紙の本
結婚の意義
2017/03/29 20:23
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投稿者:真太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ほんの作り方が、白と黒で上下読む方向を変えててユニーク。そして、どちらを先読むかで「結婚」の印象がぐっと違う。個々で抱くイメージによって、よくも悪くも、幸か不幸かも紙一重の結婚の世界。
紙の本
木原さん目当て
2017/03/24 23:27
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投稿者:Sota - この投稿者のレビュー一覧を見る
雑誌掲載時も読んでいて、単行本になって、読むの二度目なのに、やっぱり、引き込まれてしまいます。恐るべし木原ワールドです。
最初は、我儘な女に振り回されながらも、好き勝手言ってるなぁ、と思ってただけでしたが、男出産法あたりからは、黒いワールド全開で、なんとも言えない終わり方でした。でも、面白かったです。
紙の本
やられた!
2018/10/28 12:54
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投稿者:うりゃ。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「黒い結婚」側から読みすすめた。どれもまとめサイトで良く見る状況ながら、うまくやられたなぁという料理のしかた。
「愛の結晶」は、女性ならたぶん想像した社会。
「白い結婚」は「いつか、二人で。」が冒頭でオチ割れしたが、他のに作はおもしろく読めた。
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結婚は墓場か、楽園か。。。
黒い結婚は怖すぎてもう嫌になった笑。窪さんの作品はさすがの筆力。深沢さんは真っ黒すぎてうんざりした笑。2日前まで韓国に行ってたのでより思うことがあったけど。
クラクラするくらい黒い結婚と、白々しくうつってしまう白い結婚。
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(2017/5/19読了)
白黒、表表紙裏表紙からはじまる綴じ方で、真ん中で最終話の最後は文字が隣同士逆さまになってる。以前にも、共作でこういう形のを読んだことがあった。
タイトルにならい、まず黒から読んだ。突拍子の無さ、読後には不快感が残り、なので白には期待しなかった。
あまり読まない作家さんばかりだったので、新しく発掘できると思ったのに残念だ。
(内容)
7人が競作!男と女の不思議なかたち。墓場か、楽園か。
(目次)
黒い結婚
水際の金魚 … 窪 美澄
かっぱーん … 深沢 潮
愛の結晶 … 木原 音瀬
家猫 … 中島京子
白い結婚
いつか、二人で。 … 成田 名瑠子
ダーリンは女装家 … 森 美樹
シュークリーム … 瀧羽 麻子
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装丁から素敵な一冊だった。 黒い結婚版は 悪い結婚というか 読んでて辛いものがあった。 白い結婚版は 純白のウェディングドレスのようなうっとりするお話が載っていた。 交互に読んで 後口がいい感じだった。
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結婚をテーマにした7人の作家による競作。「人気作家」と謳っているが、読んだことがあるのが、窪美澄のみで、あとは全て初読みの作家さん。でも、抵抗なく読めた。表紙にもあるように、「結婚は墓場か、楽園か」をテーマにしており、黒い結婚の方は、今流行りの「ゲス不倫」や宗教絡みに近い結婚詐欺など、読んでいて、本当に「墓場」と感じた。その分、後から白い結婚を読むと、ほっとするから、良く出来た内容だと思う。
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男と女の不思議なかたち。
結婚は墓場か?楽園か??
〈黒い結婚篇〉窪美澄、深沢潮、木原音瀬、中島京子
〈白い結婚篇〉成田名璃子、森美樹、瀧羽麻子
窪さん狙いで読んでみましたが、中島さんが秀逸でしたw
・・・ってゆーか、白でも、結婚ってそれなりにブラック?とか思わされちゃいました~~www
いやー、他人だもんね、ホント。紙切れ一枚だけの契約で家族になってるってだけだもん。コワイわー!www
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途中から活字が逆さまになっていて製本ミスかとびっくりした。なるほど白と黒の境界線ってことね。
お気に入りの窪美澄の”水際の金魚”面白く読む。
こんな結婚生活だったら不幸だろううな…
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結婚は墓場か楽園か?
〈黒い結婚〉
窪美澄「水際の金魚」、深沢潮「かっぱーん」
木原音瀬「愛の結晶」、中島京子「家猫」
〈白い結婚〉
成田名璃子「いつか二人で」、森美樹「ダーリンは女装家」、瀧羽麻子「シュークリーム」
瀧羽麻子以外は初読み作家さん。
黒い結婚はどれも面白かった。
・中島京子「家猫」一番面白かった。価値観、認識の違い。誰も悪意がないのに、皮肉が効いていて、上手いなあと思った。
・深沢潮「かっぱーん」日韓の結婚。荒唐無稽、でもありそうな展開がなんとも面白かった。
・木原音瀬「愛の結晶」近未来、男も子どもが埋める時代の話。いつまでも男の沽券にこだわっていてもね。
〈白い結婚〉の「シュークリーム」も黒い結婚に近い気がする。まわりのウケが良くても、面倒なことは彼女に押し付けて、いいとこ取りの男って嫌だな。
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「黒い結婚」の方は胸糞が悪いというか、救いがない感じ。「白い結婚」は眩しくて尊くて・・・同じ「結婚」なのにこんなにも違う、という対比が面白かったです(まぁ、「白い結婚」も順風満帆なわけではないのですが)。まさに「墓場か、楽園か。」だなと。
本の仕組みもちょっと変わっていて、表から読んだら「黒い結婚」、裏から読んだら「白い結婚」となっています。読む順は、個人的には黒→白がお薦め。
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黒から読むか、白から読むか・・・
少し悩んで黒→白の順番で読んでみました。
読後感を考えると正解だったかな。
表紙にあるように、
結婚は、墓場かはたまた楽園か
黒白に分けて7人の女流作家が、
どちらかのパターンの結婚を描いています。
でも結婚って白一色や黒一色ということはなく
白だと思っていた生活がある日突然黒に変わったり
ず~っとグレーばかりの生活が続いたり
白の中に一点だけポツリと真っ黒いシミができたりと
白と黒が混在してこそのものだろう。
もしかしたら周りからは真っ黒と思われていても
本人だけは真っ白に感じている場合だってあるかも・・・
単色の物語が揃う中、最初の黒と最後の白は面白かったなぁ♪
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7人による結婚をテーマにした短編集。白=楽園が3編、黒=墓場が4編。
表紙がふたつ、開く方向もふたつで、白黒完全に分離していますが、うーん、多くはグレイなんじゃないでしょうか。
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結婚したばかりなので、結婚をテーマにした本が読みたくて選んだ一冊。斬新な装丁で面白かったです。白黒白の順で読みましたが、わりとみんなグレーな感じ。白の「いつか、二人で」が1番白かったと言うか読後感が良く、でもやはり窪さんのお話が印象に残る。
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初めに「黒い結婚」の章を読んでゾクゾクした後に、「白い結婚」で涙、涙…。『いつか、二人で』は1番のお気に入り。結末まで読んだら、あ〜そういうことだったんだ、って振り返られます。