読割 50
電子書籍
和算の侍(新潮文庫)
著者 鳴海風
天才算術家関孝和に師事し、葛藤する中で円理を究めた高弟建部賢弘(かたひろ)。その苦闘の生涯を描く「円周率を計算した男」(歴史文学賞受賞)ほか、独学にして大酒飲みの奇才久留...
和算の侍(新潮文庫)
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和算の侍 (新潮文庫)
商品説明
天才算術家関孝和に師事し、葛藤する中で円理を究めた高弟建部賢弘(かたひろ)。その苦闘の生涯を描く「円周率を計算した男」(歴史文学賞受賞)ほか、独学にして大酒飲みの奇才久留島義太(よしひろ)、算学者であり大名だった有馬頼ゆき(よりゆき)、百姓出身で孤高の算術家山口和(かず)など、江戸の天才数学者たちを主人公に、数奇な人生模様を情感溢れる筆致で描く、和算時代小説の傑作。『円周率を計算した男』改題。
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紙の本
和算に身をささげた6人の天才の物語です!
2017/01/25 08:55
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、鳴海風氏の和算に人生をささげた6人の物語です。建部賢弘、久留米義太、有馬頼倖、会田安明、山口和、石黒信由の6人です。中でも歴史文学賞を受賞した「円周率を計算した男」も収録されており、和算に興味のある方にはたまらない一冊でしょう。
紙の本
『円周率を計算した男』ー改編
2018/07/22 20:55
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:遊糸 - この投稿者のレビュー一覧を見る
六年ほど前、『円周率を計算した男』(新人物往来社、1998年)を読んだ筈だが、あまりよい印象は残っていなかった。(星二つ、と記録してあった)
今回読み直しても、やはり楽しめなかった。
登場人物が類型的で、いかにも拵え物のような話の筋をなぞっているだけに思えてしまう。生きている人間のようには感じられない。
だいたいにおいて、人が会話しているときというのは、ひとりが長口舌で状況を一から十まで説明するなんてあり得ない。
最後の短編「八尾の廻り盆」は、文庫化にあたり、旧版にあった「やぶつばきの降り敷く」に代えて書き下ろした作品の由。
これは、単行本出版時から二十年ちかく経ているのだろうか、さすがに手慣れた感のある作品となっている。
この作品により、星三つでよいかな、と思った。