まる。
人には理解されない思い、苦しみにそっと気づいてあげられる人たち。
そんな人たちが主人公の中にある明るい夜に気づかせてくれ再び歩み始める。
最後まで読み続けて良かった。
紙の本
静かで暗い部屋でラジオから聞こえてくる声がなぜか明るく感じられる
2018/09/07 14:15
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Buchi - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルがいいですね。
高校生の頃、深夜にオールナイトニッポンを聴いていたことを思い出しました。静かで暗い部屋でラジオから聞こえてくる声だけが、なぜか明るく感じられた、あの感覚.... 自分もうまく人との関係を持てなかった二十歳前後のあの時代、そんな気持ちにダブってくるような内容にすこしドギマギしました。
この本を読むと、なんでもいいから自分の一番好きなことをしていれば、自然と出会いもめぐってくるし、そこからあらたな絆が生まれていくんだなと素直に思えます。
電子書籍
作者の愛情を感じる
2018/02/16 22:44
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ポッター - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公はある事がきっかけで、現在は大学を休学して、コンビニのバイトをしながら
深夜ラジオのリスナー。
そのコアな存在に対し、作者は愛情ある描写によって人物達に親近感を覚えた。作者の人の描き方大好きです。
紙の本
ANNが聞きたくなる
2016/12/04 19:42
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:AKR1703 - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公が大学生にしてはやや幼い感じ。抱えている問題やトラブル、深夜放送への入れ込み方も高校時代にありがちなのではないかと思う。(まあ、高校生では深夜バイトはできないけど。)主人公たち4人の結びつきがとても繊細に描かれていて、作品の空気感もよかった。特に鹿沢先輩には、ぜひ“歌い手”としてブレイクしてもらいたい。